March 27, 2006

未確認生物を確認

「ロボ・ネッシー浮上せよ」というテレビのドキュメンタリーを見た。
「ネッシー」とは、もちろんスコットランドのネス湖に生息していると言われる、謎の水棲生物のこと。
古くは1400年も前からその存在を取沙汰され、偽物、やらせ、誤認などもあわせ、多くの伝説がある、世界でもっとも有名なUMAだろう。
オヤジはこういう胡散臭いロストワールドが大好きだ。
なぜスコットランド人のジョニーさんに、今までネス湖のことを聞かなかったのだろうと悔やまれる。
次回いらした時には、質問攻めにしてしまうかもしれない。

ネス湖は、どんよりと不気味な湖という印象が強いが、長さは37キロメートル、幅は平均1.2キロメートル、水深は平均180メートル、最大で270メートルもある。
ベムラーやジラースが隠れても余りあるほどの、巨大な水たまりだ。
一部で海に繋がっているとか、洞窟が遥か地底湖まで続いているとか、色々云われているが、濁った湖底は未だに未知の世界のままだ。

ドキュメンタリーは、新たなネッシー伝説を作るべく、映画の特撮技術者や元海兵隊員、プロのダイバーなどが密かに集結し、4.8メートルほどのメカ仕込のネッシーを湖に登場させ、演出しようというものだ。
プレシオサウルスをモデルに作られたネッシーは、「ルーシー」と名付けられ、様々なトラブルを乗り越えてネス湖デビューすることになる。
潜航、浮上、口の開閉、首振りなどの動作は、3人のダイバーが水中で行い、観光シーズンの9月の湖に人の目につくように現れ、謎を提供する。
ネス湖を知り尽くしているという観光船の船長まで巻き込み、船の乗客達にも目撃させ、騙すことに成功する。

この番組の中で、スタッフは誰も本物のネッシーが存在しているとは思っておらず、不気味な水中での作業もビジネスライクにこなしていく。
何よりも、大勢のその道のプロを雇って、騒乱罪ともいえるプロジェクトを発案したのは誰なのかということには一切触れていない。
かなりの費用だってかかった筈なのに、まるでそのスポンサーは謎のままだ。
ネス湖観光協会がやったのだとしたら、もはや完全にネッシーは存在しないと認めたようなものだ。
なんとなく吹っ切れないまま番組を見終わった。

鹿児島の旅で、もし天気やアクセスがよければ行きたかったのは、指宿のちょっと先の池田湖だった。
ここには現にタイヤチューブのような大ウナギが生息し、一頃は怪獣「イッシー」の目撃情報が飛び交ったものだ。
地元の人に聞くと、最近はすっかり「イッシー」も影が薄くなり、なんかいるらしいというモヤモヤ感はあるものの、古代の恐竜の仲間や、得体の知れない怪獣だなどとは誰も思っていないようだった。

そんな中、店に未確認の野獣が現れた。
その正体は、刈り魔王「バーバー」くんに料理された「ヒトリモン」だった。
「野獣のような髪型」の結論がコイツだ。
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かくてまたこの世から、謎のUMAの存在が否定されたのである。

14:11:40 | mogmas | | TrackBacks

桜情報-2 もう花見ができます

日一日と花は咲き誇り、人がうかうかしている間にも春を演出しています。
疎開道路の桜と柳原の桜は、もう人を待ちきれないほど咲いています。
仕事の行き帰りに道路の真ん中をゆっくり歩き、桜を満喫しているオヤジとかあちゃん。

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でもやはり、田中屋商店さんの前と「最後の砦」前が、一番の花見スポットであります。
だから自然に「最後の砦」に吸い込まれ、一杯やってしまうのです。
麦焼酎の「神の河」はなんとか置いてくれたけれど、泡盛はダメそうだ。
マスターが飲んでOKのものしか置かないようなので、もう少しネバって啓蒙しようと思う。
急がず、慌てず、浸透してゆくのだ。
柳原の桜もここまで咲き誇るのには、10数年の歳月が必要だったのだ。
急がば回れ、ゆっくりといきましょうや。

09:42:00 | mogmas | | TrackBacks