December 06, 2005

タンポポ論争勃発!!


イルカ喰いのネタで散々オヤジを悩ませた「バーバー」くんが、新たな悩みの種をもってきた。

「刺身の飾りに付いている黄色い花は、タンポポ」だ、というのだ。
フン、ちょこざいな物知らずめ。
と軽くいなすことも出来たが、イルカの件で打ちのめされた後だし、一応話は聞いてみることにした。

仙台出身の「バーバー」くんは、実家や居酒屋などで食べたお刺身の飾りに、間違いなく「タンポポ」が付いていたと言い張るのだ。
どうしてもあの花は「タンポポ」だと信じて疑わないのだ。
地方によっては、ひょっとしてそんなことがあるのかも知れないと考えてもみたが、刺身に「タンポポ」はないだろう。

だまたまその場にいた(というか、毎度いるねぇ)「ヒトリモン」も、それは「小菊」だと諭す。
「ヒトリモン」は酔っぱらいである前に、ベテランの理科の教員で、東京農大出身だ。しかもインドで修行した筋金入りのベジタリアンである。
頭まで泡盛漬けになっているとしても、その程度のことはわかっているだろう。
根っこは煎じて薬にしたり、代用珈琲にするという話は聞いたことがある。
でも、花は食うか?
食ったとしても、刺身の飾りにするか?

オヤジ二人の攻撃に、しだいに自信が揺らぎつつも、尚も自説を曲げない「バーバー」くんに、提案をした。
この後オヤジがあらゆる手を駆使して「刺身飾りタンポポ説」を検証するから、もし彼の説が正しかったら好きな酒を奢る。
しかし間違っていたら、彼の可愛い彼女にすんごく深いスリットの入ったチャイナドレスを着てもらい、オヤジ二人にお酌をさせる。
そんな、彼女の気持ちを全く無視した無謀な賭けを「バーバー」くんは受けて立ってしまった。

すでにお酌は貰ったようなもんだと高をくくるオヤジ二人だが、しょせん酒飲み話の悲しいところは、賭けの具体的なことは一切決めていないことだ。
いったい誰がチャイナドレスを用意するのだ。
「バーバー」くんは、これから彼女をどうやって説得するのだ。ギンギンに酔っぱらったオヤジに、金ももらわすにすすんでお酌する娘などいるのだろうか。
二人の愛がこのさい試されるのだ。
逆に、「バーバー」くんが50年ものの泡盛の古酒を飲みたいと言ったら、どこで調達するのだ。
大瓶から柄杓で汲んでくれとオーダーされたらどうする。
うーん、成り行きまかせである。

「タンポポ」だ。
調べなければ。
また眠れない夜がやってくるのだ。
こうして新たな戦いの火ぶたが切って落とされたのである。


15:42:00 | mogmas | | TrackBacks

○エモンって何?


本当に魚河岸で買った電子辞書は重宝する。
デジカメとともに常に持ち歩いている。

何でも略して言う風潮なので、電子辞書も略して言いやすくしたらどうか。
「electronic dictionary」だから「エレデク」か、どうもゴロが悪いなぁ。
漢字のほうが「デンジショ」で言いやすいか。
いっそニックネームをつけてやるか。
「字引くん」「頭脳くん」「オヤジの知恵袋」「智恵ちゃん」(これは絶対いかん)「辞書リン」「シラベロン」「ヒクゾウ」「辞書エモン」・・・。「ジショエモン」・・・「エモン」、衛門ってなんだ?

門番とか、守衛の官職名だというのはわかる。
左衛門と右衛門があるのも知っている。
宗右衛門町で飲んだことはない。
こんなときは即「辞書衛門」だ。

【衛門】
御門府の略。特に、右衛門府を指す場合もある。

【衛門府】
皇居諸門の護衛、出入りの許可、行幸の供奉などをつかさどった役所。811年(弘仁2)左衛門府・右衛門府に分かれ、職員に督(かみ)・佐(すけ)・尉(じょう)・志(さかん)などがあり、多く検非違使(けびいし)を兼ねる。

なるほど、当たらずとはいえ遠からずだ。
昔は人を官職で呼ぶ習慣があったから、いつの間にか名前になってしまったのだろう。
「兵衛」とか、「龍之介」の「介」も役職名なんだろうから、「介兵衛」=「助平」=「スケベエ」なんて役職名が二つも付いているんだから相当なものだ。
昔から偉いお役人はスケベなエロオヤジだったんだ。
なるほど、最近のお役人がらみの事件は昔から変わらなかったんだ。
へえぇ。
おじさん、また一つ賢くなっちゃったんだなぁ。

ちなみに、もう一つの【衣紋】は、装束の着付け、着こなし、仕立てなどのこと。また、着方の方式。等々とある。
「ホリエモン」はいつもラフな格好で、高いものは着ているのだろうが、ちっともセンスがよくないし、こっちの「衣紋」は今イチですな。


12:37:30 | mogmas | | TrackBacks