December 13, 2005

ブログでありがとうございます。

今年もあと僅か。
飽きっぽいオヤジが、よくまあブログを続けてこれたなぁと思うことしきりですが、最近はアクセス数も増え、多いときには280くらいもあったりで、本当に皆さんに見てもらっているんだなぁと感激しておる次第。

ブログを始めて間もない頃は、「モグランボ」で検索エンジンにどれくらい引っかかるかと色々試してみたものです。
そんな中で、当店へ来店して下さり、さらにご自分のブログで好意的に書いて下さる方もいらっしゃって、お礼方々コメントさせてもらったりもしました。

そういうご奇特な方のお一人が、先日再び美人の彼女をお連れになっていらっしゃった。
以前に比べて貫禄が増し(ご商売が順調なんでしょう)、ワイルドなヒゲなど蓄えられて、最初はわかりませんでした。
お好み焼の写真を撮るデジカメを見て、やっと気づいたのは不覚でありました。
その方のブログを紹介しましょう。
中野で熱帯魚屋さんを経営されています。
アドレスはこちら→Feed On
聞けば3年間もお店とブログを続けておられるとか。
たいしたものですなぁ、お若いのに。
見習わなければ。
ご教示ありがとうございます。

かあちゃんは自分で着付けが出来るし、着物が好きだが、どうも仲居さんぽく見えてしまう。
そこへいくと「かえる」さんは、なかなかどうして若女将という風情で、堂にいっている。
趣味も多彩で粋だ。
おまけに旦那さんの「殿様がえる」はふんどし愛用者だ。
ホームベージも年季が入っている。
爪の垢でも煎じて飲んだ方がいいかもしれない。
そんな「かえる」さんのアドレスはこちら→かえるのお着物大好きっ!
すごい、どんどん発展している。
ご教示ありがとうございます。

このオヤジのブログを毎日チェックしてくれて、皆さんで楽しんでくれている、大変ありがたい「もみもみのパパ」一家。
もんでももんでも石のようなオヤジの肩と背中ですが、これからも喜んで昇天しに伺いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
最近ブログを始められて、どうなんでしょねぇ。
オヤジの品位を落とすコメントでご迷惑をかけていませんかねぇ・・・。
凝りと痛みとストレスに良く効くアドレスはこちら→加藤
かとう接骨院鍼灸院・あおば鍼灸接骨院

先生、あんまり「最後の砦」で飲み過ぎないようにね。
年末はよろしく。

いやいや、みなさんありがとうございました。

16:13:10 | mogmas | | TrackBacks

蟒蛇、落ちる!!

オヤジの食事のサイクルはほぼ12時間おきだ。
昼1時過ぎに食べたら、夜中の1時頃まで食べない。
遅い時は2時、3時というときもある。
こんな1日2食の生活をもう何年も続けている。
まあ、江戸時代までは庶民は二食だったらしいから、別に変ではないだろう。
だが、旅行に行くときちんと3度食べたり、ときどきつまみ食いなどはする。
仕事が終わってどこかへ飲みに行くとしても、ちゃんとしたものが食べられる店を選ぶ。
「最後の砦」はその先に店が無いから仕様がなくて行くのではなく、外見とは裏腹になかなか美味しいものを出してくれるから行くのだ。

最初の生ビールは空きっ腹にツウゥゥ〜、と入っていく。
どんな時でもまずはビールからが礼儀だ。
ハシゴをする時も、店が変わったら、また最初はビール。
そのルールを自ら破ってしまうと、手痛いしっぺ返しが待っている。

12月に入り、おかげさまで忙しい。
その疲れが溜まっていたのだろう。
それなのに連日のように常連さんと飲む機会が多く、さすがに胃も弱っていたのだろう。
日曜日、ようやく片付けをしようかという時刻に、「ヒトリモン」がやってきた。
明日は平日、おいおい、来る曜日を間違えてないかい、と突っ込みを入れる隙もなく、ドンとカウンターに置かれたのは、

