過去ログ倉庫 http://blog.mogrunpo.com/ ja-jp 2024-04-28T06:22:56+09:00 零式艦上戦闘機52型の絵を買う http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=119267   そのオジサンに初めて会ったのは2005年12月29日の深夜、浅草仲見世の中程の路上だった。車イスと酸素吸入器。浅草あたりでは、こんな装備の年寄りをよく見かける。その時間に我々が(Cちゃんともみもみ先生のご一行)素面なわけはなく、酔った勢いのようにオジサンに話しかけたのだった。オジサンは人気のなくなった商店街のシャッターに、黙々と絵筆をふるっているところで、酔っぱらいの冷やかしなんてもう慣れっこだったろうが、気さくに会話を交わしてくれた。浅草らしい ? 江戸情緒のある絵を描いていた。殺風景なシャッターが、こういう統一感のある絵で埋められていくのはとてもいいことだと思った。「オジサン、がんばってね」などと無責任な声援を送り、我らの記憶からそのことは消えていた。時々浅草へ行った際に、オジサンのシャッター絵をながめ、チラッとその時の記憶を甦らせることはあったけれど・・・。先日、あの時のオジサンに再会した。オジサンは路上で版画を刷って、それを展示販売していた。軍帽をかぶり、酸素吸入器と車イスは相変わらずだが、自分の略歴とNHKで放送されたことが提示されていた。それによると、オジサンは特攻隊で出撃したが、心ならずも生還してしまい、戦後、故郷の浅草に戻ってきたが両親も生家も空襲で失い、失意のままに様々な職業を点々としながら、独学で絵を学び描くようになったとのこと。名前は土橋さんというのだそうだ。きっと浅草界隈では知る人ぞ知る存在なのかもしれない。もちろん、何年も前の通りすがりの酔っぱらいのことなど覚えてる由もないが、なんだか妙に心が動いたのと、路上に広げられた戦艦大和や戦闘機の絵が、「小松崎茂」画伯のプラモデルのパッケージの絵を彷彿とさせ、昭和のオヤジの胸をときめかせたので、その中の1枚「零式艦上戦闘機52型」を買った。オジサンにっこりして「52型、52型ね」と、念を押した。ひよっとすると自分が出撃した機が「52型」だったのかもしれない。「おーい、ヨウコ」と、傍らに停めてあった車を振り返って声をかけると、初老の婦人が出てきて「52型」の絵を袋に入れてくれた。ふたりともとてもうれしそうに、絵を抱えたオヤジを見送ってくれた。今の婦人は奥さんだろうか ? それとも娘さんか ?特攻隊の隊長を務めたオジサンの歳を82、3歳とすると、娘さんでもおかしくないが、なんとなく奥さんのような気が .. 2008-10-06T15:46:51+09:00 気持ちのいい場所 http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=119253 歩いたり走ったりしている荒川の河川敷に、気持ちのいい場所がある。自宅から約5.2キロの距離、平井大橋を通り過ぎ、総武本線の鉄橋の脇。「平井運動公園」というらしいが、短く刈りそろえた草が、手入れのよい芝生のように何百メートルにも渡って広がり、思わず寝転びたくなる緑の誘惑。晴れた日にはお弁当を広げる人や、小さな子供と戯れる家族の光景が和ませる。橋と鉄橋に挟まれた一角に花が生い茂り、なかなかいい風情。花とおぢさん・・・ま、ガラじゃないんですが・・・その傍らにぽつねんと一本の木がある。♪ この〜木 なんの木 気になる木〜 ♪「河川敷高木植樹第十号」だそうだ。今ではすっかり荒川になってしまっているけれど、この川は「放水路」なのです。消えかかってはいるけれど、ここにはそれも書かれてある。さりげない発見ってやつですな。しゃかりき、がむしゃらに走っているわけではないので、しばしこの気持ちのいい場所でごろんと寝っ転がった。本格的に眠ってしまいたいほど気持ちが良かった。今度お弁当と本でも持って、ゆっくりひなたぼっこに来よう。 2008-10-05T15:01:58+09:00 ウォンテッド http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=119221   この歳になって初めて、まともに「ピンク・レディー」を聴いた。