July 24, 2006

ウニくらべ、海老祭り

  
「手づかみカレーの会」から一週間、本日は「ウニくらべ、海老祭り」でございます。
例によって島の行商人「ヒトリモン」先生の無差別大量仕入れにより、今度は北の恵みがモグランポへ運び込まれた。
この恩恵にあずかるのは、先日引っ越しをして一人暮らしを始めた「バーバーくん」と、運良くその場にいた、これまた一人暮らしを始めたばかりの「クロダ」くんである。
発泡スチロールの箱から、産地から直送されたばかりの海の幸を取り出す。
まずは、北海道は奥尻産の「生・バフンウニ」と礼文島産の「生・ムラサキウニ」。
続いて、宮城県産の「ムラサキ海老」。
どれもかなりお高いオーラを発しております。

以前やはり「ヒトリモン」先生が持ってきた「落石産生ウニ」で、高級生ウニの美味さに目覚めてしまったかあちゃんは、この2箱の生ウニを目前に喜色満面だ。
だが、飢えた20代の若者に存分に食わせるのは10万年早いような気もするが,なんせそこは文字通り「太っ腹」な「ヒトリモン」先生、「さあ、食べて食べて」と大盤振る舞いだ。
さっそく、一同うれしさに震えるように、箸を付ける。
「バフンウニ」の方はとろける甘さで、何もつけずに美味しさを実感できる。
「ムラサキウニ」は食感がよく、ワサビと醤油をちょっとつけると美味さがよりいっそう引立つ。

う、ま、い ! 美味すぎる !!


まったくどうして,この北の海の幸と、琉球泡盛の相性のよさは抜群だ。
前回同様、彦麻呂風に表現しかけたが,美味いものは旨いというのが一番で、ヘンにテレビ的な言い回しなどウソくさいのでやめた。

恐れを知らぬ「バーバーくん」は、2種類のウニをスプーンに合わせ盛りにして一気食いして気勢を上げる。
外は雨が降り出したが,幸せな時間はさらに続く。

見事な紫色の殻をした「ムラサキ海老」は、まず半分を生のままワサビ醤油で食してみる。

こ、れ、も、、、、う、ま、い ! 美味すぎる !!


そしてあとの半分に串を打ち,網の上で塩焼きにする。
うーん、どちらも甲乙つけ難い味わいだ。
折角なので頭と尻尾もカリッと焼いて、残らず平らげた。

だが、恐れを知らぬ「刈り魔王」も苦手なものはあるわけで,彼は海老でアレルギーが出てしまう体質だといい、同郷の海でとれたこの海老を楽しめない不運に見舞われた。
「カッパエビセン」が大丈夫なら食えないわけがないと、オヤジたちのけしかけにほんの少し食べてはみたものの、やはりどうもだめらしい。
フ,フ、フ,不憫なヤツよのぅ。
食わぬのならこちらで頂きましょうと、彼の分もありがたく頂戴した。

ウニはあらかた食べてしまったが,箱の隅の方にへばりつく残骸と黄色の名残りももったいないと、そこへごはんを入れてまぜ、醤油ときざみ海苔をかければウニ丼の出来上がりだ。
飢えた獣のような若者二人は,もう今後二度とこの贅沢は味わえないかもしれないので、「残りカス箱ウニ丼」を涙を流さんばかりにかっ込むのでありました。
よしよし、愛いヤツらである。
若木に栄養を存分にやって、実が成ったらその恩恵にあずかろうという邪なオヤジの陰謀だともしらずに・・・。

たっぷり海の幸を堪能した「ウニくらべ、海老祭り」の閉会の儀式は、例によって「ヒトリモン」先生の強制連行だ。
いいショットをたくさん撮ったのに、ああ、容量オーバーで写真を載せられないのがヒジョーに残念である。






11:58:38 | mogmas | | TrackBacks