December 31, 2007

大晦日のモグランポ

  
31日午後4時現在のモグランポの現状です。

画像の表示通りから見たところ。

足場が組まれ、ネットが張られ、外灯や換気扇フード、コテが取り外されています。
外回りは1月の半ばぐらいにならないと取り掛かれないだろうなぁ。

画像の表示カウンター越しに見た厨房内。

ダクトや換気扇が取り付けられ、カウンターの裏側には耐火ボードが貼られている。
モノがないので広く感じるが、鉄板や厨房機器が入ったらいっぱいっぱいになってしまうだろうね。

画像の表示階段下から2階を見上げる。

手すりがついて、照明器具がついたら、またちょっと雰囲気が出ると思う。

画像の表示2階席入口付近。

今回の目玉、掘りごたつ式になった貸切り専用の個室。
こちらも仕上げを終えたら、またガラッと雰囲気が変わるハズ。
まだ座布団を決めかねているが、新年明けたら早々に買いに行かなければ。


ご覧のように、完成までまだしばらくかかってしまいます。
1月の半ばくらいにおおよそ仕上がって、鉄板や厨房機器を入れてから、さらに準備期間に10日余は必要なので、おそらくオープンは2月になってしまうかもしれません。
さすがに2ヶ月も休むとキビシイのですが、その分じっくりと内容をつめて妥協のないようにしたいと思っています。
どうか、もうしばらくお待ち下さいませ。

さて、2007年もあとわずか、なんとか無事で年を越せることに感謝しつつ、新年が皆様にとってよい年でありますように、お祈り申し上げます。
また、リニューアルオープンしたあかつきには、ぜひモグランポに足をお運び下さい。








19:11:40 | mogmas | | TrackBacks

December 30, 2007

モグランポ、今年の10大ニュース

  
今年も残すところあと2日になった。
いろいろなことがあった1年だった。

このブログに書いた記事の中から、今年のモグランポの10大ニュースを拾ってみた。

1月、「ノリちゃん」夫婦、赤ちゃんとともに来店。
   いやぁ、ほんとびっくりしちゃったね。
   なんたって、あの悪魔の「ノリちゃん」がお母さんになっちゃったんだもの。
   
2月、東京マラソンに「auちゃん」パパ出場、見事完走す。
   悪天候だったのに頑張ったね。
   いつかオヤジもホノルルマラソンを完走したいものだ。
   
3月、カネゴン誘拐未遂事件。
   どこの酔っ払いだか知らないが、重たかったろうね。
   それに目立つし、あやし過ぎで、すぐに足がついちゃうだろうし。
   イタズラした人、今後金運下がるぞ〜。
   残念ながら、リニューアルした店にカネゴンの居場所はないのだ。

4月、アレキサンダー大王ご来店。
   スコットランドの「ジョニーさん」の兄上、初来日のお目見え。
   インターナショナルな夜で楽しく盛上がりました。
   あの時あげた鉢巻きとフンドシ、今でも愛用してくれているのだろうか ?

5月、モグランポ開店10年イベント
   10円お好み焼と10円生ビールなんてやったけど、あまりに安くて怪しすぎたかもね。
   記念のオリジナル芋焼酎は、装いも新たに引き続きリニューアル後も登場します。

6月、第1回 モグ・ツアー 決行 !!
   ごくごく親しい常連さんで、月曜日と火曜日が休める人限定の、直行バス付き格安温泉旅行を決行した。
   往復バス付き1泊2食付きで、なんと5,080円。
   この値段なので食事は推して知るべしだが、温泉はけっこういいし、部屋も悪くない。
   持ち込み持ち込みで、ベロベロなばか騒ぎをしたのでありました。

7月、「反省期」の「ヒトリモン」先生、バッサリ斬られる。
   反省しまくりの「反省期」をむかえた「ヒトリモン」先生、偶然隣り合わせた女性客に、
   「50過ぎた“ヒトリモン”のオヤジに言い寄ってくるのなんて、中国人かフィリピン人しかいないじゃん」
   「だよねーっ」
   偶然ってホント怖いよねぇ・・・。

