November 14, 2005

大日本帝国政府発行免許

本日よりめずらしい焼酎のお試し販売をします。

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いずれも早い者勝ちです。
一番下の「若松酒造」が家宝とする、現存する最古の酒製造営業免許は、明治8年の酒税法制定を受けて取得した鑑札です。


16:26:03 | mogmas | | TrackBacks

昼下がりの種馬

すいません。
タイトルだけで引っ張っちゃいました。

イタリア生まれでフランス育ちのカーボーイなサムライの私は、時として無性にパスタとかチリビーンズ(母がメキシコ人なもので)が食べたくなるわけで、食べに行くというよりは、自分好みに作りたいほうだ。
そんな気まぐれな衝動が起こったときに、都合良く望みの材料があるとは限らない。
冷蔵庫や戸棚の中を引っかき回して使えそうなものを探しているうちに、だいたい構想が固まってくる。

サンプルでもらった豆乳、くずハム、タマネギ半分、エリンギ(エンキリではない)1本、そしてパスタ。
パスタは太いのが好みだ。
塩とオリーブオイルを少々、10分でアルデンテ。
フライパンにバターを溶かし、タマネギ、エリンギ、ハムを炒めて取り出し、豆乳投入(!?)
群馬の牧場直送の濃い牛乳(お店でも使用)とゆで汁を加え、固形のブイヨンと塩・コショウで味をととのえ、先ほど炒めたものを再び入れて一煮立ち。
完成。
お皿に盛りつけて、貝割れダイコンをあしらってみた。

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粉チーズを一振り。
なかなかウマウマちゃんであります。
お試しあれ。

14:05:46 | mogmas | | TrackBacks

ハーレーの音がわかる、かあちゃん

だれかさんが密かにバイク熱を煽るので、普段乗っているスクーターから、しっかりニーグリップできるマシンに買い替えたくなってしまった。

ああ、いい時期だし、ツーリングに行きたい。
二輪はいいやね。
でもすっかり二輪の世界から遠ざかってしまい、先日実家にほったらかしてあった愛車が邪魔者にされていたので、引き取りにいった。

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      苦楽を共にしたセミオーダーのランドナー、哀れ。

オヤジが煙草を吸わない理由は、17歳の時から旅に出ていたので、走るのに息が上がってしまうためと、お金の余裕がなかったからだ。
1日120〜130キロくらいの距離を、キャンプ道具一式を積んで走るには、煙よりもメシが必要なのだ。
菅直人より以前に四国を一周し、信州や新潟の峠を攻め、木曽の山中で熊とすれ違い、北海道まで走ったのち、自転車から下りてしまった。
久々に対面したかつての愛車は、見る影もなく、まるで遊び倒して捨てた純情娘のようで、心が痛んだ。

何台か乗りつぶしたバイクは、売り払ったりクラッシュしてしまったので、残っているものは古いヘルメットくらいだが、自転車の場合はまだまだパーツ類が箱に詰められたまま、いずれ日の目を見る日を待っているのかもしれないが、てんでオヤジの意気地がなくなっているし、記憶も年々薄れているため、1から組上げることはもはや無理なようだ。

いっそ吊るしの自転車を改造したほうが、安上がりだし、手っ取り早い。
どんどん軟弱になっていく。
ちょい頭ワルイオヤジだ。

仕事が終わって帰り道。
商店街を背後から近づいてくる1台のバイク。
排気音が響き、通過して遠ざかる。
バイクやメカのことなど全く疎いかあちゃんが言った。
「あれ、ハーレーだね」
まさにその通り。
「なんでわかるのよ?」
「だって、シュワちゃんが乗ってたじゃない。なんだっけ、あの映画、エイリアンじゃなくて・・・」
「ターミネーター」です。エイリアンと戦うのは「プレデター」。
しかし、シュワちゃん=ターミネーター恐るべし。
ハーレーの排気音をかあちゃんにまで認識させるとは。
「クールス」じゃあこうはいかないやね。
最近人気のない政治家シュワちゃんだが、ちょっと寂しいね。
ホントの本業でなんとかがんばってほしいものです。
一度だけ生でお目にかかったシュワちゃんの、優しそうな目が印象的だった。
そろそろ本気であの台詞を言ってくれないかな・・・。



09:22:00 | mogmas | | TrackBacks

ダイバダッタに陳謝!

