October 02, 2005

油売りがやってきた、ヤア、ヤア、ヤア

オイル価格が高騰している。
アラブ諸国と石油メジャー、世界征服を企む悪の秘密結社の陰謀の臭いがする。
まさか、かつてのトイレット・ペーパー買い占めや、LPジャケットの禁止のような事態にはならないと思うが、気をつけて情報を判断しなければならない。
まだ当分石油に依存しなければならないのだから。

しかしこんなご時世なのに、毎日安定して油を売っている女がいる。
うちのかあちゃんだ。
携帯のメルアドも、以前はaburauriとしていたくらいに年季が入っている。
毎日の油売りは日課だし、油を売らない日々が続くと、しだいに元気がなくなってくる。
油の売り先はいくらでもあるらしいし、かなり長時間に売ることもある。
つまらないことで、オヤジとちょっとケンカでもしようものなら、ものすごい長いこと売りから戻ってこない。
油売りの現場を目撃したことはあるが、早くどっかいけと、追い払われてしまう。

油を売った代金は、多くの場合現物で頂くことになる。
お菓子だったり、果物だったり、お弁当の時もある。
ある時は自転車を頂いちゃったり、小僧の服やおもちゃ、オヤジの酒の肴、バッグなどなど、厚かましいにもほどがあるような、
ラインナップである。
いずれにしても、ありがたいことだ。

しかし、お店の時間を忘れてまで油を売るのには困ってしまう。
常連さんは、かあちゃんの姿が見えないと、「どっかで油を売っているんでしょ」と、わかってしまう。
どうか、油を買って下さる皆様、かあちゃんが時間を忘れていたら、すみませんがちょっと注意してやって下さいませ。

かあちゃんが今後とも熱心に油売りを続けていくのなら、いっそのことオヤジは油売りの亭主になって、左うちわの生活をさしてもらいたいものだ。
それがささやかなオヤジの夢だったりして・・・。

09:30:00 | mogmas | | TrackBacks