10月、おでんを試験的にはじめる。
   モツ煮込みに続いて、前々からやってみようと思っていたおでんをはじめた。
   リニューアル後は、この2つのメニューにもっと力を入れていきたいと考えています。

10月、かあちゃん、間一髪の鍋焦し。
   今考えても恐ろしい。 危うく火事になるところだった。
   リニューアル工事を控えてボヤなんてだしたら、痛くない腹も探られちゃうじゃないか。
   かあちゃんは、自分の失態を深く深く反省しているハズである。たぶん・・・・。

11月、店の解体工事始まる。
   名残惜しいが、壊さないことには先へ進めない。
   さらば鉄板、さらばカウンター。

11月、「ジョニーさん」の寿
   モグランポ最後の夜、大勢の常連さんがいる前で、スコットランドの「ジョニーさん」の口から、ついに「ヒカルちゃん」と結婚することが明かされた。
   割れるような喝采がふたりを包んだ。
   来年は忙しい年になるね。

12月、さらば「ハーバーくん」。
   10年近く努めた店を辞め、自分の将来のために、更なる勉強と修行を兼ねて、「ハーバーくん」は来年イギリスに旅立つ。
   英国人がさぞや迷惑することだろうと思うが、やると決めたからにゃぁ、インターナショナルな調子コキを極めて、きっと大成してもらいたい。
   このお話は、また改めて記事にする予定である。

いやいや、いろんなことがありましたねぇ。
さあ、もう一踏ん張り !!

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December 28, 2007

ミッキーとおネンネ

  
ホームセンターに買い物に行った。

他にないものは自ら作るよりないので、日夜無い知恵を絞って考えたものを実践するために、ホームセンターの広い売り場をウロウロウロウロ、カートを押しつ戻りつ、品物を手に取り、また戻し、レジにたどり着いた時は、自宅で工作するための木材やパーツ、改造して使えそうなあれやこれやでカートは満載になった。

手作りは食べ物だけではない、細かいところに店主の思い入れを注ぎ込むのだ。
試行錯誤で作っていくうちに、いろいろなことが見えてきて、これから仕上げなければならない新メニューにも命が吹き込まれていくだろう。
少しでも前進して年を終えたい。

せっかく買い物にきたついでに、毎日朝早くから遅くまで仕事をしてくれている大工の棟梁に、遅ればせながらプレゼントに仕事着や靴下を買い、ばあさんにはホッカイロを大量に買い、かあちゃんは米を買った。
寝具の売り場で、テンピュールの低反発枕が安かった。
心が動いたが、オヤジの頭にはちょっと高さがありすぎるので、諦めて行き過ぎようとしてふと見ると、子供用の枕にも低反発ウレタンのものがあって、高さは低く座布団ぐらいで、オヤジのやんごとない頭にはちょうどいい高さで、値段も安い。
ただ気になるのが、枕カバーにミッキーマウスやプーさんなどがプリントされていることだ。
反省期のオヤジがプーさん枕で寝ているってのはどうだろう ?
「いいんじゃないの、誰に見せるわけでもないし」
かあちゃんがそう言うので、来年の干支でもあるし、ミッキーとミニーの(たぶんパチモノ)枕を買った。

画像の表示ワーイ、今夜からミッキーとミニーとおネンネだぁぃ。

ネーミングに引かれた低反発クッションがあった。

画像の表示「家出クッション」

「小さな反発」「ホントに家出しないでください」だって、うまい !!

さあ、今夜は夜更かししないでミッキーとミニーと一緒に早く寝よう。

明日は「ハーバーくん」くん倉庫に入れさせてもらった荷物の搬出だ。
雲行きも怪しく、小僧しか応援がいないが、何とかなるだろう。
そして年末年始は筋肉痛で過ごすことになるのだ。





