October 22, 2006

りっぱな地野菜

  
野沢温泉に近い道の駅で、いろいろな変わった地野菜が売られていた。
中でもひときわオヤジの目を引いたのがこちら、
画像の表示真ん中のヤツの大きさは20センチほど、反り気味でなかなか立派なモノでございます。
さて、コイツはなんでしょう?
帰りが電車でなければもっと大きなモノ(なんと50センチもある)を買ったのだが、まあ写真のモノでも充分なインパクトであります。

両側の緑色のヤツは大根だそうです。
おろしてオカカと醤油をかけると、ご飯何杯でも食べられるそうな。

実はこういう地野菜の販売所で真に求めていたものは、本場の辛味大根なのだ。
それも「ねずみ大根」というヤツ。
昨年親戚の結婚式で来た時に、地元の人に勧められて食べた「おしぼり蕎麦」の味が忘れられず、この一年ことあるごとに辛味大根をおろして食していたのだが、最初に味わった本場物の鮮烈な辛味には及ばなかったのだ。
何カ所か野菜の販売所を見て回ったが、「ねずみ大根」にはついにお目にかかれなかった。

「ねずみ大根」とは ?
江戸時代に長崎から薬草として導入され、坂城町の一部地域でつくり続けられてきた、掌サイズの大根で、尻がふっくらとし、細い根がひょろりと伸びており、それがねずみの尻尾に似ていることから『ねずみ大根』と呼ばれている。
画像の表示

味はさらに個性的で、辛味が強く、肉質は硬く、おろしても汁気があまり出てこない。
すごい辛味のあとに芳醇な大根の香りと甘味が広がる。
これを土地では「甘もっくら」と表現するらしい。
地元ではその昔から、搾り汁に味噌やかつおぶしなどの薬味を入れて釜揚げうどんや蕎麦を食べる『おしぼりうどん・蕎麦』がある。
善光寺平の犀川以南、川中島合戦あたりから篠ノ井、更埴、埴科、上高地地方に限られた郷土食だそうな。

ガッカリしたオヤジに地元の伯母が、農協でやっているスーパーならあるかもしれないと連れて行ってくれた。
そして確かに辛味大根はあったのだが、産地表示を見たらなんと埼玉県産だった。
ああ、夢にまで見た辛味大根「ねずみ大根」は何処。
浦安の「ネズミーランド」には絶対売っていないだろうし、かくなる上はネットで探してやるっと調べたら、あっさりあった。
即、2箱購入。
なぜ今までこの手を思いつかなかったのだろう。
地の物は地元で買うということばかり考えていて、1年まるまる損した。
もっとパソコンとネットを活用しないとね・・・。


ああ、写真の立派なモノはカボチャだそうです。
食べるのがもったいないよねぇ。


15:32:04 | mogmas | | TrackBacks