December 14, 2006

12月14日といえば・・・

  
目覚め爽やか。
でも早起きすると、「なんでこんなに早くおきるの ?! 」と、かあちゃんから怒られてしまいます。
遅くても早くてもけっきょく怒られてしまう運命でありますが、丸一日何も食べず、酒ももちろん飲まなかったので、腹の虫がもうこれ以上は寝かせてくれません。
さっさと着替え、顔を洗い、熱い茶をすする。
入れたてのお茶のうまいこと、空っぽの胃袋に染み渡っていきます。

それから日本の正しい朝食、ご飯、味噌汁、焼き魚、焼き海苔、お新香と梅干しを、久しぶりに堪能する。
二杯目のお茶を飲み、小僧を送り出して、ゴミを出し、新聞を読む。
う〜む、一年は早い。
12月14日ではないか。
「おのおのがた、討ち入りでござる・・・」!!
じゃなくて、14日といえば車の保険の更新日だった。
昨日も一昨日もすっかり振り込むのを忘れていたのだった。
これはいかん、保険も車検もとっととやらねば。
のんびり新聞を読んでいる場合じゃない、保険が、車が、市場が、タコが、カキがオイラを待っている。
で、出発。

市場で仕入れを済ませ、店で仕込みをし、銀行へ行き、整備工場の親父に車の鍵を預け、眼医者で薬をもらう手続きをし、目薬をもらい、「ヒトリモン」の家の玄関ドアのノブに、信州から送られてきた長芋の袋をぶら下げ、今やプレミアがついて入手困難になっている黒糖焼酎「長雲」と、ちゃぶ台もない倹しい一人暮らしの「バーバーくん」にあげる折りたたみテーブルをバイクに積み、再び店へ戻り、牛スジの煮込みとモツの煮込みを仕上げ、牛乳を一杯飲んで考えた。

江戸時代の人って、牛乳を飲んだんだろうか ?
赤穂浪士が吉良邸討ち入り前に、腰に手を当て牛乳を一気飲み「よっしゃぁ、やっぱ牛乳でしょ ! 」なんてことは絶対有り得ないよね。
でも、吉良上野介が奥の奥の院でこっそり、滋養をつけるために牛肉を焼いて食べたなんてことはあるかもしれない。
だから「山鯨」なんてことをいうわけで、本音と立前はいつの世もあるわけで、とかなんとか妄想をたくましくして、店を後にしたのでありました。
今年は泉岳寺へは行かないな、残念ながら。

14:32:16 | mogmas | | TrackBacks