December 18, 2005

かあちゃんの初体験

いくつになっても初体験はあるものである。
いい、悪いはともかく、知らなかったことを知る、という体験はいずれにしろ貴重だ。

今夜かあちゃんを
「いや〜ん、こんなによかったの。とろけちゃう・・・」
といわせたものは、自分へのご褒美という名目でもなかなか手を出さないような代物。

快楽の使者は、もみもみの「梅安」先生でもなく、Cちゃんのスチャラカ旦那でもない。
あろう事か、「悪魔2号」となった天下の「ヒトリモン」Gちゃんであった。

かあちゃんは肥後もっこすの島生まれで、新鮮な魚介類などは望めば毎日食べられた環境に育ちながら、もったいないことに刺身や生魚をバクバク食べる方ではない。
煮魚や南蛮漬けなら毎日でも食べられるほど好きだが、刺身などはほんの少しでいい方だ。
オヤジが東京で「寿司」トレーニングをして、色々教えなかったら、たぶん未だに高級ネタには見向きもしなかったろう。
しかし、そんなかあちゃんが未体験のネタはまだまだあるわけで、贅沢品しか欲っしなくなる、墓穴を掘るような指導はあえてしないオヤジは、高級ネタの食わず嫌いを矯正しようなどとは思わなかった。
高いモノに関しては、勝手に創り上げた自分のイメージで、嫌いなら嫌いで結構、ずっと食わず嫌いしていなさい、だったのに・・・。

この日のあることは前もってわかっていたので、罪作りな「ヒトリモン」だが仕方が無い、飲む方の段取りはつけておいた。

画像の表示だが、敵もさるもの、4本のうち2本を持参してきた。
泡盛も種類が多いので、さすがに琉球漬けの「ヒトリモン」も飲んだことの無い酒がまだあるようで、石垣島の酒「たまのつゆ」は未体験だった。
泡盛ではないが、東京都の島の酒「青酎」は(最近人気でホントに手に入り難くなった)親父くっさい昔ながらの芋だ。
この2本がオヤジの用意したもの。
どれもが旨くて困ってしまう。

さて、メインイベントのご登場だ。

画像の表示ジャーン!!!

『今まで雲丹が嫌いだった人も好きにさせます!

本当に美味しい時だけ!
乱獲により減少するウニの資源保護のため!
一年の内たったひと月間しか解禁されない!
食べる事が出来ない!稀少な生ウニ「落石産」

良質の昆布の旨みがいっぱい詰まった
癖のないとっても甘い生ウニです
最高級「落石の生ウニ」』


と、キャッチコピーにあるように、間違いのない味だった。
で、冒頭のセリフがかあちゃんから飛び出すのである。
罪な「ウニ」と「ヒトリモン」だ。
だが、お買い得な期間はあとわずか。
ボーナス叩いてでも食べたいと思う人は急げ!
今なら子供のお年玉でも買える。
別に「ウニ屋」の回し者じゃないが、旨いものは旨い!!


13:05:47 | mogmas | | TrackBacks