というか、全108曲・5枚組のCDBOX「人間万葉歌 阿久悠作詞集」を堪能し、その中に「ピンク・レディー」も当然収録されていたわけだ。いずれも名曲揃い。歌謡曲、流行歌、身体の隅々にまで擦り込まれている時代の唄、詩、詞、歌。昭和と平成をつなぐ珠玉の作品の数々。で、「ウォンテッド 」である。予告編の作り方がお上手ですな。 以上。あ、まぁ大味なのが好きな方は観とってもいいんじゃないですかい。ま、「アンジェリーナ・ジョリー」(ジョリ子っていうんだろうか ? )好きの御仁も観とけばいいんじゃないですかい。以上。ん、「ティムール・ベクマンベトフ」ってややこしい名前の監督、ロシア史上最高の興行成績を「ナイト・ウォッチ」で稼いだらしいが、悪いけど、全世界的にダメダメのアマアマの評価がまかり通ってるとしか思えませんな。カンヌだってそうさ。西洋人が納豆にモンドセレクションの金賞やるようなもんだ。納豆だけ喰ってんじゃないっての、ネギもちゃんと入れて正しく混ぜて食べなさいっての。わかってんのかね、ホント・・・。や、でも1回観ときゃいいんでないかい。西洋料理のフルコース食べた後に、〆でみょうにお茶漬けが食いたくなる感じというんですかい。オナカいっぱいだね。「人間万葉歌 阿久悠作詞集」は買いです。言葉が力を持ってるし、艶があるし、粋だし、プロの仕事をまざまざと感じさせてくれます。時代と寝ています。全108曲が煩悩を揺さぶります。ほとんど口ずさめちゃう世代は、うかつに酒なんて飲んで聴いたらいけません。泣けます。で、「ウォンテッド 」さ。当時ちゃんと聴いてなかったけど、詞が自然に浮かんでくるんだからまいっちゃうね。♪ ・・・ある時ニヒルな渡り鳥 あいつはあいつは大変装 ♪ 「・・・あいつはあいつはだれでしょう」と歌ってると思ってた。よかった、正しい詞がわかって・・・。 .. 2008-10-04T10:03:00+09:00 深夜のバカオヤジ http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=119220   ちょーたのしい新林檎「28号」 !!楽しすぎてすぐ脱線しちまう。毎日、毎日オバカなスナップ。そうやってオバカをしながら操作に慣れていくのだ。ほんの、仕事の息抜きでございます〜。ズキュ〜ン !! 2008-10-03T01:02:41+09:00 初めてのタッチ&ゴー http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=119180 日銭商売をやっているせいか、目の前の現金以外で何かを買おうとはあまり思わなかった。それに、ズボラなせいで過去に手痛い失敗もしているため、どうもカードというヤツに馴染めないでいた。しかし今年に入って店の改装や、突発的な出費が続いたおかげで、すっかりカードの利用に抵抗がなくなってしまった。それならそれで戦略的な使い方をして、積極的にマイルを貯めようと、かあちゃん共々思い立った。なんせかあちゃんの故郷へ行くには、ヘタな海外旅行よりよっぽど金がかかるので、毎日の暮らしのなかでもセッセ、セッセとマイルを稼ぐのが賢いやり方だと思ったのだ。公共料金やら毎月決まって引き落とされる大きなものから順次カード払いに変更していったが、こまめに点数を稼げる「Suica」のタッチ&ゴーなんてのは未だ利用したことがなかったし、縁がないと思っていた。カードを作ったときにその設定をしたかどうかも忘れていて、これまではその都度切符を買っていたのだった。先日、ついにタッチ&ゴーを初体験した。恐る恐る改札でカードをかざしてみたら、こんなオヤジでもピッと反応してゲートは開いてくれた。気持ちいい。これは慣れるとクセになる。切符売り場で、もぞもぞ小銭を探す醜態を晒さずにすむ。いっぱしのビジネスマンみたいだ。調子に乗って、自販機でお水も買ってしまった。オヤジのような単純極まりない馬鹿野郎には、とても危険な便利機能だ。だけど、とっても気持ちいい。なにをそんなことを今さら、と思うかもしれないが、電車通勤の習慣がなくなった身にはとても革新的なことなのだ。