December 27, 2006

めんどくせ!!


暮れになると、なぜかマスコミ関係の電話が多い。
雑誌、インターネット、テレビなど、今月だけで4件ほど問い合わせがあり、その全部が「大盛メニュー」の取材・出演依頼だった。

以前ちょっとしたミーハーな気持ちから、雑誌とテレビに出てしまったことで、大盛の店としてその筋の人達に見られてしまっているのだろう。

確かに開店して3年間くらいは、「ウルトラジャンボ」という直径40センチのチャレンジメニューを作ったり、その他の大盛メニューも積極的にやっていた。
しかし小さな店で、たて混んでいるときに、そういうでデカいものを焼いてしまうと他のものが作れないし、カウンターで身じろぎもせず焼けるのを待つ人は、たいてい横幅のある冬でも汗をかいているような人で、まことに異様な雰囲気が醸し出され、並んで飲み食いしている人達の会話も途絶えてしまうほどで、店の精神衛生上よろしくないことが続いたため、通常の大盛メニューだけにしてしまったのだ。

それでもモダン焼の大盛30センチが雑誌とテレビに出てしまったことで、またぞろテレビの出演依頼の電話があった。

段取りの悪いテレビクルーにとってもイヤな思いをしたし、けっきょくテレビはその時だけの都合のいいものにすぎないから、もう全部断ることにしている。

面倒くさいんだから、ほんとに。
もう大盛りの取材は一切お断り!



18:46:26 | mogmas | | TrackBacks

December 25, 2006

オヤジ、ホストになる

  
人間どこでどうなるかは、本当にわからない。
自分はそんな人間じゃない、と思っていたとしても、他人様はそうは見ていないこともあるし、自分の与り知らぬところで物事が進行していたりもする。
この暮れにきて、このシジュウクサイオヤジは、ついにホストになっていたのである。

そのメールは、毎日くだらないほど送られてくる種々雑多なメールの中のひとつだった。
思いっきり声を出して笑ってしまった内容は次の通り。

『初日招待券
あなたは当社の出張ホストとして採用された事をお知らせいたします。

お客様がPF情報をもとに、気に入ったホストがいましたら、連絡を取る。
予約が確定しましたら、お客様がホストの口座に入金される
4入金確認出来た時点で契約完了です、お客様のご要望のサービスを
お願いします。☆出社の義務はありません。都合の良い時間に
活動して下さい。☆出張費用:すべてVip女性が負担いたします。
☆女性職業:経営者、資産家、女医、デザイナーetc
今すぐ申し込み(完全無料)

一番最新の以来女性です。
【ちづる (28)】ID:153580 様より
《契約事項》
(?)条件■1日のお付き合い
給料■6万【前金2万】

(?)条件□1ヶ月(週2回)のお付き合い
給料□38万【前金10万】

どちらかを選び相手女性に直接返事を出して下さい。』

わーい、高収入が約束された、夢のホスト生活ができるぞー。
こうなりゃシコシコお好み焼いてる場合じゃない。
丸井でも行ってホストチックなスーツを買って、身につける光り物とブランドものの靴やバッグは、取りあえず「プラダを着た悪魔」いやさ「宇宙人ジョーンズ」さんに借りて、スカシた横分けハンサムボーイに変身だぁ。
ドンペリも飲んじゃうし、ダンヒルで煙草に火もつけちゃうぜぃ。
スカシた真っ赤なポルシェで外苑通りをブイブイいわせ、マダムのピンヒールで踏みつけられちゃうわぁん。

こりゃ、ボンビーな青少年にも教えてあげなきゃ可哀想だ。
「クロダくんーん」「ハッチャァーン」「ポッターくーん」、「タケチャァーン」「フリッパーくーん」、ついでに「バーバーくーん」、みんなリッチになりたいかーい ?
あら、お返事がありませんね。
みんなスカシた生活がしたくないんですかね。
恥ずかしがらないで、ホストになりたかったら、いつでもアドレスおしえてあげるからねー。
じゃあ、一足お先に【ちづる (28)】ID:153580 様と六本木ヒルズデートでもしてきましょうかね。
というわけで、本日はもう休んじゃおう。

てかっ !!


