September 27, 2007

計画的で正しい休日

  
朝一番で映画館へ。
前日にネットでピンポイント予約して座席を確保してあるから、水曜日の混雑もなんのその、余裕でコーヒー片手に劇場に入った。
♪ ジャンゴ、ジャンゴ、ジャンゴ〜 ♪
パンフレットを買うほどのこともない、と思っていたけれど、見終わってから買った。

続いて本屋を彷徨う。
店内端から端まで、ズズ、ズィ〜ッと見て回り、何冊か買う。
あれも読みたい、これも見たい、されど目玉は2つしかなく、さらに讀む時は4つ目の悲しさ引きずって、ちっともはかどりゃしない。
重い本を抱えて歩くのもしんどいから、次回のお楽しみと目星を付けて本屋を後にする。

TXで浅草下車、国際通りを言問通りの手前で曲がり、合羽橋まで歩く。
道具屋街を、これまた端から端までズズ、ズィ〜ッと見て回り、目当てのものを探しながら、大きさと価格をチェックする。

まだ昼飯を食べていなかったので、台東区の図書館に併設されている「バーミアン」に取りあえず入って、「レタスチャーハン」をたのんだら、普通のチャーハンが出てきた。
店員が慌てて「取り替えてきます」と皿を持っていったが、しばらくして出てきたものは、申し訳程度にメシの中にレタスが混ざり、あとは生のレタスが皿の回りに並べられている、どう見ても先ほどのチャーハンにレタスを足しただけの代物。
メニューの写真を確かめると、やはり別物、手抜きのあとのせ「レタスチャーハン」だった。
フン、どうせ「バーミアン」だし、時間もないからしょうがないかと食べてみたが、しだいに腹が立ってきた。
店内はお年寄りの寄合い所みたいな混雑で、店員は2、3人しかおらず、客が帰った後のテーブルも片付けられないほど、まったくゆきとどいていない。
もうウンザリして、レジで店員を呼び出し文句を言うも、こちらの顔もろくろく見ずに、背後の混雑を気にしている。
最悪。
本部に報告事項だ。

気分を切り替え、引き続き合羽橋探索を続けながら、田原町方面へ向かう。
夕方5時に予約している「ハーバーくん」のお店へ。
本日のコンセプトは「京都の老舗の呉服屋の三代目の若旦那」風ヘアスタイルである。
プライベートとは別人のように真面目な顔で仕事をする「ハーバーくん」は、万事OK黙って座ればピタリと決まる、というように不敵な笑みを浮かべ、チョキチョキチョキチョキチョキチョキとリズミカルに、あたかも催眠術のような間合いで、オヤジを夢の世界に誘導する。
不覚にも、またしても、寝汗までかいてしまった。
夢と現を彷徨い、入念にマッサージもされ、頭はさっぱり、気分もさっぱりした。
う〜む、普段はちょうしこきだが、さすがにプロである。
北海道の大雪山のことを「おおゆきやま」と読んだ、もの知らずな男の仕事とは思えない仕上がりである。
これで着物を着たら、誰がどう見ても「京都の老舗の呉服屋の三代目の若旦那」さんですね ? と思うにちがいない。
満足である。

頭が満足したら、仕上げは身体の内部も満足させたい。
「ハーバーくん」のお店を後にし、ROXの6、7階にある「まつり湯」へ直行した。
ここは温泉ではないが、きれいで設備もゆきとどき、キリンの生ビールも飲めるのだ。
サウナやうたせ湯で汗を流し、館内着に着替えて食事処「かんぱい」で、凍るほど冷えた大ジョッキをかけつけ2杯。
すっかり気分はよくなった。
このまま眠っちゃいたいが、携帯がブルブルして、仕事が終わってプロフェッショナルから、声のでかい何の取り柄もないただの色男(本人の口癖です)に戻った「ハーバーくん」から呼び出された。
わかった、千住で飲み直しじゃ。

そしてまたしても午前様で、気分のいいただの酔っぱらいになってご帰還。
これぞ計画的で正しい休日の過ごし方ですなぁ。
ホッホッホー。



15:48:36 | mogmas | | TrackBacks