October 06, 2006

ATMのおネェさん


銀行のATMの取引画面にタッチすると、中に入っているおネェさんが「いらっしゃいませ」と言う。

慇懃ではあるが実に機械的な声で、親しみに欠ける。

だからおネェさんが言葉を発する前に次の操作を行い、決めセリフを遮ってやるのだ。

すると「いらっしゃいませ」と言うところが「いらっしゃい」になり、とたんに下町っぽく馴染みやすくなってくる。

しかしもっと素早く操作すると、「いらっしゃいませ」が「いらっ」となって、普段感情を表さないおネェさんがイラついているように聞こえるので、これはあまりよろしくない。

ほぼ毎日のようにこうしてATMのおネェさんと遊んでいることは、かあちゃん公認だから許されるのだ。

でも長い付き合いだから、たまにはもう少し色っぽい声を出してくれてもいいと思うのだけれど。

きっと預金額が少なすぎるのだろう。
銀行のお偉いさんに、低額預金者に媚びを見せるなと指示されているに違いない。

案外ATMのおネェさんの仕事も苦労が多いのかもしれないな。
少しは優しく扱ってやるか。



11:56:40 | mogmas | | TrackBacks