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December 24, 2006

頂き物の幸せ

 
持つべきものはお友達。
大事にしたいのは、気前のいい酔っぱらい。
頂きたいのは旬の旨いモノ。
ありがとう「ヒトリモン」先生 !!
 
落石のウニ
落石のウニ posted from フォト蔵

ごくごく一部の方にしかお知らせしない、大絶賛の「落石産のウニ」。
絶品です。
箱まで舐めてしまいたいほどの美味。
「宇宙人ジョーンズ」も八代亜紀以外で涙を流す、日本一の味。

継続は力なり。
早起きは三文の徳。
千住市場の行きつけのタコ屋さんで仕入れをしたら、なんとおまけに毛ガニを一杯もらってしまった。
思わず笑みがこぼれる、甲殻喜慟隊。  
おまけの毛蟹
おまけの毛蟹 posted from フォト蔵

茹でてその場で、かあちゃんと二人立ち食い状態。
足をチュルチュル、ミソをナメナメ、この幸せ、「バーバーくん」にはわかるまいて。
 
嗚呼、なんという善人。
泡盛好きのサンタクロース。
太っ腹のところがそっくり。
重ねてありがとう「ヒトリモン」大先生。
今が、旬の、旬の、旬の、紅〜ズワイガニ〜ッッッッ !!!

紅ズワイ
紅ズワイ posted from フォト蔵

冬は大好きだぁ〜っっっっっ !!
何度も言うけど、北と南の味の第三種接近遭遇だあ〜〜〜っっ !!!
頂き物バンザ〜イ。
わたくしは、わたくしは、幸せでしたぁ〜〜〜っ !!!!

11:12:00 | mogmas | | TrackBacks

December 23, 2006

祝 ! ベビー誕生 !!


昨日、「おちょこくん」と「ミカちゃん」夫妻に待望の赤ちゃんが誕生した。
予定より少々早く、体重も2000グラムに満たないので、保育器に入っているということだが、母子ともに元気だそうだ。
その報は午後4時過ぎに、病院の「おちょこパパ」からもたらされた。
彼の声からも、満面の笑みをうかべている様が見て取れるようだった。
まずは目出たし、目出たし。

そしてその夜、思った通りの満面の笑みでやって来た彼から、生まれたての姫の写真を見せてもらった。
いやぁ〜、五体満足でなにより。
小さいながらも元気そうだ。
オヤジとかあちゃんは孫でも見るように魅入ってしまった。
この少子化の時代に、また一人身近に子供が誕生して、本当にうれしい。
思えば4年前、「マラソンマン」も今夜の「おちょこくん」と同じように、生まれたばかりのauちゃんの写真を見せてくれたっけ。

いやぁ、生きててよかったね。
商売をやっていてよかったね。
今後も張り合いが持てるね。

ところで名前は決まったの ? と訊くと、まだだという。
だいたいのところは決めているらしいが、今日のところはママも大仕事を終えたばかりだし、ほどなく二人で話し合って決めるのだろう。
でも、オヤジはすでに何ヶ月も前から姫のニックネームを決めていた。
昨夜言いたかったが、がまんした。
満を持してここで言おう。

「おちょこくん」の愛娘のニックネームは、「こちょこちゃん」に決定致しました。

たくさんおっぱいを飲んで、すくすく育てよ「こちょこちゃん」。
オヤジだって保育器に入っていた未熟児だったのだ。
だけど今じゃ、いっぱいお酒を飲める蟒蛇だ。
あと20年たったら、一緒にお酒を飲めるといいね。
その時まで「おちょこパパ」を鍛えてね、「こちょこちゃん」。
ストップ・ザ・少子化、バンザーイ「こちょこちゃん」。

15:05:39 | mogmas | | TrackBacks

December 22, 2006

おっさん記念日

  
auちゃんのパパ「マラソンマン」のNくんは、当店でトップスリーに入る生ビール飲みの強者だ。
しかもクセのある昔っぽい焼酎も大好きで、「ヒトリモン」ですら敬遠する泡盛「白百合」も全然平気で飲む。
スポーツをよくやる彼は、昼間テニスで汗を流した後に仲間と飲み続け、そのまま夜になだれ込み、さらに延々と飲み、多少しどろもどろになっても泥酔もせず、じつに酒豪ぶりを見せてくれたものだ。
彼が実業団のランナーだった頃に、合宿でよく行っていた奄美でおぼえた黒糖焼酎「里の曙」は、オヤジもエラく気に入り、当店に常備するようになった。

