January 10, 2006

胃袋は満ちたけど・・・

この間「青葉」について書いたら、みなさんそれぞれにラーメンに対する思い入れがあるようで、連日ラーメン話で盛上がるヘンなお好み屋であります。

昨夜「バーバー」くんが、帰り際にラーメン食いたいなどと言うものだから、今夜までそれが尾を引いて、帰りに絶対ラーメンが食べたくなってしまった。

「イブクロミチル」というラーメン屋さんが出来たと聞いていたので、かあちゃんと食べに行った。
11時を過ぎたとはいえ、街は閑散として人通りもない。
おまけに雪になりそうな雨がちらほら降っている。
夜のラーメンには、まことにナイスなシチュエーションであります。
アーケードの下をヨーカドーの前を通り過ぎ、4号線の信号を渡ってすぐ右へ。
間口は狭いが、提灯や看板の灯りですぐわかる。
こんな時間にも拘らず、店内はけっこう賑わっている。
タオルを被り、酒屋の前掛けを着け、ジーンズをずり落ちそうに穿いているお兄さんたちが威勢よく働くこの店は、生ビールやサワー類などもあり、半分飲屋さん的なところがある。
お兄さんのお勧めのままに、「豚玉ミチルラーメン」と餃子を頼む。
かあちゃんは「味玉ラーメン」。
待つことしばし、出されたラーメンは浅手の丼に入り、豚骨醤油と謳ってあるが、とても濃い、塩っ辛いスープで、角煮とチャーシューがダブルで入っている。
なるほど、「替玉」ができるように味が濃いめなのか。
で、麺の量が少ない。
ならば「替玉」をしようじゃないかと、頼んで出てきた麺は最初のヤツより量が多い。
もちろんそんなものはペロリだけれど、塩っ辛くてスープは全部は飲めなかった。
かあちゃんの「味玉ラーメン」も味見してみたが、同じスープだった。
食べている間もお客さんはひっきりなしに入れ替わり立ち代わりで、けっこう繁盛しています。
食べ終わった者はとっととお帰り下さいビームが、楊枝で歯をせせっている背中に突き刺さり、ヨッコラショと腰を上げて退散だ。
ああ、美味しかった、という心からの満足感とはほど遠い気分だが、取りあえず「イブクロハミチタ」。
濃いものも辛いものも、刺激物も受け付けるオヤジではあるが、あと何年かは食べようとは思わない。
明け方の3時までやっているので、お酒のあとの仕上げに「イブクロミタシ」たい人はいいのかもね。
「珍来」や「天下一」のお仲間が1つ出来たということですな。

とぼとぼとかあちゃんと帰る道すがら、「雨は夜更け過ぎに雪へと変わる」のだった。
「サイレンが鳴り響くナイト」「踏切工事ナイト」
やたらノドが乾き、口直しをしたかったが、「最後の砦」は今日は休み。
塩っぽい唇をなめなめ、家に帰ったのでありました。 
ああ、残念。

02:42:00 | mogmas | | TrackBacks