December 20, 2007

吊るし柿


  
田舎では普通に見かける光景。

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天草からたくさん送ってきたので、さっそくかあちゃんが吊るした。

腐る寸前のグチョグチョのやつは、もれなくオヤジが食べた。

えも言われぬほど甘い。

果物も人も、腐る寸前が旨いのだ。

いったいこういうものの、賞味期限なんて設定できるのだろうか ?

グチョグチョの柿は商品価値が無いから捨てる、というのなら、もったいないからオヤジが全部食ってやる。

ホタテの分量が表示より少なかったからといって捨てるというのなら、全部オヤジにくれよ、崎陽軒さんよ。
わしゃ子供の頃からそのシュウマイが大好きなんだから。


たくさん送られてきた箱の中には、他にも白菜やナスやみかんが入っていたので、漬け物の樽を買ってきて、白菜は漬けた。

よく漬かった白菜で、ホカホカご飯を巻いて食べるのが大好きだ。
これにハムがあれば、オヤジのお正月はOKだ。
なんて安上がり。

ナスは、またまた卑猥なほどでかく反り返っている。

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どうやってコイツを食べりゃいいんだ ?


酒は飲んでいないのに夜更かしばかりしているから、歯医者で椅子を倒されて、顔にタオルをかけられて歯を削られているうちに、性懲りも無く鼾をかいてしまった。
自分のかいた鼾でハッとして起きた。
「お疲れみたいですね。大丈夫ですか ? 」
中島ちゃんがニッコリ笑って、声をかけてくれた。
中島ちゃんというのは歯医者さんのオヤジの担当で、年の頃は二十代半ばの歯科衛生士か、歯科助手かどっちかだと思うが、童顔で化粧っ気がないが、いつもニコニコしているメガネっ娘で、たより無さげな口調だが仕事はキッチリやるタイプの女性だ。
今日始めて胸の名札を見て、「アヤ」ちゃんだということもわかった。

いい歳をして、間近に迫る若い娘の顔を見られるのは歯医者さんぐらいしかない。
床屋さんでも顔は接近するけれど、「「ハーバーくん」ではときめかないでしょう。

歯医者さんも今年で最後になった。
来週は通ってる時間はないと思う。

店の階段がついた。
だんだん出来上がってくる。
しかし、どう考えても年内に仕上がりそうもない。
どのみち鉄板が収まって、最初に火を入れてから、1週間ぐらいは慣らしをしなければならないから、オープンは早くても年明け10日、へたすりゃ15日過ぎになるかもしれない。

でもその前にやることは山ほどある。
吊るし柿は、いつ頃食べられるようになるのだろう ?


17:36:05 | mogmas | | TrackBacks