もう7年ほども通ってくれているが、結婚前もパパになってからも、彼がヘロヘロに酔っぱらったところは3度しか見ていない。
しかも2度はごく最近だ。

つい先日、職場の方と一緒に、カウンターのいつもの席じゃないところに座った彼は、飲みだしてしばらくしたら突然シャックリが出はじめた。
これが、飲もうが食べようがビックリさせようが、まったくとまらない。
面食らう彼は「100回シャックリが続いたら死んでしまう」と焦る。
その様子を見てオヤジは思った。
酔っぱらいのバロメーターのひとつとして、シャックリというのはかなりきちゃっている状態だといえる。
シャックリが出はじめたら、もうそれ以上飲んでも酒は悪魔の水になるだけで、そろそろやめて寝なさいということだと体験上思うのだ。
その旨彼に告げると、「いや、それはない。まだまだ飲める。こんなもんじゃない」と認めない。
まあ、いつもの彼の酒量からいえば、酔っぱらうには早いと認めるが、仕事の疲れや、ストレス、それになにより30歳を過ぎれば、自分でも思わぬところで衰えが出てきたりするものだ。
「いや、ぜんぜん元気ですよ。酔っぱらっていないし、まだまだいけますよぉ」
首をかしげながら、言い訳する。
それがすなわち、酔っぱらいというものだ。
「まあさ、身体は正直だからね。頭ではいけると思っても、身体はしんどいのよ。いつのまにかおっさんになっていることを、頭はなかなか認めようとしないのよ」
「おっ、さん・・・」
絶句する「マラソンマン」。
関西出身の彼には、オヤジではなく、おっさんと呼ぶのが正しいと思う。
さらに追い打ちをかける。
「しゃっくりが出るということは、わたしはおっさんになりました。ということなのよ。だから、今日はおっさん記念日だね」
「い、や、だ。おれはおっさんじゃないよぉ。まだまだお兄さんですよぉ」
往生際の悪いおっさん初心者だ。
「どうあがいても、もうパパなんだし、ここへはじめて来た時から比べれば、腹は出てきたし、貫禄はついてるよ」
「ちがう、おっさんじゃない。だって、『ヒトリモン』先生や『バーバーくん』とは違いますって、おれはまだ昭和の酔っぱらいじゃないよぉ」
「いやいや、同じだって、あんたはりっぱな昭和の酔っぱらい ! 」
「ちがう、ちちがう、少なくとも『バーバーくん』よりは昭和じゃない ! 」
こういうのを五十歩百歩ということを、酔っぱらいは理解しようとしない。

「マラソンマン」と「バーバーくん」の年齢差はたったの二歳。
しかも「マラソンマン」の方が上で、四歳の娘の父なのだから、ん・・・、ひょっとして、父親のカンで、無差別女漁りアルカイダ「刈り魔王」の危険な匂いを察知して、娘を近づけてはいかんと余計な気を回してしまったのかもしれない。
フン、だぁいじょうぶだぁ。「バーバーくん」には清貧の誓いがあるし、昭和の酔っぱらいは一応身ぎれいだ。
それより、一刻も早く「おっさん」を受け入れて、シャックリを克服して、こちら側にいらっしゃい。
来年の12月18日は、晴れて祝いの「おっさん記念日」として飲みましょうよ。

その前に、少し酒を控えて東京マラソンのランナーとしてフルマラソンを走りきる身体をつくり、テレビでその勇姿を見せてほしいと思う。
そしてゆくゆくは、オヤジの野望「ホノルルマラソン」へ出場するためのおっ師匠さんとして、体力を維持していただきたい。
走れ「マラソンマン」 !  ゆけ ! 昭和の「おっさん」 !

15:05:01 | mogmas | | TrackBacks