January 22, 2006

つらら

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軒先から垂れ下がるのは氷柱だ。
雪が溶け始めたとはいえ、気温が低いから氷柱も出来るわけで、今日は日曜日だし、もう一寝入り。
おやすみ。

15:59:00 | mogmas | | TrackBacks

雪景色

朝7時前に突然目が覚めてしまった。
窓の外は一面の雪景色だった。
市場へ仕入れに行かなくてはならないので、そのまま思い切って布団から這い出た。
雪の市場へ行くのはちょっと気が重い。
それは寒さのせいではなく、昔の辛い思い出が甦るからだ。

19歳の冬、千住市場の仲卸でアルバイトをしていた。
給料がよく、お昼で終わるので、学校へ行くのにも遊ぶにも都合が良かったのだ。
だがその分仕事はキツく、朝も暗いうちからバンバン力仕事をさせられた。
肉体労働はそれでもさほど苦にはならなかったが、辛いのはモズクの袋詰めだった。
半ば凍ったような一斗缶の中のモズクを、手でつまんで袋に詰めていく作業。
雪のちらつく中で、延々とモズク詰めは続いた。ほぼ毎日。
それ以来モズクは見るのもいやになった。

最近でこそ食べて美味しいと思えるようになったが、食べ物を嫌いになった原体験を払拭できるかどうかで、その後の食生活は変わる。
なんでもありがたく食べられることは本当に幸せなことだ。

画像の表示雪の兼六園。じゃなくて、「柳原千草園」
雪化粧をすると風情がありますな。

画像の表示雪だるまを作る子供たち。
“おじさんも混ぜて”と言いたかったが、不審者に間違われる可能性があるので思いとどまった。
雪害で大変な地域の人たちには申し訳ないが、好きなウインタースポーツは何ですか?と聞かれたら、「雪かき」と「雪だるま」作りと答えてしまう。
こいつをやらせると、無心に何時間でも雪と戯れている。
ボランティアで「雪かき」をしようかと思ったことがあるが、しょせん都心部の柔な「雪かき」がいいとこで、豪雪地帯の凄まじい現実はそんなに甘くない。
今年は特に、軽々しく「雪かき」が趣味などとは言えない。

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いつもの道もご覧の通り。
こんな日が3、4日続いたら、音を上げてしまうのが都会の弱さだ。
それを知りつつも、仕事を終わって帰り道、まだ足跡のない雪道を調子に乗ってランラン踏み荒らし、滑って転ぶ愚かなオヤジなのである。

14:58:55 | mogmas | | TrackBacks