July 13, 2006

手づかみカレーへの道-1

  
昨年衝動的に行われた「手づかみカレーの会」を、そろそろ正式に執り行なうべく、日夜試行錯誤している。
なんでもそうだが、知れば知るほど奥深く果てしなくなるので、片手間でちょっとカミというのは性格上なかなか出来ない。
本当に本格的にやるつもりなら、商売替えをしなければならない。
だって、お好み焼と同じくらいカレーも好きだから。
しかしもともとは、楽しく、美味しく飲みたいがためのイベントだったことを思い出し、もう少し肩の力を抜いて、「お試し」ぐらいのつもりでいこうかと考え直している。

とはいうものの、飲食にかかわっている立場上、インスタントやレトルトでお手軽に済ますというのも気が引ける。
まして、ナンやチャパティーなどの粉モノは、お好み焼の遠い親戚ともいえるだろうし、ぜひ鉄板でうまく焼いてみたいものだ。
ただ「手づかみカレーの会」というぐらいなので、主役はインド風のカレーとご飯だ。

インド修行経験のある「ヒトリモン」ナンダ・先生の仕入れで、本格的なインディカ米「バスマティライス」の在庫があるので、先日炊いてみた。
画像の表示いかにもインドっぽいパツケージ。
日本米と同じ水加減で、蒸らし時間も同じようにやってみたが、わりとお手軽に炊きあがった。
店にある材料だけで2日間煮込んだカレーをかけて、運良く居合わせた「バーバーくん」に試食をしてもらったところ、毛穴が開き汗が吹き出るも、概ね良好だった。
さらに、ガーリックライスにしてみたが、粘り気がないので簡単に炒めることが出来て、実に快適だった。
そばめしをこの「バスマティライス」でやってみれば、半分の時間で作ることが出来るだろう。
「インド風そばめし」もいいかもしれない。いつか試してみよう。

白飯は基本だが、さらにインド料理店の定番「サフランライス」も作ってみようと、いろいろ調べたら、本場インドでは「サフランライス」などめったにお目にかからないと、インド料理店を経営されているインド人の方がおっしゃっていた。
日本のインド料理店では、高価な「サフラン」ではなく、「ターメリック・ライス」が多いらしく、型に入れて盛りつける理由がわからないとも述べていた。
確かに、乾燥した「サフラン」1キログラムを得るためには、花のめしべの数で50万本が必要になるというので、高級な「サフランライス」を食べるのは高級な人々なのかもしれない。

全然高級ではないオヤジでも、ありがたいことに「S&B」や「マコーミック」などから出ている小さな瓶入りの「サフラン」を手軽に購入することが可能だったので、鮮やかな黄金色の「サフランライス」を作ることが出来た。
かあちゃんの作った家庭のカレーとともに食べても、味も雰囲気も引き立ててくれるし、なかなかいい。
本番ではもう少し本格的に、オヤジ流のアレンジも考えておこう。
「手づかみカレー」への道は、まだ遠い。




10:58:00 | mogmas | | TrackBacks