これでお出かけも快適だ。んなわけで、本日もタッチ&ゴーで行ってマイル。 .. 2008-10-01T13:06:26+09:00 万札狂想曲 http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=119139 この3日間というもの、連日明け方3時、4時まで新林檎「28号」にかかりきりだ。それはとても楽しくウキウキなんだけど、今まで通り使えようにするためにはとてもとて〜も時間のかかる作業ではある。35,480枚の画像や7,562曲分の音楽データとともに、86GBのファイルを移してようやく人心地がつき、あとはイラストレータやフォトショップなどのアプリケーションを元通りにすれば、それでなんとか仕事はできるはずだ。目をショボショボにして夜が白む頃、倒れ込むように布団に潜り込む。今月のはじめくらいから咳き込んでいる小僧のしつこい風邪をもらったのか、みょうに寒気がして、もぞもぞと起きたのは10時を過ぎていた。なんだか足元が寒くて、タンスの奥にうっちゃってあったシャカシャカのズボンを引っ張り出して掃くが、やはりこれも今じゃダブダブだ。それでも冷えるよりはマシと、何気なくポケットに手を突っ込んだら、一枚の紙切れを探り当てた。何の期待もなく引っ張り出したら、な、なんと、それはまぎれもなく  一万円札ではないか!!!洗濯してしまってややシワシワ気味ではあるが、まごうことなくそれは日本国の万券 様だあぁぁぁぁぁ我を忘れて思わず叫んでしまったら、家族全員に知られてしまった。これが千円札ならここまで興奮はしないのだが、なんせ万札である。頭の中には即「ビバルディ」の「四季・第一楽章 春」が奏でられ、妄想が果てしなく広がるのだった。その妄想を現実に変えたのは、いつもなら反応速度の超遅いかあちゃんの一言であった。「鰻を食べにいこう !! 」そこから先は、まるでコマ落しのような早さで、ばあさんまでもがさっさと着替えてお出かけの準備を整えた。なんて“現金”な奴らだ・・・・・。オヤジの汚れなきサプライズの万札を当てにしやがってからに・・・・・。浅草で、「ひつまぶし」を4人前と食後のお茶で、つかの間の幸せな万札は消えてしまった。獣のような食欲の小僧に3分の二も喰われてしまったが、久々の米粒に満足した。今度、家族がいないスキに、タンスやその辺にうっちゃってあるズボンのポケットというポケットをすべてひっくり返し、更なるお宝が眠っていないか確かめよう。そして密かに自分のためだけの幸せにひたろう。しかしいったいなぜ、このような大金を無造作にポケットに入れたまま忘れていたのだろう ?ぜんぜんわからない・・・・・・・・ .. 2008-09-29T13:31:17+09:00 待ち遠しい http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=119081   ネットワーク接続したHDDに、林檎の中身は全部バックアップしてある。ウインドウズの画面でそれを確認したので間違いない。しかもそれを裏付けるように、林檎屋製ブラウザー「safari」をメインにしたところ、あらなつかしや愛しの林檎のブックマーク(あちらの世界ではお気に入りというが、気に入ってようがいまいが登録しますわいな)がすべて表示され、ウインドウズの画面が一気に林檎の世界になった。さらに「iTunes」でも林檎のライブラリを共有できているし、林檎が調子が悪くなる直前に入った「MobileMe」もコントロールパネルにしっかりアイコンが表示されていて、ネット経由でデータのやりとりも可能だ。「Bonjou」でプリンタだってコントロールできるし、林檎屋の技術でずいぶんウインドウズにも親しみが持てるようになった。でもね・・・・・、早く林檎がこ〜いよ〜。3年間続けて修理に出すはめになった旧林檎は、中1日おいて無事戻ってはきたが、それは青林檎に替わって小僧のオモチャとなる運命なのだ。しかし、ただオモチャで甘んじているわけではなく、きっちりオヤジのパスワード付のアカウントを持ち、いざというときのためのサブマシンの役目も果たすように設定した。