July 12, 2006

ドクダミ風味の十割蕎麦

  
お彼岸の前に墓参りと、秘密兵器を持参して「八柱霊園」へ。
墓地のあちこちに盛大にドクダミが繁殖して、玉ヒバもツンツン伸びている。
ハサミで玉ヒバのツンツンを伐りまくり、ドクダミをカマで掘り返して根っ子ごとむしり取る。
墓の回りに伸びている雑草を一掃するために、秘密兵器「ちょい焼きくん」を用意、カセットボンペを装着して火をつけると、ファイア〜ッ ! 勢いよく炎が噴出した。
これであっという間に乾ききった雑草などは丸焼けだ。
調子に乗って火炎放射器のように炎を弄び、逃げ出したムカデを地獄の炎で焼き殺し、アリの集団も生け贄にするという、無駄な殺生、ジェノサイドに夢中になっていたら、玉ヒバまで焼いてしまい、あわてて水をかけて消火する始末。
ご先祖様は、このロクでもない殺生オヤジを呆れて見ていたかもしれない。

1時間余り、汗だくになって草をむしり掃き清めたおかげで、こざっぱりして清々した。
しかし、ドクダミの臭いがこびりついた手は、洗ってもちっとも臭いはおちない。
まあしょうがない、取りあえず昼飯にしようということになり、霊園の近くの最近出来たばかりの和食レストランへ入る。
寿司や刺身の他に、十割蕎麦もおすすめだとメニューにあったので、せいろと天丼のセットにした。

出てきた十割蕎麦は、ワサビを自分ですりおろすように、小さなおろし金と生ワサビの切れ端が付いている。
蕎麦はやけに白っぽく、香りがしない。
喉ごしはよく、つるつるとたぐれてしまうのが、逆に物足りなさを感じる。
それよりも、手に付いたドクダミの臭いがキツくて、蕎麦が負けてしまう。

これからは草むしりのあとは、蕎麦やスシはやめとこう。
なんだか食べた気がしなかった。

16:25:15 | mogmas | | TrackBacks