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December 27, 2007

少年探偵・春田龍介

  
春田龍介くんは中学2年生。
成績優秀のうえ、蹴球も野球も得意な利発な少年だ。
お父様の春田博士は大学の物理の教授で、驚異の無燃料機関を搭載した「C・C・D潜水艦」を発明し、世界中の学者と軍関係者から注目と羨望の的になっている。
だがその発明を狙った、某国の軍事探偵や悪漢共が次々と春田くんと父上に襲いかかってくる。
しかし頭脳明晰で、拳銃の腕前も人一倍、自動車を操り警視庁にも顔が利く少年探偵・春田龍介くんは、相棒のメリケン壮太とともに敢然と謎と悪に立ち向かい、ことごとくこれに打ち勝つのである。

素晴らしい !
かの「山本周五郎」の知られざる探偵小説全集の第一巻。
時は大正末から昭和のはじめ頃、口に糊するため書いたという側面もあるだろうが、当時の少年少女(いや、現代の反省期の少年も)はワクワクして読みふけったに違いない冒険活劇の主人公像は、鉄人28号を駆る金田正太郎くんへと綿々と引き継がれてゆく少年探偵の王道だ。
なんたって後に時代小説の名作を生み出した「山本周五郎」のストーリーテラーたるや、子供向けとは侮れない展開とセリフの妙で読ませます。

長いこと異星の水に慣れてしまっている「宇宙人ジョーンズ」も、メリケン壮太のベランメイな口調や、大時代な言い回しを読めばグッと来ちゃうのは間違いない。

「へん、オイラの親分は龍介さんで、そしておいらはメリケンの壮太よ、矢でも鉄砲でも持ってこい !!」
「ええ、ようござんすとも。あっしにゃ学問のことはわからねぇが、鬼の一疋や二疋ぶち殺す役ならいつでも引受けますよ」
「やかましいやい毛唐め、おいらぁ拳骨(メリケン)壮太さまだ。サルビヤ号で喰らった拳骨の味を忘れやがったか」

てな具合。
少年探偵・春田龍介の大活躍で解決した事件で感化を受けたメリケン壮太は、不良青年をやめて、忠実な助手として働くのだった。

なんせ各タイトルからして冒険活劇な感じである。

「危うし !! 潜水艦の秘密」「黒襟飾(ネクタイ)組の魔手」「幽霊屋敷の殺人」「骸骨島の大冒険」「謎の頸飾事件」「ウラルの東」「殺生谷の鬼火」「亡霊ホテル」「天狗岩の殺人魔」「劇団・笑う妖魔」

いやぁ、グッときちゃいますねぇ。

この「山本周五郎」探偵小説全集は、居候の「写メ子」が「反省期」にプレゼントしてくれたものだ。
第一巻の「少年探偵・春田龍介」と第二巻の「シャーロック・ホームズ異聞」を贈ってくれたのだが、別冊も入れて全七巻の内、現時点であと二巻発売されている。
たまらず、先日ネットで第三巻「怪奇探偵小説」を注文してしまった。
一話一話が簡潔で読みやすく、ちよっとした気分転換がてらに読めてしまうので、眠れない昨今ちょうどいい読物になっている。

ところで、贈ってくれた「写メ子」は「山本周五郎」を知らなかったし、読んだこともないという。
嗚呼、嘆かわしや。
テレビのCMで若者が「椿三十郎、サイコー」などと言っておるが、その原作は「日々平安」で、黒澤明監督作品では「赤ひげ」「どですかでん」、最近では「雨あがる 」小泉堯史監督、「かあちゃん」 市川崑監督、「海は見ていた」 熊井啓監督、
「SABU 〜さぶ〜」 三池崇史監督と続き、その他テレビや舞台にも多く取り上げられている。

「樅ノ木は残った」 「赤ひげ診療譚」 「天地静大」 「五瓣の椿」 「青べか物語」 「季節のない街」 「さぶ 」
など名作も多く、文豪というに相応しいが、「直木賞」を辞退した唯一の作家で、「つま先立ちの文学」などと記憶していたが、どうも事実はそうではないようだということが、本の巻末の編者解説を読んでわかった。

本は読んでいるからといって、偉そうなことを書いたが、「山本周五郎」の生い立ちやら細かなことはほとんど知らなかった。
不勉強も甚だしい。

本名「清水三十六」(しみず さとむ)。
大正5年に小学校卒業と同時に質店の「山本周五郎商店」に徒弟として住み込み、店主の「山本周五郎」が文芸に理解を持っていたため、独り立ちするまで様々な面で援助を受けたことへの恩義からか、のちにペンネームを「山本周五郎」としたようだ。