インドの山奥で修行した、天下のヒトリモンGちゃんの話を、酒飲み話のように軽ーく書いてしまったが、実はオヤジの想像よりもはるかに厳しく長く孤独な修行だったようだ。

達人や名人というものは、どんなジャンルでもそうだが、まず基本をみっちり習得し、それから長い年月の中で自分のスタイルを確立していくものだ。
最初のカチッとしたものを自分流にいかに崩していくかがとても大変なことで、その成果は素人にはなかなか理解できないものになる。
ピカソ然り。会田みつお然り。鈴木清順然り、なのだ。

われらがヒトリモンGちゃんも、20代の若い身空で単身インドへ赴き、仕事が休みの夏・冬の数週間、10年もの長きに渡り修行僧として彼の地の土にまみれていたそうだ。
仏陀が歩んだ道を、彼も経験したのだろう。
その経験で得たものをどこに生かすのかは、彼のみぞ知ることだ。

いずれにしても、仏のような酔っぱらいに転じるのは週末のみで、普段の彼は、朝暗いうちに起きてウォーキング、ウコンも飲んで気分爽快、仕事に精出すよきヒトリモンなのだ。

ついこの週末、ハマルとずっと居続けてしまう、当店のカウンター奥から2番目の席(知る人ぞ知る、伝説のウッチー席)で、開店間際から閉店まで座り続け、飲み続けたヒトリモンに、“オヤジ的インドのおもろいネタ”を聞き取り調査した。
例えば、象肉を使った雑煮の有無とか、例によってオバカなこと・・・。

で、取りあえず実行してみようということになったのは、インド人のように手でカレーを食うことだ。
熱々のカレーを手づかみで食べるには、けっこうコツがあるそうだ。
幼児の時に練習しておけばなんて事はなかったのに、厳格なお父様、お母様に蝶よ花よと育てられたお坊ちゃまなオヤジは、箸さえ器用に使えないってのに、とても手づかみなんて・・・。

それはそうと、インドでの修行中、食べた後の“出るもの”はどうしたかということだが、トイレの便器の左手には、チョロチョ
ロと水が流れていて、自分の左手でコウモン様を拭き清めたあと、その水で手をすすぐということだ。
だから、食事や握手をする時は右手を使うというのだ。
インドには左利きの人はいないのか ?
まあ、カレーを食うのだから、少々左手が黄ばんでいてもどうってことないか。

閑話休題。

「手づかみカレーの会」には、うまい具合にそこにいたAさんも無理矢理参加させることにして、まず衣装をインド風に揃え、額にポチッと黒点を書き、インドラな名前で呼び合おうと決めた。
指導者Gちゃんは「ダイバダッタ」、唯我独尊のオヤジは当然「ゴータマ・シッタールタ」、かあちゃんは「スジャータ」。
「スジャータ」 ? かあちゃんはコーヒーミルクかいっ! と突っ込みを入れそうになったが、さすがは指導者「ダイバダッタ」。「スジャータ」とは、激しい苦行では衆生は救えないと悟ったお釈迦様が、ふらふらになってやって来たときに、最初の食事を与えた女性の名だと解説してくれた。
納得。これからメシを作ってくれるかあちゃんを「スジャータ」と呼ぶことにしよう。
そしてAさんの名前は・・・、そこまできて酔いが回った我々「手づかみカレーの会」はふさわしいインドラな名前を思いつかず、Aさんは「レインボーマン」で取りあえずいいか ?

経験豊富な我々大人を、いい気持ちちゃんにさせたのは、泡盛「仁風」等々。
「手づかみカレーの会」はいずれ実行に移すとして、仕方ない、今夜はお開きだ。
だが「ダイバダッタ」Gちゃん、オヤジの不見識をお許しください。
改めてこの場で陳謝いたします。
ぜひ手づかみカレーの技をご伝授ください。
スチャラカベロンチョシッタールタより。



00:02:55 | mogmas | | TrackBacks