March 09, 2007

ばんぺいゆ

  
バレンタインデーに、なんてことのない義理チョコを、かあちゃんが「バーバーくん」トリオにもあげたら、ちょっと早いがホワイトデーのお返しと言って、彼らから果物をいろいろ頂いた。
その中の1つに「晩白柚」があった。
「晩白柚」と書いて、「ばんぺいゆ」と読む。
かあちゃんの故郷、熊本県特産の世界最大の柑橘類だ。
大きいものになると、円周は約65cm(バレーボールに匹敵)、重さは3kg以上になるという。
頂いたものは、玉子と比べるとこんな感じ。

ばんぺいゆ
ばんぺいゆ posted by (C)084-jan

充分デカイ。
彼らは今まで「晩白柚」を見たことがなかったらしく、「なんだこりゃ」と、「こりゃおもしれえ」と買ってきてくれたようだ。
だいたい、モノ皆大きさに比例してお値段も上がるというのが相場であるので、当然これくらいの大きさの「晩白柚」はそこそこのお値段だ。
彼らが飲み代を削ってまでプレゼントしてくれたのだから、感謝感謝で涙して食べなければ。

かあちゃん、おもむろにミカンのように皮を剥く。
黄色い皮の下には、厚さ1センチほどもある白く柔らかい低反発マットのような感触の皮がさらにある。
それも剥いて、丸裸にされた「晩白柚」だが、まだデカイ。

ばんぺいゆ2
ばんぺいゆ2 posted by (C)084-jan

柑橘の爽やかな香りが漂う。
「バーバーくん」トリオは、「晩白柚」を「ザボン」と思っていたようだが、まちがいではなく、確かに「ザボン」(白柚)の一種で、原産地はマレ−半島だそうだ。
味と香りが台湾在来の「麻豆白柚」(まとうぺいゆ)に似ており、熟期が遅いことから、晩生白柚 → 晩白柚と命名された。
と、いうことであります。
味はグレープフルーツのようで、ジューシーな甘さと南国的な爽やかな香り。
だが、グレープフルーツのような苦みがない。

一番年下の後輩「タケちゃん」をからかって、厚くて白い皮から食べるのがツウだと言ったら、ほんとうに口にして、「苦い」と顔をしかめた。
しかし、この時オヤジも知識が浅はかだった。
調べてみたら、「晩白柚」は実から皮まで丸ごと満喫できる果物で、外側の黄色い皮
は風呂に入れてもいいし、芳香剤のような使い方もできるというし、内側の白い皮ではお菓子を作るのだそうだ。
やっぱ、ツウの上はスリーですな。

またまた賢くなっちゃった。
「バーバーくん」トリオよ、ありがとう。


14:53:47 | mogmas | | TrackBacks