March 12, 2006

盛りだくさんな鹿児島空港周辺

明治43年、焼酎作りに欠かせない新たな麹菌が発見された。
発見したのは旧大蔵省の技官として鹿児島に赴任し、焼酎製造に関する指導をしていた「河内源一郎」という人。
それまでの焼酎作りに使用していたのは、日本酒用の黄麹と、泡盛用の黒麹だった。
しかし、いずれも取り扱いが難しく、「安定した品質の焼酎が出来ない」といった杜氏達の嘆きの声も多かった。
鹿児島よりも暑い琉球でうまくいっている黒麹を使用して試行錯誤を繰り返すが、安定した品質のものが出来るものの、味の面で納得がいかない。
そこでさらに研究を重ね、ついに発見したのが「河内菌」と呼ばれる白麹である。
これにより安定した品質と確かな味の現在に至る焼酎作りが活性化し、焼酎という蒸留酒文化が南国鹿児島に根付いたのである。

そして現在「河内菌」=白麹は、日本中の90%の焼酎メーカーで採用され、多くの焼酎に使用されている。

ざっとかいつまんでいうと、以上のような経緯で、芋、麦、米といった原料の違う焼酎にも白麹菌が使われているのである。
まあ、技術の進歩で昔ながらの黒麹菌も取り扱いが容易になり、今では多くのメーカーが「黒」という名をつけた焼酎を出しているが・・・。

で、この「麹屋」さんが作った焼酎は酒屋さんでは手に入りません。
鹿児島空港から車で1分の、地元の人が「焼酎公園」と呼ぶ、工場見学が可能なショップで買うか、ネット販売しかないのです。
この施設内の至る所で、飲み放題ともいえる試飲ができます。
以前、モグランポで置いていた「薩摩自顕流」もお試し放題。
気に入った焼酎の何本かを買い求め、昨日到着しました。
まだ、POPは作っていませんが、こっそり言って頂ければお出しします。

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しかし、ここにはもう一つの目玉がありまして、「バレル・バレープラハ」というチェコ政府観光局が置かれ、本格的なチェコビールとその製造技術を生かした「霧島高原ビール」が飲めるのです。

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もちろんつまみには、ソーセージなどの黒豚製品も豊富にありました。
従業員もとても感じがよく、空港からは無料の送迎バスが出ており、酔っぱらっても大丈夫。
まさに薩摩とチェコの良いとこ取りですな。

さらに、この敷地の地下には、「十三塚原特別攻撃隊」の特攻基地の地下壕が今でも現存し、慰霊の碑が建立されています。
また歩いてもすぐのところには、たぶん日本で一番でかいんじゃないかと思われる「西郷」さんの像がそびえ立つ「西郷公園」もあり、飛行機の待ち時間がある、という人は立ち寄ってみるのもいいでしょう。
歩き疲れたら、空港には足湯もあるばってん、安心たい。


14:43:48 | mogmas | | TrackBacks

うれしい言い訳

今夜、ミカちゃんのヒッキー旦那に言われてしまった。
「金曜と土曜はブログはお休みなの?」

違います。
怠けてしまったのです。
けっしてネタがないわけではなく、むしろ書きたいことがありすぎて、手がつけられないのです。
あれもこれも書きたい、どこから手を付けていいやら、携帯のイライラするような入力ではなく、自由に書いて写真も添えたいと思っているのです。
熊本・鹿児島の旅で撮った写真は322枚、「林檎」に取り込み、修正し、さてどの写真を使おうかと悩みます。

帰郷後の初日、ありがたいことに常連のみなさんがカウンターに陣取ってくれて、盛り上げてくれたおかげで、お酒もはずみ、家に帰ってきたのは深夜。
散々温泉に浸かってきたというのに、身体は疲れていて、何もできずに寝てしまった。

翌朝、鼻水が出て、喉がいがらっぽい。
実は、「知覧」で大雨に濡れ、小僧は旅の間中ずっと鼻をぐずつかせていたのだ。
幸い熱が出るようなことはなく、食欲もおう盛だったので事なきを得たが、24時間一緒だったオヤジは帰ってきて、ついにうつってしまったらしい。
取りあえずカゼ薬を飲んだが、眠くてしょうがない。
仕事には影響がなかったが、前日よりも忙しく、時間を見計らって来た「ヒトリモン」が、イナバウアーを超える技を披露しそうになるまで飲み、例によって連行して送って行った。
そして、よせばいいのに帰る途中で寄り道をし、生ビールを飲んでしまった。
結果、またまた何もできずに睡魔に襲われた。

ほんとうに、長いこと休ませてもらったのに、多くのお客様に来て頂き、うれしいことこの上ないのですが、ブログにまで体力がついていかなかったのが現状です。

来週はまたイベントが控えているので、ヘバっているわけにはいきません。
こまめに更新していきたいと思います。

よろしく。

02:16:43 | mogmas | | TrackBacks