画像の表示
菊姫の山廃仕込生原酒

新酒を手に入れたからと持って来てくれたのだ。
「飲む?」
と野暮なことを聞かれ、
「飲まなきゃ失礼だろ」
と返す。
途切れなくお客様が来てくれて、水を飲むヒマもなかった。(というのはウソでした。間違って作ってしまったサワー1杯と生樽を交換のときに出てしまう泡ビールを2杯飲んでいました)
とにかくノドがカラカラで、間違いなく空きっ腹・・・。
これ幸いと封を切り、「菊姫」をグラスに並々と・・・。
乾杯して1口飲めば、その旨さにまじまじと一升瓶をみつめる・・・。
やや甘く感じるが、これを「旨口」と言わずして何と言う。
杯を重ねること2度3度、胃のあたりにズンと熱いものが落ちる快感。
ちょいと1杯のはずの「ヒトリモン」、腰を据えて飲み始める。
鉄板の掃除は終わった。
生のお掃除ビールも飲んだ。
看板は下げた。
もう憂いは無い・・・。
飲むしか無い・・・。
だが、もうすでにその時点で壊れていたのである。

この後のことはすべてかあちゃんの目撃談である。
飲むほどに声が大きくなるオヤジ2人。
カウンターの向こうに座る「ヒトリモン」は酔うと出る口癖、ニコニコしながら「なんか文句あっか」を連発。
受けるオヤジは「文句だらけだよ」と言いながら最後の片付けをするが、手が滑って明石焼の出汁が入った寸胴を落っことしてしまう。
勢いよく飛び散った出汁がコンセントに掛かり、ブレーカーが落ちて真っ暗闇に。
そのときオヤジのブレーカーも吹っ飛んでいたのでしょう、もはや電気の復旧をすることもできず、かあちゃん任せで、へらへらとだらしなく笑い、「ヒトリモン」に肩など揉ませ、そのうちに彼の専売特許の「舟を漕ぐ」オヤジになってしまったのです。
これでご臨終と思いきや、むくっと目覚め「お前の家に泊めろ」
といい、いつもは抱えられて帰る「ヒトリモン」も、立場が逆転したことを思い知ったのです。
しかし、1度言ったことをすぐに撤回する酔っぱらいの性で、「やっぱり店で寝る」と言い張り、「ヒトリモン」は寂しく千鳥足で帰ったそうです。
彼が帰った後はフラフラになりながら2階へ上がり、上と下から出るものを出し、トイレから出るなり、ドーンと頭から突っ込むように床の上に倒れ込んだそうです。
もう仕様がないと判断したかあちゃんは、とにかく上着を着せ、タオルケットを掛けてエアコンを入れ、その場で昏倒したオヤジの尻を叩いてお帰りになったそうです。
外はチラチラ雪が舞う夜1時過ぎのことでございました。

翌日、昼の1時過ぎ、あまりの寒さに左足の脹脛が吊り、その痛みで目覚めたオヤジは、しばらく自分がどこにいるかわからなかったのであります。
そして昨夜の記憶も、酒を飲み始めたところまでしか無く、寒さに震えながら階下へ下りると、かあちゃんはまた泣いています。
バカなオヤジの女房になった不運を嘆いて・・・、じゃなくて、葱を刻んで仕込をしていました。
厨房に入ってまずオヤジが確認したのは、「菊姫」がどうなったか。
確認するまでもなく、空だった。
オヤジ2人で奪い合うように飲んだらしい。
そんなお神酒もすべてトイレに消えてしまった。
まったく燃費の悪いオヤジだ。
しかも12時間後にはいつものように腹が減っている。
因果なことだ。
「山頭火」の“どうしようもないわたくし”だ。
天を仰いで落涙しかけたところへ、「ヒトリモン」から電話。
一応オヤジの身を心配してくれたらしい。
「今度から貴方のことは、悪魔2号と呼ばせてもらう」
と電話を切ったが、年末の忘年会には「悪魔1号」と「悪魔2号」が初顔合わせすることになるのだ。しかも「龍の女悪魔」Cちゃんも合流だ。
えらいことだ。
こんなことでたわい無く落ちている場合じゃない。
「東京蟒蛇倶楽部」を除名されてしまう。
燃えよ胃袋!
ほえろ肝臓!
最後の1滴まで飲干すのだ!!!


09:30:00 | mogmas | | TrackBacks