February 13, 2006

チョコっと言いたい

むか〜し、むかしのことじゃった。
英国のある町を牛耳っている、それはそれはとても強欲な伯爵がおったそうな。
伯爵は領地の民にとても重い税をかけ、贅沢三昧の暮らしをしておったそうな。
じゃが世の中とは不公平なもので、そんな伯爵にはとても美しくやさしい奥方がいたんじゃ。
奥方は領民の貧しい生活を見るにつけ、なんとかならないものかと伯爵に訴えたが、聞き入れてもらえない。
何度かそんなお願いをすると、ある日伯爵はこう言ったんじゃ。
「それほどおまえが言うのなら、聞いてやらなくもない。ただし、おまえが一糸まとわぬ姿で町中を廻ることができたらだ。どうだ、できるか、この城の窓から、おまえのそのあられもない姿をみてやろう。それを見せてくれたら、税を軽くしてやろうではないか」
慎み深い奥方は三日三晩悩み、じゃがとうとう決断されたんじゃ。
着ているものを全部脱ぎ捨て、颯爽と白馬にまたがると町中を駈けて行ったそうな。
町民はそんな奥方の噂を聞きつけていたが、その心情を思い、家々の戸を固く閉ざし、見ないようにしていたんじゃ。
そしてついに強欲な伯爵も折れ、税を低くすることを約束したそうな。
やがて時は流れ、その伝説の奥方の気高い自己犠牲の精神に感動したチョコレート職人が、自社の社名をその奥方の名前にしたそうな。
つまり、レディ・ゴディバから「ゴディバ」社が誕生したのだそうな。
めでたし、めでたし。

まあ、ずいぶん前に聞いた話でありますが、おおむねこんな感じだろうと思います。
しかし、屈折したオヤジはこの話が腑に落ちないのだ。
これは自己犠牲ではなくて、ゴディバ伯爵夫妻のプレイじゃないのか?
町民は涎を垂らしながら覗き見をしていたのではないか?
いや、わたしはけっして、ゴディバの高級チョコにケチをつけるものではありませんのですよ。
コロンブスがヨーロッパ人として初めてチョコに出会う、何世紀もまえの話ですから・・・。

ところで、最初は飲み物だったチョコレートが、固形になるまでには100年以上もかかったなんて知ってました。
イギリスのパン屋が試作したらしいですな。
しかし液体でも固形でも、チョコレートはつねに「恋の媚薬」だったようですな。
かのサド公爵もこれを愛用したのだとか。
じつに淫靡なお話であります。

画像の表示ヒッヒッヒ、恋の媚薬頂きました。
ああ、人妻と恋に落ちたらどうしよう・・・「ミカ」ちゃん、手作りチョコありがとう。
おっと、待てよ、これを頂く時に、旦那はニヤッと笑って「実はオレが作ったんだよ」って言ったような気がする。
なんだ、これはプレイか?
旦那と恋に落ちたらどうするんだ。
やめてくれ!その手の趣味はないんじゃ。
男なんかきらいだァ、ゼッテェィ、オトコナンカァアイシタリシネェンデェョ、ウゼェェンデェ、テメェェ・・・


15:11:14 | mogmas | | TrackBacks