September 23, 2005

役者の頭にCGかけたら!

“悪魔のあっくん”は最近栗○○明がお気に入りのようだが、オヤジはそうでもない。
オヤジのお気に入りは池脇千鶴ちゃんだ。
我がモグランポの開業年と同じ1997年、三井のリハウスのCMでデビューした彼女は、その後「大阪物語」で役者開眼し、確実に実績を積み上げて来た。
そして「ジョゼと虎と魚たち」で、妻夫木くん相手に世界で一番Hなことをしてしまう、おんなになっちゃったのだ。
一皮むけるというのだろうが、オヤジは自分の娘のごとく、彼女の芝居をみてきたので、ちょっと複雑。
でも、妻夫木くんタイプの男には気を許さないであろう。
そう、妻夫木くんはどの役でも妻夫木くんなのだ。
「ローレライ」の折笠役は、ミスキャストだと思う。
彼が出て来たことで、物語がとたんに甘ちゃんなものになってしまい、緊張感が失せてしまうように感じる。
しかも、これから死にに逝く若者の頭じゃないのが、最大の不満。
CMやらドラマで忙しいんでしょう。結構、そんなに坊主にしたくないんなら現代劇だけやってなさい。
CGにお金がかかっているのだろうが、役者の少しの不心得で、せっかくのお話が褪めてしまう。
最近の時代劇でもそうだ。
ズラからはみ出る襟足の毛をなんとかしてくれ。
そんな侍がいるか、見苦しい。
演出、監督の方にせつにお願い。
CGを使うなら、ぜひ役者の頭に使ってください。
ドラマをぶち壊す、見苦しい髪型やズラをなくしていただきたい。
妻夫木くんは、ボウズが出来ないなら、そういう映画には出ないでください。
それから、池脇千鶴ちゃんとはもう競演しないでね。
オヤジはゆるしまへんでぇ。




23:53:00 | mogmas | | TrackBacks

あてもなくTUTAYAを彷徨い、何の前知識もなく、直感で借りたDVDには、産業廃棄物のような作品もあれば、掘り出し物のような傑作もある。
まずは、産業廃棄物から。
食べ物でも、まずいとわかっていてもなんとなく食べてしまうものってありませんか。ゲテモノ食いとか、臭いのに嗅いでしまうものとか、恐いもの見たさとか・・・。
もう最初からわかっていても借りてしまう、そんなジャンルは、ホラーとかエイリアンもののようはキワもの作品。
本年度、いや、ここ5年の内、最もひどかった大賞に輝くのは、「ヴァンパイアVSゾンビ」(ゾンビが先かもしれないが、そんなことどうでもいい)。

「エイリアンVSプレデター」のおこぼれに預かろうとしたのだろうが、まったくもってひどい。映画じゃないし、お芝居じゃないし、ドラマじゃない。しかも対決すらしていない。
ただの産業廃棄物だ。
どうしてTUTAYAの担当者はこんなものを何本もストックするのか。まるで路上でパチモンを売っているおっさんと変わらない。
あまりにもひどすぎるので、唖然として最後まで見てしまった。
オマケに、もうちょっと弁明でもあるかと思って、予告編まで見てしまった自分に腹が立つ。

つらい話はやめて、いい作品の話を書こう。
ディズニー制作の「穴 HOLES」という映画。
上から読んでも下から読んでも“山本山”みたいな、Stanley Yelnats(スタンリー・イェルナッツ4世)少年の成長と友情、不運に負けず大逆転する冒険の物語。
そしてアメリカへ移民して来たYelnats 1世から150年に渡る秘密と因縁のお話。
ファンタジーでもあり西部劇的な要素もあり、クリーチャー好きも楽しめて、ほのぼのとした後味の残る映画だ。
盛りだくさんのプロットは、いくつもの伏線に導かれて、一気にラストのハッピーエンドに結びついていく。
少年たちの演技も生き生きとしているが、シガニー・ウィーバーのちょっと不気味で謎めいた役柄や、癖のある脇役の大人たちの演技がしっかりと脇を固めている。
見終わって「うーん、なかなかいいじゃないの」という言葉が、自然に口をついて出るだろう。

先日本屋で見つけた。
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映画の原作本だ。
「ルイス・サッカー」という作家は今まで知らなかったが、ニューベリー賞とか全米図書賞を受賞しているようで、新聞・雑誌の書評で大絶賛!なのだそうだ。
読んでから見るか、見てから読むか、オヤジ的には見てからのほうをお薦めいたします。

16:02:00 | mogmas | | TrackBacks