July 06, 2007

神の目 ?  ワシには幻魔大王の目に見える

  
メタブルーより「以下のメールを解明されたし」とのこと。


from NASA Hubbell Telescope. Make 7 wishes. ナサのハブル望遠鏡撮影。
「7つの願いをこめて」

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『この写真はナサの天体望遠鏡で撮影されたもので、3000年に一度と言われている大変珍しい現象です。これは「神の目」と呼ばれています。

この目を見つめる者には多くの奇跡が訪れるといわれており、見るものがこれを信じる信じないは関係なく、7つの願いが聞き届けられると言われています。

とにかく試してみて、どのような変化があるか、見てみてください。』

この知らせを、「そのかたの願いが叶いますように」と思いを込めて、たくさんの方にシェアして下さい☆
自分だけで独り占めはしないこと。

今日から七日までが最も強いパワーだそうです。



結論から言うと、これはチェーンメールである。
ヘブライ語だったり、英語だったり、とにかくいろんな国に飛び交っているらしい。
害のない、たわいないお遊びである。
まあ、信じる者は救われるのだから、これはこれでいいのである。

しかし、この星雲が肉眼でこのように見えるとは到底思えないのだ。
たとえ空気と人間が澄みきっている3000年前だとしても、このように見えるわけがないと思うのだ。
だからNASAのHPを見たりネットの宇宙を彷徨い、とてもすばらしいしサイトを発見し、この星雲の名称と位置を知った。

それがこちら↓
惑星テラ見聞録 Planet Terra Memoirs

このサイトの2003年5月10日号に「1兆キロを越すトンネルのフェリクス星雲」というタイトルの記事があり、正式名称 「NGC 7293:フェリクス星雲」 のことが詳細に出ている。
それによると、フェリクス星雲は水瓶座の星座の方へおよそ650光年離れており、その範囲はおよそ2.5光年にわたるとある。
そしてこの「神の目」なる画像は、ハッブル宇宙望遠鏡のACS器具での新しく発表された画像とキット・ピーク国立天文台の0.9m望遠鏡のモザイク・カメラの広角画像との複合物、ということなのだ。

ね。
どこぞの神がかった教祖様が念写したわけではないのですよ。
もっと詳しいことを知りたければ、ぜひ「惑星テラ見聞録」を覗いてみていただきたい。

どうだ、メタブルー。
これで疑問がとけたであろう。
ワシは子供相談室ではないのだ。
欲をかいて7つのお願いなんてしないが、かなえてくれるなら ♪4つのお願い聞いて〜 ♪ by ちあきなおみ

それでは諸君、また会おう。
暑い夏はふんどしで乗り切るのだ。



15:13:15 | mogmas | | TrackBacks