ヘーぇ、こりゃ改めて、自宅にある蔵書を読み直した方がいいな・・・・。

10:44:00 | mogmas | | TrackBacks

December 25, 2007

はじめてのイブの夜のお出かけ

  

一週間ぶりの酒を堪能した。

場所は「ヒトリモン」先生宅、「通称ゲー賓館」。

たらふく飲んだが記憶をなくすようなことはなく、その代わりに、午前3時を過ぎたら急激に睡魔が襲ってきて、ゴロンと床に寝っころがった途端に落ちてしまった。
むろんこの家の主は、一足お先に天国へ旅立っている。

他にも数人があちこちで倒れていて、正気を保ってこの家を午前様に後にしたのは、酒を飲まないかあちゃんただひとりという有り様だった。

朝9時半、電車の音で目覚め、ながばボーっとしているこの家の主に断り、酒盛りの後片付けもせずに「ゲー賓館」を出た。


午後、シャワーを浴びシャキッとしたのち、再び「ゲー賓館」を訪れ後片付けをした。
晩の予定はまったくないという寂しいイブの「ヒトリモン」先生を誘い、かあちゃんと3人で東武線に乗って西新井へ。

何年かぶりで西新井駅で下りたが、相変わらずどこか田舎臭く、閑散として、あか抜けない駅前だった。
だが、ついこの間オープンしたばかりの「Ario西新井」は、敷地がべらぼうに広く亀有の「Ario」と比べたら圧倒的にこちらがデカイ。
東宝系のシネコンが入っているので、早く来てみたかったのだが、なんだか延び延びになってしまっていたのだ。

まあショップの方はこれといって目当てがあるわけではなかったので、のんびりと1階から順に上へ見て回った。
映画館では「シネマイレージカード」の勧誘をしていて、これ以上カードを増やすのはどうかと思ったが、今後とも映画を観るわけだし、ポイントだのマイルだのが貯まって映画がタダになったり、得点がついたりするというので、これを申し込んだ。
地の利からいえば亀有よりこちらの方がいいので、せっせとこれからも通いましょうか。
申し込んだその日からポイントが貯まるというので、じゃあせっかくだから映画を観ていこうということになった。
「ヒトリモン」先生の選択で「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」を観ることにした。

しかしまだ時間がたっぷりあるので、夕食にしてしまおうと、レストラン街の「はーべすと」という自然食のバイキングをやっている店があり、これまた「ヒトリモン」先生の選択で、そこへ入って「休日ディナー」2,079円を味わった。
デザートや飲物も含めて60種類ぐらいのメニューを好きなだけ食べ放題で90分なんだけど、まあ、ヘルシーってぇのか、あっさりってぇのか、どれもお薄味で、品数はあってもなんだか物足りず、でもまあ、お年寄りとか女性にはいいかもしれず、こりゃまあ、好みですな。
しかし料金を考えても、ワシはもう入りませんが、かあちゃんも同意見でありました。

さてさて映画です。
前作はDVDで見て、「ああ、映画館へ行かなくてよかった」という感想であったので、こんな機会でもなけりゃ観なかったでしょう。

「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」

えー、お腹がいっぱいになりました。
常套手段満載、お約束満載、銃は撃っても人は殺さぬディズニー映画のハラハラドキドキは、前作よりは“マシ”になったかも、とだけ言っておきましょう。
髪の毛がかろうじてある「ニコラス・ケイジ」は、毎度お馴染みな演技で取りたてて言うこともありませんが、お父さん役の「ジョン・ヴォイト」はいい味出してます。また、「ダイアン・クルーガー」はいいなぁ。
商売上手な「ジェリー・ブラッカイマー」に騙されたい人は、喜べると思います。
以上。


帰り道でかあちゃんが呟いた。
「クリスマスイブの夜に出かけたの、はじめてだ・・・」
そういや、そうだ。

明日からはまた忙しくなるぞう !!

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