November 22, 2006

忘年会


今夜は、オヤジのお勤め人時代の仲間との忘年会。

先日「悪魔のあっくん」と共に下見した、新橋の「ちゃんこ」料理の店「井筒」へ向かう。
だから間違いなく“自腹”だ。

その前に、せっかくの定休日だから映画を見る。
日比谷シャンテで上映中の「カポーティ」。
チケットショップで安い券を買い、余裕の観賞。
が、その話はまた次回。

忘年会で乾杯をする前に、オヤジはひとつネタを仕込んでいる。
“飲む前に飲む”“食べる前に飲む”の大正漢方胃腸薬を持参しているのだ。
これで安心してベロベロだぁ!



20:35:31 | mogmas | | TrackBacks

イーオン・フラックス

  
政府は2011年にすべてを「地デジ」にしようと企んでいるが、実はその年に謎のウィルスによって地球上の99パーセントの人間は死んでしまい、だれもくだらないテレビなんぞを見ているヒマはなくなってしまうのだ。

天才科学者「グッドチャイルド」によって発見された治療薬で救われた500万人の人間達は、唯一残されたユートピア「ブレーニャ」に隔離されて暮らしている。
そして400年の歳月が流れた2415年、ユートピアを代々統治する「グッドチャイルド」家の治世に疑問を感じた人々は、反政府組織「モニカン」を結成、凄腕の暗殺者「イーオン・フラックス」を独裁者「トレバー・グッドチャイルド」の元へ送り込んだ・・・。

またまたおなじみの「ウィルス」、「近未来」、「独裁者」、「隔離社会」、そして「スーパー・ヒロイン」ものであります。
この設定でセクシーな暗殺者というと、どうしても先に見た「ウルトラ・ヴァイオレット」のジョヴォ子と比較してしまうのは仕方ないことだ。
主演の「シャーリーズ・セロン」初のアクション物ということで、ずいぶんトレーニングをしたらしく、なかなか見せるところもあるのだけれど、流れるような動きをカメラはカットで割ってしまい、一連のアクションがもたらす爽快感が今ひとつ伝わってこない。
また、ジョヴォ子の肉体のパワフルさが、スリムなモデル歩きのセロンちゃんには欠ける。
特殊な能力においても、人間の領域を超えているジョヴォ子と比べると見劣りする。
監督の好みの問題なのだろうが、おおっ、と乗り出すような武器や兵器をもっと見せて欲しかった。

しかし、敵の総帥にすぐにたどり着けちゃうところは両者とも同じなんですな。
似た設定ではあるが、ドラマの厚みという点ではこの「イーオン・フラックス」の方がやや勝っているかもしれない。
「ウルトラ・ヴァイオレット」が映画のオリジナルであるのに対して、「イーオン・フラックス」は原作アニメが90年代に人気だったようで、影響を受けたとすればむしろ「ウルトラ・ヴァイオレット」の方だし、セロンちゃんをバーワーアップしたのがジョヴォ子なら、これも納得できる。

あとは女優の好みの問題だな。
「モンスター」でアカデミー賞を受賞しているセロンちゃんがやるということに意義があるわけで、それはそれで見事で、日本の女優にはマネのできないことだと思う。
香港や韓国のペッピンさんが、素晴らしいアクションをこなしているんだから、アジアの顔でアクションが成り立たないなんてことはないのに、日本娘はなかなか出てこないのが残念ですな。
再び志保美悦子が活躍できるように、本日は長渕剛の「とんぼ」でも聴いてみましょうかね。

13:46:09 | mogmas | | TrackBacks