そして・・・、♪ 林檎恋しや、恋しや林檎〜〜 ♪断崖絶壁から落とされた子ライオンの気分で、思い切って最新のOS「Leopard」搭載の最強の「iMac」をたのんじゃったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!まっちどおしいいいいいいいいいいいいいいいよぉ。オヤジのド老眼にもやさしい24インチぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃだ。この新しい林檎でウインドウズも自在に操っちゃうし、小僧の旧林檎だって、モニターもキーボードも繋ぐ必要のない青林檎もコントロールしちゃう。それどころか、どこか旅先のウインドウズからでもこの新林檎を呼び出し、手足のようにリモートコントロールできるはずだ。これが「鉄人28号」世代のオヤジがずっとやってみたかったこと。はたしてオヤジは正太郎くんになれるか ?20世紀少年はトモダチの正体を突き止められるか ?新林檎の愛称は、もちろん「28号」なのだ。待ち遠しいー。早く来い来い、クロネコヤマト。出荷したことはわかっているのだぞ。まちどおしーい。 .. 2008-09-26T01:33:51+09:00 ナースもびっくり http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=119066   書類を見たナースが目を丸くして言った。「え、え、え、あの、・・・・さんですよね ? 」特定検診の書類とオヤジの顔を何度も見比べて、素っ頓狂な声を病院の廊下中に響かせた。「いやぁ、びっくりした。や、痩せましたねぇ・・・、へえええ・・・・」6月に絶不調でこの病院を訪れた時の、最悪なオヤジを知っているナースは、全身をなめ回すように見て、もう一度ため息をついた。続く言葉はもう想像がつく。「どうやって、そんなに痩せたんですか ? 」案の定だ。そしてオヤジの答えも慣れっこだ。「食わなきゃ、痩せるよ」当たり前の病院では、メタボの人に向かって「断食しなさい」とは絶対言わない。適度で規則正しい食事と運動、それに薬が当たり前だから。ナースは同僚のところへ戻っても、まだオヤジの噂をしているのが聞こえた。この区だか、国だかが行っている無料の特定検診に、かあちゃんとふたりで参加 ? してみたのだが、血液や心電図などをとられ、その結果は3週間後だそうだ。これで数値がよくなっていれば、この2ヶ月余り独断で行ってきた節制が正しかったと証明される。問診した医者は、まさにオヤジがヘロヘロの状態で診察を受けた時のあの医者だった。しかし、まるでこちらのことを覚えていないようで、自分が書き込んだカルテのページを繰っても、「このままだと死んじゃいますよ」と無慈悲に告げたことを失念しているようだ。「こりゃぁ、悪いねぇ。薬は飲んでますか ? 」フン、アンタの処方した薬でさらに体調が悪くなったので、とっくに違う薬に変えて、しかも今じゃなにも飲んでいませんから。でもこれは口に出さず、ハイ、ハイと良い子の振りをしておざなりな問診をやり過ごした。今に見ておれ。絶対四の五の言わせない身体になって、医者と縁を切ってやる。3週間後の結果のその先をいってやる。そして再び、ナースをびっくりさせてやろうじゃないか。その晩気分が良かったので、調子に乗って、「宇宙人ジョーンズ」に頂いたバカラのグラスで「竹鶴17年」を空けてしまった。で、以前と変わらず椅子寝した。その有様を見たら、さらにナースはびっくりするだろう。反省・・・・。反省してお天道様の下で、たっぷり気持ちの悪い汗を流した。リセット完了。 .. 2008-09-25T14:59:01+09:00 晴れよこい http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=118993 ♪ 晴れよこい 早くこい走り始めた おじちゃんが赤いナイキのクツはいておんもへ出たいと待っている ♪(相馬御風・作詞、弘田龍太郎・作曲 童謡「春よこい」の替え歌であります) 秋というより梅雨みたいな天気が続き、おんもへ出られない“25才の若造”は、体脂肪量が微妙に増えて、体内年齢はひとつ歳をとってしまった。晴れ男は旅先じゃないと弱いのです。