August 07, 2007

反省期の贈り物

  
今までたっぷり、たっぷり反省したし、人の誕生日にかこつけて、自分だけの贅沢では滅多に買わない、高い泡盛の古酒を入手した。
これを先日「反省期」を向かえた「「ヒトリモン」先生に贈ろうというのだ。

画像の表示「金丸尚円(かねまるしょうえん)」10年古酒。
「金丸尚円」とは伊是名島の英雄で、15世紀の琉球王朝第二王統の始祖、「尚円王」のことで、「金丸」はその幼名。

その名を冠したこの泡盛を、前からずーっと飲んでみたかった。
だが、高価なものを購入するにはそれなりの理由がないとなかなか決断できない。
沖縄の全蔵元の普通酒を制覇してしまった蟒蛇オヤジどもには、もう古酒か無濾過や粗濾過のような限定酒に手を出す意外の道しか残されていないのだ。
だから贈り物と称して、滅多に飲めない酒をみんなで味見をしてしまおうという、じつに有意義で思慮深い魂胆なのだ。

しかし肝心の「「ヒトリモン」は夏休みで、さっそく1回目の沖縄に出かけた留守中を幸い、親しい人たちに寄せ書きをしてもらった。

画像の表示表には4歳の「auちゃん」の手形を押し、

画像の表示7ヶ月の生涯で初めてオヤジに微笑んでくれた「こちょこちゃん」の足に墨を塗り、ワンワン泣き叫ぶのもかまわず足形を押して、徹底的に嫌われ、「ジョニーさん」がスコットランドへ帰省しているのをいいことに、「可愛い通訳」の「ヒカルちゃん」はキスマークを付け、

画像の表示桐箱の6面全部にびっしりメッセージが書かれた。

で、ちょうどいい週末に真っ黒の島人になって帰ってきた「反省期」の男「「ヒトリモン」先生を取り囲み、いよいよ「金丸尚円(かねまるしょうえん)」10年古酒のご開帳とあいなった。
さすが10年、落ち着いた味わいと品格、まろやかでやさしい口あたり。
舌の上を転がる辛みがすぐに甘みに変わる。
とろりとした熟成感は、まずストレートでいきたい。
が、飲みやすすぎて、ペロッと有り難みもなくなくなってしまう恐れがあるので、いつもの酒に切り替えて、大いに盛り上がる。
その結果、朝4時に起きて胡麻油を塗る「反省期」な男は、「舟を漕ぐ男」に変じ、モグランポ・エスコートサービスのサポートで自宅まで強制連行された。

う〜ん、反省していても、古酒を飲むにはまだまだ青いのかも。
しょせん我々には、普段飲みの酒がお似合いなのか・・・。

14:55:06 | mogmas | | TrackBacks