June 16, 2006

模様替え

ブログの体裁を変えました。
文字が少し大きく、見やすいデザイン(スキン)にして、カテゴリもちょっと変更しました。
話題があっちこっちに飛ぶので、一つのカテゴリに収まらないということを実感しました。
そのうちテーマごとにブログを分けようかな・・・。

14:56:56 | mogmas | | TrackBacks

酸辣湯が食べたい。

アメリカの作家「アンドリュー・ヴァクス」のハードボイルド小説に、前科27犯のアウトロー探偵「バーク」の活躍するシリーズがある。
レギュラーの登場人物は、「パンジイ」と名付けられた獰猛なブルドックをはじめとして、どいつもこいつも一癖も二癖もある脛にキズ持つ連中ばかりだ。
聾唖だがカンフーの達人で運び屋の「音なしマックス」、男も女も惚れてしまう美貌 ?の男娼「ミシェル」、ゴミ捨て場を隠れ蓑に、兵器から車の改造まで何でもござれのマッド・サイエンティスト「モグラ」、そして、料理の味がグルメ批評家どもの注目を浴びて、田舎者どもが押し寄せるのをなによりも恐れる広東料理店の女主人「ママ・ウォン」。
「バーク」はこのママの店の公衆電話を、探偵オフィスの電話として使わせてもらっている。
料理のことも裏社会のことも知り尽くしているママは、なぜか「バーク」を息子のように扱い、いつもの席につくと熱々の大きな壺に入ったスープを持ってこさせ、「お飲み、バーク」と半ば強制のように口をつけさすのだ。
それが「酸辣湯」。
酸っぱ辛い、目の覚めるような中華スープだ。

いつだったか、もうずいぶん昔、この「酸辣湯」を堪能し、汗だくになったことがある。
それ以来、定期的に「酸辣湯」を身体が欲するのだ。
3、4年前のことだが、今や当店の常連さんの一部しか目撃したことがない伝説の男「ウッチー」の我が侭で、酸っぱ辛いものを食べに行こうということになり、辛いもの好きなCちゃんを誘い、3人で中華居酒屋のような店に行った。
しかし、納得のゆく酸っぱ辛いが味わえなかったので、今度はタイ料理の店へハシゴしたことがあった。
あれ以来、本格的な酸っぱ辛いものを食べていないような気がする。

「酸辣湯」が食べたい・・・。
数日前、見えない磁力に吸い寄せられるようにコンビニに入ったオヤジの目の前に、それがあった。
画像の表示カップで「酸辣湯」。
天の恵み。
さっそく家で試食。
「ママ、これはサンラータンにならないよ。せいぜいニラータンぐらいだ」
「おお、バーク。あんたはアタシの酸辣湯じゃなきゃだめなのよ」
「舌が火傷するほど熱くて、ヒイヒイいうほど酸っぱ辛いヤツが食べたいんだ」
「では、ニューヨークへお行き」
ウェ〜ン、結果は見えているのに、ヤスモノガイノゼニウシナイだ。
ニューヨークは無理としても、今度ぜったい横浜中華街で本物を食べてやろう。
悪魔のあっくん、そんときゃガイドをお願いしまっせ!

10:10:00 | mogmas | | TrackBacks