まして今は、トラぶっているMac(窓屋のXP標準のIMでは、キーボードに“まっく”と打ちこんでもMacと変換されないのだ。狭い了見ですな)を2台も ♪ ドナドナド〜ナ〜 ♪ と修理に送り出したあとで、気分も憂鬱の極みなので、天候回復能力も減退しているのだ・・・・・・。新人アルバイトの「トモちゃん」は、16歳ながらとっても受け答えもしっかりしていて、歴代アルバイトの中で初めて仕事の段取りなどを丁寧にメモし、飲み込みも早くて実にいいコだ。しかし彼女は「雨女」なのだそうな。まだ2日間しか来てらっていないけれど、2日間とも雨だった。前回はカウンターに定評のある「雨女・アッコちゃん」が座っていたものだから、なおさら雨なのはしょうがなかったけれど。まあたまには雨も必要だけど、「MOGとオヤジを殺すにゃ刃物は要らぬ 雨のひとつも降りゃしゃいい」てなもんだ。あんまり雨ばっかり降ったら、オイラは「マタンゴ」になってしまうぞい。「マタンゴ」をご存じない方は → 「日本映画データベース」 などでしらべてくらさい。  ハレホロヒレハレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ .. 2008-09-22T13:35:40+09:00 天然の源流 http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=118980   かあちゃんの郷里・天草の実家の玄関には、若かりしときのじいちゃんの写真が額に入れられて飾ってある。そのスナップは、NHK朝のテレビ小説「藍より青く」に出演したときの記念の1枚だ。じいちゃんはその頃観光馬車を引いていて、その仕事のそのままで何シーンかに映ったのだという。かあちゃんが幼い時は、近くの海でパートナーのその馬に水浴びをさせたり、裸馬の背に揺られて散歩したりという思い出があるのだそうな。やがて老衰で愛馬が動けなくなると、安楽死させ、すぐその後に業者が馬肉にするため引き取りにきたという。桜肉の本場熊本ではあるが、じいちゃんは今もって馬肉はいっさい口にしないが、東京暮らしの方が長いかあちゃんは、馬との思い出を口にしながら肉も喰らうのだ。そんな天草の実家には、納屋や馬小屋の跡はあってももう馬は飼っていない。先日義兄の葬儀の跡、心身ともに疲れたばあちゃんがこう言った。「きょうはもうきつかけん、センセのとこにはポニーにのっていくばい」ポニー ?  医者へ行くのにポニーにのっていくのか。「すまんけん、ちょっとポニーば呼んでくれんね」ポニーを呼ぶ ?  どうやって ? おーい、ってか ? それとも、ハイヨー、シルバーッ! (すんません、オヤジたち世代にしか通じないかけ声だよね)なんて ?どこか近所でポニーを飼っていて、老人たちは用事のあるときにポニーの背にまたがり、ポックリポックリ揺られて山を越えて町まで行くのだろうか ?のどかな天草ならではの光景なのか ?いやひょっとして、その辺を草を食みながら放し飼いになっているポニーに、昔とった杵柄ならぬ昔とった手綱をとって、颯爽とまたがって駆けて行くのだろうか ?だとすると、60度ほど腰が曲がっているばあちゃんもなかなか侮れない強者といえまいか ?よし、オヤジも一丁ホニーば取っ捕まえて、尻にむち打って疾駆しちゃるけん、見とりんしゃい。なんて一瞬張り切りかけたら、かあちゃんがさらっと電話をかけてポニーを呼んだ。すると間もなくポニーはやってきた。べつに蹄の音も立てず、エンジンの音とともにやってきたのである。それは天草ではよく見かける「産交ポニータクシー」であった。なるほど、間違いなくポニーに揺られて行くのだ。事情を知らなかったのはオヤジばかりなり。我ここに「日本天然党」の源流を見たり !先日TXに乗って秋葉原まで出たとき、かあちゃん .. 2008-09-21T14:12:21+09:00 今度こそ再開します http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=118939  なんとかめどがついたので、今夜から正常に営業します。