April 02, 2006

悪魔降格、スチャラカ4号誕生

「あんた、ほんとうに悪魔のような人だよ」
といわれて、まさか喜ぶ人がいようとは、このブログを始めるまで思わなかった。
「まったくスチャラカな人だね、この人は」
といわれて、うれしそうな顔をする人がいることも以外だった。
だが、悪魔とスチャラカを行ったり来たりする人はもっと珍しい。

金曜の夜ベロベロのハイテンションで、顔は島田洋七、声は鶴瓶似の先輩と、ばっさり髪を切ってマッちゃんのようになったナベさんと共に、チッチキチーの「梅さん」が現れた。
入ってきた瞬間から「うっわ〜・・・」と引いてしまうほどの悪魔モードで、しばらく前から陣取っていた東京蟒蛇倶楽部の面々を臆することもなく、並々と泡盛をグラスに注ぎ、「やかましい、しばくぞ、ボケ」と関西ワールドを展開した。
調子に乗った「梅さん」、全員に酒を振るまうが、すでに臨戦態勢に入った龍の女悪魔Cちゃんを侮っていた。
「トモさん」にうるさいと諌められた「梅さん」、「うるさくないよね」とCちゃんに同意をもとめたが、この期を逃さずCちゃん、
「うるせぇよ。鬱陶しいんだよ!」
と浅草の姐さんの口調でピシリと十八番のセリフを言い放つ。
その場に居合わせた全員が、いきり立った何かがヘロッと萎える瞬間を見た。
悪魔の年期と格の違いを見せつけられて、「梅さん」途端にトーンダウン。
オロオロと「トモさん」にすがる目で、弱っちー姿を露呈する。
かくて満場一致で「梅さん」の悪魔ナンバー6は剥奪され、スチャラカ4号に降格された。

そして土曜の夜。
懲りないチッチキチーは、またしても蟒蛇連合が集結する真っただ中へ飛び込んだ。
昨日の今日で、さすがにこたえたか、スチャラカ旦那が提唱する「スチャラカ道」の教えを請いたいと謙虚な態度を見せる。
よしよし、運命を受け入れるのだ、若きスチャラカよ。
だが、悪魔の姐さんとスチャラカの先輩がお帰りになったあと、
バッカスの神は罪もない「トモさん」に罰をお与えになった。
急激に酔いが回った「トモさん」は、崩れ落ちるように昏倒した。
この2日間「梅さん」のお守りをして、陰日なたになってサポートした疲れがでたのだろう。
チッチキチーの消沈した姿を見るのははじめてのことだ。
ソファーに横たわり、水とアイスクリームをとってようやく復帰した「トモさん」は、ちょと甘ったれモードで、「抱っこ」とおねだりだ。
まだ足が完全に良くなってない「梅さん」はうろたえるが、バッグを前に背負い、「トモさん」をおぶった。

画像の表示夜道を危なっかし気に帰る2人。
今後は謙虚に地道にスチャラカの道を歩んでもらいたい。

そんな2人に見て頂きたい映画がある。
高倉健さん主演の「ホタル」である。
ヒロイン田中裕子の役名は「トモさん」だ。
特攻のことも知って下さい。
「トモさん、万歳」

15:25:04 | mogmas | | TrackBacks