July 20, 2007

臨時休業のお知らせ




21日の土曜日と22日の日曜日は、申し訳ありませんが臨時休業とさせていただきます。

また、25日の水曜日は営業しますが、26日の木曜日はお休みとさせていただきます。

以上 よろしくお願い申し上げます。


15:21:00 | mogmas | | TrackBacks

「ヒトリモン」先生、バッサリ斬られる !

 
カウンターのいつもの席で、ゆっくりと泡盛を飲み始めた週末の「ヒトリモン」先生の隣に、あれよあれよと言う間に女性ばかりが6人も並び、彼は思わずニヤリとして耳がダンボになってしまったのである。
女性が3人寄れば“かしましい”のは昔から決まっているとはいえ、一気にカウンターが賑やかに華やいだのだったが・・・。

入り口近くの女性3人は妙齢のOL風で、今時の話題で盛り上がり、よく笑い、よく飲み、ノリもいいのだが、「ヒトリモン」先生の隣に陣取った3人は、まるっきり自分たちの世界で“結界”を張り、あたりをはばからぬ声で“お店話し”を始めた。

2人の女性は20代後半とお見受けしたが、もう1人の「ママ」と呼ばれている女性は、彼女たちの歳よりも、失礼ながら先生やオヤジ寄りの年齢だ。
この「ママ」さんが、これまた空気を読まない。
左側のA子さんが、モグランポのあちらこちらに貼ってある焼酎のラベルを見てこう言った。

「ねぇママ、うちの店も焼酎置こうよ」
「えー、いやよ。焼酎置いたら、たちの悪いオヤジばっかり来ちゃうじゃない」
「そっかぁ、吉田さんみたいな人 ? 」
「いやでしょう、あんなエロオヤジばっか来たら」
「うーん、まあね・・・」

「ヒトリモン」先生、そっぽを向いて苦笑いしている。
ハイ、仰せの通り、私たちは焼酎飲みですから、どうかお店の場所まで明かさないでくださいね。
だがさらにヒートアップした“お店話し”は、このあとも続くのであった。

「山岡さん、結婚したんでしょ ? 」
「えっ、ウソ、フィリピンパブ入り浸ってたんじゃないの、あの人」
「だから、嫁さんフィリピーナだもの。知らなかったの ? 2人とも」
「えー、最悪。それじゃ、金盗られてポイッじゃん」
「高橋さんだって、中国人と付き合ってるんだってサ」
「なにそれェ、なんであの人たちわかんないのかなァ。ダマされてるに決まってんのにィ」
「あの人たちずーとチョンガーなんだもの。男も50過ぎたらわかんなくなっちゃうのよ」
「だよねぇ」
「50過ぎた“ヒトリモン”のオヤジに言い寄ってくるのなんて、中国人かフィリピン人しかいないじゃん」
「だよねーっ」

・・・・・・ !!!  
人ごととは思え〜〜〜ん !
隣に、間もなく50になる、リッパな「ヒトリモン」がいるのも知らず、どこぞの「ママさん」、一刀両断だぁ !!
「ヒトリモン」先生、見事にバッサリ斬られたァーッ !!

厨房の裏に駆け込んで吹き出す、おやじとかあちゃん。
目玉を真ん丸くして、苦い笑いをかみ殺している「ヒトリモン」先生。
知らないということは恐ろしい。
追っ付け50になるオヤジが2人もいるのに、恐るべし“お店話し”。
どこで商売をしているのかは知らねども、気の毒なお客さんの「山岡さん」と「高橋さん」、吐き捨てるようにエロオヤジの烙印を押されてしまった「吉田さん」、心からご冥福を申し上げます。


やがて、かしましいお客様がすべて帰られたカウンターで、脳天からズババッと斬られた「ヒトリモン」先生と差し向かい、ため息をつきながら泡盛に酔いしれるのであった。
そう、もはや後戻りできない「半世紀」を生きてしまったのだ。
今夜は「反省期」を噛み締めて、飲み干してしまおう。
いいんじゃない、なんか、問題でも ?

10:19:00 | mogmas | | TrackBacks