昨夜はものすごーくストレスがたまっていると思ったので、サウナと水風呂に何回も入って汗を流し、脱衣所にあったストレスレベル判定機に100円を入れて測定してみたら、「ちょうど良い感じ♪」なんて判定された。そのコメントは「心も身体も安定しています。5段階のちょうど真ん中、何の問題もありません。うまく身体のバランスをとっていますね。この調子で行きましょう ! 」だって。心と身体は裏腹か〜い !ルネッサンス〜 !というわけで、今夜から元通り。アルバイトの女の子も今日からきてくれます。自称女子大生もかなわない、なんと16歳 !今夜は酒瓶を割らないように・・・・とね。気まぐれ生ビールは「ハートランド」であります。よろしくどうぞ。 2008-09-19T14:15:09+09:00 弱り目にたたり目 http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=118921 ほんとうに、ほんとうに申し訳なく、情けないことですが、本日まで休ませてください。今まで仕込みをしていたんですが、かあちゃんの天草でのこと、我が家のばあさんのこと、林檎のことなどを話しているうちに、夫婦で落ち込んでしまい、ため息ばかり出る始末。その上仕入れたばかりの日本酒を見事に割ってしまい、ますます気力が萎えてしまいました。こんなときは何をしても裏目に出ることを、長年の経験で痛いほどわかっているわけで、鏡を見ればおでこに吹き出物、血圧は久々に160オーバーと、身体には如実に現れています。こんな気分のままだと、かあちゃんもすぐ体調に影響してしまうので、仕込みをある程度したあと、お茶を飲みながら作戦会議した結果、本日まで休ませてもらい仕切り直しして明日から頑張ろうということになりました。たいへんすみませんが、事情推察のほどよろしくお願い申しあげます。 2008-09-18T15:06:00+09:00 災いは突然やってくる http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=118916   林檎が壊れた。順調に快適に動いていた林檎が、突然挙動不審になり、とうとうまったく起動しなくなった。毎年である。購入して半年でドライブがイカレ、無償修理した1年後にパワーサプライとロジックボードがイカレて全面交換、さらにその1年後にもロジックボードの交換ときて、今度も同じような症状が出てうんともすんともいわなくなってしまった。年中行事だ・・・・・くそっ!最初の林檎を齧ってから、いったい何回こんな辛い思いを味わったことだろう。不幸中の幸いは、データのバックアップを取った直後のトラブルだったということ。しかしそれにしても、何とかしようとおもって悪戦苦闘したこの2日間の時間のロスは取り戻せない。なぜこの時期なんだ・・・・・。それでも、もう林檎屋とは縁を切る ! 、というようには思わないところが惚れた弱みというものか。この休みにすべての帳簿と、メニューの直しと、チラシや看板関係の直しをやってしまおうと思っていたが、まったく無駄になってしまった。さて・・・・・、どうするか・・・・・、まったく気合が入らない・・・・。あ、本日から営業開始だった・・・・・。取り合えず窓屋でしのいで、早急に対策を練らないと・・・・。まったく気合が入らず、冴えない再開だが、しょうがない。不幸は突然やってくるのです。堪えねば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ .. 2008-09-18T10:15:27+09:00 M男の悩み http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=118828   「反省期」のオヤジが短期間で“25才の若造”になってしまうと、いろいろと問題が出てくる。切実なことは、着るものがない、ということだ。いや、あるにはある。いままで着ていたものを着てりゃあいいのだが、いい歳してダブダブの借りてきたような服を身につけるのは、いかにも貧相で、哀れを誘うほど情けないと、先日の義兄の葬儀でしばらくぶりの喪服を着て実感した。それまでの服のサイズは上半身はLだったが、肩と背中と胸の贅肉が落ちたことで、あっさりM体型になってしまった。