July 02, 2006

ドミノ

  
実在した女バウンティハンター「ドミノ・ハーヴェイ」の半生を虚々実々を織り交ぜて、トニー・スコット監督が映画化しただ。
まあ、映画の冒頭で「この映画は事実に基づく」とことわりを入れておいて、次に「いちおう(Sort of)」と出るてぇことは、まんずフィクションがだいたいてぇとこだべさ。

DVDの特典映像で、本物の「ドミノ・ハーヴェイ」が出てくるんだけんど、まんず女子はわからねぇだ。
お嬢さん生まれで、モデルの経験もあって、若くして賞金稼ぎになって、35歳でおっ死んでまっただよ。
映画の中でもクスリをやっているようなセリフがあっただが、実際もヘロイン中毒だったようでさぁ。
仕事中もドラッグを手離さなかっただと、ショットガンぶっ放して人狩るジャンキーなんて、まっことおっそろしいだね。
しょせん無鉄砲なお嬢さんのやるこった、やっばくなってきたので金もらって引退すべぇと、ハリウッドに身売りしたんだぁな。
そんでも、映画公開前に麻薬密輸容疑で逮捕されちまってぇ、下手すりゃ終身、よくても懲役10年なんてぇことになっちまって、にっちもさっちもいかなくなっちゃったんだろね。
まもなく自宅の浴槽で死んじゃっただよぉ。
状況から考えて自殺だろうってこっただが、さんびしい末路でないの。
こったらことをふまえて、映画を見ても、ぜんぜんなんも影響はないだ。

だってさぁ、ドミノ役の「キーラ・ナイトレイ」ちゃんはとってもいかしてるんだぁ。
イギリスの雑誌FHMが200万人を対象に行ったアンケートで、「キーラ」ちゃんは世界で最もセクシーな女性に選ばれたんだと。
2位はモデルのキーリー・ヘイゼル、3位には「スカーレット・ヨハンソン」ちゃんだっていうから、オヤジの目もまんずはずれてないっぺ。
「キーラ」ちゃんは1985年生まれだっちゅうから、まんだこれから将来有望のピッチピチだあね。
「スター・ウォーズ エピソード1」に、「ナタリー・ポートマン」扮するアミダラ女王の影武者役で出てたのは、ちょっとびっくらたまげたね。
そんでも、どっかの国のアイドルと違って、可愛いコちゃんの役ばかりでなくって、「ドミノ」のような汚れ役も、濡れ場だってちゃぁ〜んと服を脱いでこなしちゃてるんだなぁ。
彼女のきれいな「おとがい」を見れるだけで、「ドミノ」はめっけもんだべさ。

かっちょいい「キーラ」ちゃんを素敵に見せる、トニー・スコット監督の演出はCMみたいで、いささか目にやさしくないところもあるけんど、まんずスタイリッシュと言っておこうか。
脇を固める久々の「ミッキー・ローク」は、猫パンチを卒業して、ほどよく枯れて崩れた中年をいい感じでやってくれてるんだなぁ。
「ドミノ」のかあちゃん役で、ジャクリーン・ビセットが出ていて、オヤジは余りの懐かしさとお年を召されたことに、ちょびっと切なかっただ。
だども「リューシー・リュー」は余計だったべさ。
好きか嫌いかっていえば、好きな映画にはいるけんど、作品そのものよりも、「キーラ」ちゃんの魅力に引きずられちまっただなぁ。
ネズミー・ランドの御用映画みたいで見る気になれなかったけんど、「キーラ」ちゃんが出ていると知って、「パイレーツ・オブ・カリビアン」も見なくてはなんねぇだ。
パート2も出演者は替わらないらしいから、劇場へ行ってしまうだ。
あーいそがしい。

11:04:00 | mogmas | | TrackBacks