December 20, 2005

下々の楽しみ

いつも贅沢なものを食べて、酒ばかりのんで、いったいこのオヤジは何者なんだ、という疑問を持たれている方もいらっしゃるとは思いますが、普段は質素なんですね、これが。

冷蔵庫の残り物やら、有りものでさっさと食事を済ませ、細々と日々を過ごしているのですね。

飲む、打つ、買うもしないので(一部ウソです)、お金も使わないし、お財布の中はほとんどパイコなんですね。

ふんどしをするからといって、右系でも、HGの男でもないし、きわめてノーマルな、年相応なエロオヤジなんですね。

ブログを見ると、だんだん「林檎」から「窓屋」に心が移っているのが伺える、なんてことをCちゃんのスチャラカ旦那が言うのですが、まったくの検討外れですね。
「窓屋」は青色申告特別控除65万円の適用を受けるための事務機器なんですね。
今年からきちんと複式帳簿で明朗会計の正しい納税者を目指すんですね。
「林檎」は本来のクリエイティブなマシンとして、絶対必要なパートナーなんですね。
その内「林檎」の指令で「窓屋」に重たい処理をさせて、成果だけを頂くようにするのですね。
あくせく働くことやアクセスだとかは「窓屋」にまかせ、「林檎」は心豊かに楽しむために起動するのですね。

作家の邸永漢がこう言ったそうですね。
「誰が幸福と言ったって、小金のある庶民ほどしあわせな階層はない」
その通りですね。
「下流や上流」とか、「勝ち組・負け組」なんてことに杞憂するのは愚かなことですね。
大金を持った人はそれを維持拡大しようとしゃかりきになり、偽装やら偽造と言ったバレなきゃOKのことにも手を染めるようになるし、稼いだ分に見合う消費をしないではいられないけれど、身丈にあった稼ぎで、本当はもうちょっと欲しいけれど、まあ、なければないで困らない、そんな庶民の暮らしほど気楽でしあわせなものはないと、この歳になりこの商売をして、やっと実感できたことなんですね。

ホリエモンが千住の「バードコート」へ来て、庶民にまぎれようとしても、しょせん真似事で、その店止まりでしょうね。
オヤジの「最後の砦」には絶対は入れないだろうし、教えてあげない。
逆にオヤジは、昔闊歩していた六本木の、今は「ヒルズ」となった辺りにある高級レストランでフルコースを食べることも自由にできるし(まあ、似合わないけど)、豪華なホテルのスイートルームにも(女房を質に入れるか、カード払いで)泊まれるが、南千住の木賃宿にはホリエモンは泊まれないでしょうね。
どこへ行くにもお付きと車がついてきて、街中を気ままに散策なんて楽しみは出来ないでしょうね。

要は気持ちの持ちようで、見方を変えれば解釈も変わると、老いたオビ・ワン・ケノービがルークに言ってるように、他人やマスコミや体制に左右されない柔軟な頭になりたいものです。
人から見れば「花より団子」のオヤジかもしれませんが、花鳥風月も愛でることが出来るようになったのですよ。
人もお店も同じというわけではありません。
諦めない限り、少しずつでも成長していくのだと思うのですね。

ニュースで「姉歯」のすっとぼけた顔を見ていて、かように思ったしだいであります。 

14:58:52 | mogmas | | TrackBacks

駅前のbefore

以前お台場の先、青海埠頭の突端でよくバーベーキューをしていた頃、フジテレビはまだこの地に無く、「東京フロンティア」計画がまだ頓挫する前、「東京ビッグサイト」も建ち上がっていなかったその時のビデオが出てきた。
小僧は声変わりもしていなくて、じいさんはまだ健在で、かあちゃんは今より少しやせていた。
しばらくたてばこの場所は、まったく違った街に変貌するに違いないと確信していたので、建設中の現場ばかりを撮影していて、家族としてはとてもつまらないビデオになっていたのだが、現在の様子と照らし合わせてみると、今では結構興味深く見れた。

毎日デジカメを持ち歩いているので、そんな変貌を予感させる場所は記録しておいた方がいいと思い、出かけるたびに撮っている。

画像の表示有楽町駅前の再開発現場。
丸の内ルーブルで「ザスーラ」を見たとき、窓から見えた光景だ。
どでかいビルが建つんだろうな。

画像の表示東武線牛田駅前の建設現場。
広大な敷地の土壌改良を長いことやっているが、以前は化学工場だったから、色々と大変なんだろう。
何が建つのかわからないが、たぶんマンションだろう。
日帰り温泉施設なんてことはまずないだろうな。残念。

それにしても大掛かりな工事現場には、見たこともない大型工作機械が稼働していて、子供でなくてもワクワクしてしまう。
「サンダーバード」世代の性ですな。

10:36:00 | mogmas | | TrackBacks