長らくL男をやっていたおかげで、いろんなものが“ルネッサンス〜 ! ”なわけで、タンスの中の服がことごとく貸衣装状態なのだ。痩せたら服の心配もしなきゃならず、よけいな出費がかかると、ダイエット本で注意を即した方がいいと、老婆心ながら申し上げたい。せっかく「おちょこくん」ファミリーから新装開店のお祝いで頂いたロゴマーク入りのユニフォームも、ダブダフで「雇われ店長みたいだ」とかあちゃんに言われる始末で、「あーそうかい、そんなら元の金持ってんゾー体型に戻れちゅーのかい ! ルネッサンス〜 !! 」と、人の努力も(実はまったくしていないのだが・・・)ないがしろにした発言にキレるのであった。まあしょせせん「Cちゃん」の言葉通り「25才の若造と言ったって、外見はおやっさんだからさ」と、別に事情を知らない人は使用前→使用後の区別はつかないわけで、ダブダブを着ていようが、スッポンポンだろうが、気にも留めないのが世間というものだ。しかし、歩いたり走ったりする時には、身に合わないものは確実に成果に現れるようで、汗みどろになってまとわりつくLサイズのTシャツは、どうにも不快で集中力が削がれ、記録に如実に反映されてくる。これはひとつウェアの1,2枚ぐらい買ったってバチは当たらんだろう。それにこれから寒くなったら、ウインドブレーカーや長いジャージだって必要だし、取りあえずどんなものが売っているのかぐらい見てこようと、神保町へ出かけた。神保町界隈には、昔からスポーツ用具店が多いのは知っていた。かつて自転車に乗っていた頃は、今ほど自転車洋品が豊富に無かったので、山用のものを転用したり、改造したりして使っていたものだが、そういうものはよくこの界隈で探していたのだ。千代田線を降り靖国通りの交差点に出ると、まず懐かしい「顔のシャツ」の看板が現れ、隣には .. 2008-09-15T07:46:37+09:00 若造からの伝言 http://blog.mogrunpo.com//index.php?itemid=118757 えー、体内年齢“25才”の若造でございます。昨日の「事故米」の件で、さっそくご協力頂きましてまことにありがとうございます。ヘロヘロのダメダメちゃんで、さぞやご気分のよろしいことでしょうね。ほんとうにご夫婦仲がよろしいようで、祝着至極に存じます。若造は今朝もお天道様の下で気持ちの悪い汗を洗い流したあと、爽やかな汗にまみれて走ってきました。おかげて“25才”の若造を維持しております。えー、旦那様に申し上げますが、おにぎりが欲しいときは、素直にそうおっしゃって頂ければよろしいのですよ。いつも横目で「akkoちゃん」のおにぎりを羨ましく見ていたなんて、ちぃ〜とも気づきませんで、まことに相済みませんです。えー、このおにぎりサービスの前例を作ったのは、今はなき(仙台で元気で屁をこいているでしょうが)「バーバーくん」でありまして、あまりに貧乏な腹へらしだった彼は、泣きながら「おかあさん、握り飯をおらに1個恵んでくらさい・・・」と訴えたので、不憫に思ったかあちゃんが、それからは残ったご飯で握り飯をつくってあげたのでございます。そのかいあって、彼の下っ腹はポニョっとふくらみ「ガー、ハッ、ハッ、やりぃ !! 」と叫んで屁をこいたのであります。そんな彼を横目で見て「アタシも・・・、ほ・し・い・・・」と最初だけ恥じらいながら言ったのが「akkoちゃん」でありました。今は彼女も「女バーバー」として、「ガー、ハッ、ハッ、やりぃ !! 」と恥じらいも無く叫んでおります。ですから、スチャラカの旦那様、最初だけみなさん恥ずかしがりますが、つぎに握り飯をさし上げた時には「ガー、ハッ、ハッ、やりぃ !! 」と叫ぶはずでございますので、どうぞ遠慮なさらずにいらしてくださいませ。差し出がましいようですが、“25才”の若造より。あ、追伸ですが、今度の日曜日・14日〜17日の水曜日まで、まことに勝手ではありますが、またもや臨時休業とさせて頂きます。先日急逝した義兄の四十九日なのです。またもや出費とマイルがたまってしまうのでありますが、こればかりは致し方のないことなので、どうぞお許し下さいませ。くどいようですが、“25才”の若造より。 .. 2008-09-12T16:40:13+09:00