December 21, 2006

トラブルはなぜ年末にくるのか ?


毎年暮れになると心配することがある。
こちらは焦っているわけでも、特別酷使しているわけでもなく、ごく普通に、いつも通りのつもりなのだが、なぜかこの時期にヘソを曲げる連中がいる。

電子計算機さんと印刷機くんだ。
我が家の場合は、林檎娘とエプソンくんである。
エプソンくんの新人はトラブルがなく快適であるが、古株のA3ノビ夫のヤツはときどき駄々をこねて紙づまりをおこしたり、プリンタヘッドをガタガタいわせて不平不満を言う。
それは、毎回きまって年末のことだ。
年賀状の印刷は今年から新人くんにまかせてトラブル知らずだが、2年目からどうなるかはわからない。
いつも土壇場まで油断はできないのだ。

さらに本当に困るのが、林檎娘の不機嫌だ。
今年、ドライブや心臓部のロジックボードまで交換する大病を患い、その後何事もなく快適に動作していたのだが、先日の深夜ネットで調べ物をしていたら、フッと吐息を漏らすように画面が暗くなり、ファンが動きを止めてスリープ状態になってしまった。
「ご主人様、アタシもう眠いんです。先に休ませてくださぁ〜い・・・」とでもいうように、何度おこしても言うことをきかない。
今まで何度もこういった経験を通り抜けてきたが、慣れるということはなく、今度も冷や汗たら〜っ状態になってしまった。

深呼吸一つ、原因と対策法を沈思黙考。
取りあえず再起動をかけて、思い当たることをいくつかやってみる。
そして、朝の領域まで悶々として、諦めてシステム終了。

なぜトラブルは年末にくるのか ?
なぜメーカーは年末年始に新製品を導入するのか ?
すべての電子機器は何者かの意志でプログラムされ、年末年始にトラブルが発生するように仕組まれているのだ。
窓屋と林檎屋はグルで、インテルには毒が盛られ、他のメーカーも右へ習えの世界的陰謀なのだ。
それにオヤジの場合は、お忍びのアベ総理をいじりすぎたので、とうとう日本政府のサイバー攻撃を受けることになってしまったのかもしれない。

気の弱い個人は、これで神経をすり減らしてしまい、直せばなんとかなるものを諦めて、“もったいない”の精神もどこへやら、「どこよりも安い ! 」「20%ポイント還元」なんて謳い文句の量販店に走るのである。
わたしは負けない。いわれなきトラブルには徹底抗戦する。泣くもんかっ !!
取りあえずバックアップ、バックアップ、動けるうちにバックアップ。

そして数日。
あの時の不機嫌はなんだったのか。
トラブルなんてどこ吹く風と、何も変わらず動作する林檎娘。
この気まぐれ娘め !
だが、オヤジはまだ気を許していない。
無事に年を越せて、新年のお屠蘇気分がぬけて、量販店が売れ残りの心配をするその時まで、ちゃんと動いていたら警戒を解くとしよう。


12:39:43 | mogmas | | TrackBacks