June 15, 2006

レンタル一週間

またまた、DVDを借りてしまった。
返却期間が迫っているので、ごく簡潔に感想。

「交渉人 真下正義」

「おちょこくん」がけっこう面白いよと言うので、期待して見た。
よくできたお話だ。
役者もよくやっている。
できすぎたお話だ。
役者も慣れきっている。
テレビのスペシャルにしては、がんばりましたね。という感じ。
犯人をうやむやにするのはいかがなもんでしょうか。
カラスがうるさいんだけど・・・。
「深夜プラス1」の謎かけも、あの程度だと「内藤チン」めも納得いかないと思う。
オヤジがあと10歳若くて「踊る〜」ファンだったらよかったかもね。

「イントゥ・ザ・サン」

セガールさんの前で、インタビュアーは上着の内ポケットを探るようなマネをしてはいけないのだそうだ。
反射的に攻撃の手が出てしまうらしい。
「ごんぶと」な関西弁をしゃべるセガールさんの、これは「キル・ビル」な勘違い正義感のお話だ。
ヘンな日本人や、ヘンな日本が登場し、日本人の妻と離婚したセガールさんの頭の中の日本なのかもしれない。
ヤクザの事務所のテレビには、セガールさんの娘が出演した「ガメラ」が映っているし、監督もセガール・ワールドに逆らえないのだ。
もう「沈黙」しなくなったセガールさんは、どんどんB級の球を投げてくるのだろう。
それはそれでおもしろいのだけれど・・・。

「ズーランダー」

ハリウッドはオカマが本当に好きだ。
善良なオカマと、オバカな悪者のオカマがとくにお気に入りだ。
オバカな悪者のオカマは、ファッション業界を影で操り、アメリカ大統領の暗殺にもかかわり、世界的な陰謀の黒幕でもある。
そんなオカマの刺客として、アタマは軽いが、スーパー男性ファッション・モデルの「ズーランダー」が選ばれ、洗脳され、「リラックス」と曲が流れると凶器に変貌する。
ヒロイン「マチルダ」は、かつての「マチルダ」ナタリー・ポートマンにインタビューしたり、「デヴィット・ボウイ」もオバカな決闘に一枚かんだり、ハリウッド関係者もオカマが登場するオバカ映画は大好きで、いろんなスターがカメオ出演しているのだ。
この手の映画は、斜に構えて苦笑いしながら見るのがよろしいでしょうな。

「復讐するは我にあり」

なにかキッカケがあると昔の映画を見たくなる。
そのキッカケが「死」というのは悲しいが、かつての名匠はことごとくお年を召されているし、やがてその日が来るのは避けられない。
追悼、今村昌平監督。
30年前に、オヤジに入学金200万円が払えれば、あなたの学校で学んでいたかもしれません。
あいにく10万円しか用意できなくて、鈴木清順監督のもとでお茶を濁しておりました。
TUTAYAさんにあなたの作品は、「ウナギ」以外には、この作品しか見当たりませんでした。
「豚と軍艦」を探したのですが、ありませんでした。
アントニオ猪木といい仲だった倍賞美津子さんの豊満な肉体に打ちのめされた記憶がありますが、緒形拳さんのギラギラした演技もすばらしかったです。
きっとウッチャン・ナンチャンも悲しみにくれていることと思います。
安らかにーーーー。



09:47:00 | mogmas | | TrackBacks