January 29, 2006

記憶喪失三悪魔饗宴

去る27日夜、モグランボは三人の悪魔にカウンターを占拠された。
何も事情は知らないご新規のお客様は、異様なオーラに打たれさぞや困惑したことだろう。
店主としてお詫び申し上げます。

元祖悪魔1号が昨年の秋頃から、不完全燃焼の右曲がり理不尽大魔境に落ち入っていたことは知っていたが、2週間前の13日の金曜日、ついにその結界が壊れ、10時半を過ぎた頃、かつてないほどの大悪魔になって現れたのだ。
その時に運悪く居合わせたお客様は、恐れをなしていっせいにお帰りになり、初めて悪魔を目の当たりにした「ミカちゃん」夫婦もドン引きであった。
悪魔は大声で理不尽妄想をまくしたて、オヤジに「お前は映画のエの字もわかってない」というものだから、「ガの字」はどうだと突っ込んで更に火に油を注いでしまった。
もはや店にいてもラチがあかないと判断し、迷惑をかけても目立たない明け方まで営業しているチェーン店に場を移した。
多少おとなしくなった頃を見計らって帰路についたのだが、その途上、悪魔は再び理不尽魔境に落ち入り、16、7年来の付き合いのオヤジが本気で怒る事態になってしまった。
電車も財布の中身もないのにおっ放り出すのは忍びなかったが、子供じゃないのだから後は知らない。
その日から、Cちゃんが命名した“あっくん”などという可愛気な呼び名は捨て、悪魔1号と呼称することになった。

その後一週間悪魔1号から音沙汰はなかったが、どうやら自分勝手な「禊」を済ませたとかで、電話とメールで詫びを入れてきた。
そしてその夜のお出ましとなったのである。
だが心強いことに、その夜は「横浜のふとっちょくん」が一緒で、取りあえず押さえは出来ている。
悪魔1号の名誉のために言っておくが、普段の彼は身なりのいい(スーツの胸ポケットからチーフを覗かせている洒落者)男で、仕事ぶりも誠実なのである。
お酒とストレスって怖いよね・・・。

悪魔2号「ヒトリモン」は、またしても超臭っさい泡盛「白百合」を持参して、一番乗りでカウンターのいつもの席に陣取った。
彼もまた普段はいい男なのだが、週末ドランカーの性でピッチが早く、何度も同じ過ちを繰り返してしまうのである。
しかし今夜は頼もしき職場の後輩「らーめん」くんが同席し、危険をいち早く察知できる。

そして1号2号を従えるかのように、カウンターの中央に布陣したのは、龍の女悪魔Cちゃんである。
その夜はスチャラカ旦那が会社の飲み会で遅くなるとかで、彼女一人の野放し状態だ。
だがCちゃんは頼る者がない方がしっかりしている。
“舌”好調で悪魔1号2号を手玉に取る勢いだ。
さすがに危機意識がはたらくのか、生ビールオンリーでガンガンいく。
他の酒に手を出さなければ、彼女はかなりイケル方だ。

こうして夜は更けていき、お約束どおり悪魔2号はつぶれた。
苦いものを飲み下すような表情がでたらもう最後なのだ。
壁と「らーめん」くんにガードされて、反省ザルのように頭をたらす悪魔2号を放っておいて、1号とCちゃんの丁々発止が展開される。
さすがに悪魔1号はセーブしているのか、いつになく謙虚だ。
いつまで続くかお手並み拝見だ。
するとCちゃんから一言。
「人のことを悪魔呼ばわりするけど、mogmasだって大悪魔じゃないの」とキツイお言葉。
そうです。
その通り。
私も悪魔の仲間であります。
我こそは悪魔00なのだ。
そして深夜のこの店は悪魔城である。
記憶喪失3悪魔ではなく、4悪魔に訂正させて頂きます。

しかし悪魔城もとっくに閉店であるので、場を移さなければならないのだ。
次なる悪魔集会の場で供されたのは、
画像の表示地獄のように煮え立つ鍋と、
画像の表示魔物のような背骨についた肉をしゃぶるご馳走だ。

やはり悪魔の胃袋は特別製にできているのか、両の足で無事帰ったのは、夜も明ける午前6時を過ぎていた。
一同明日の記憶が楽しみだ。

でも、何事もなくて??よかった。

14:28:54 | mogmas | | TrackBacks