過去ログ倉庫

キョリ測

週のうち3日ぐらい歩いたり走ったりして、しだいに距離が延びている。

歩数計（万歩計というのは「山佐時計計器株式会社」の登録商標なので、最近は歩数計の方がよく耳にする。ちなみにオヤジ愛用のは、OMRONのUSB接続してPCで管理できる優れもの）の数字を見るのが楽しいし、遠くまで行って、絵になる風景やネタになりそうなモノを発見するのもこれまた楽しい。

しかし遠出すると、先日の義兄の訃報のような緊急事態にすぐ対処できないため、せめて携帯電話ぐらいは持って行けと、かあちゃんからキツく申し渡された。
それもそうだが、ポケットに入れるのはジャマくさいし、ウエストポーチもイヤだし、色々調べてみたら、iPod用の腕に巻き付けて固定するケースがもっともしっくりいきそうだったから、さっそく探して買った。
鍵と小銭と携帯電話は無理なく収納されて、腕を振っても違和感ないので快適だ。

ナイキのロゴマークが入っていても中国製なのに、2千数百円するのが玉にキズ。

でも肝心のiPodを持っていないので、替わりにSONYのAMカードラジオを入れて、文化放送を聞きながら歩いているところがいかにもおっさんくさい。

ダサイ ? モノラルイヤフォン。

でも取りあえずは、これでいいのだ。
標準体重をさらに下回ったら、自分へのご褒美にiPodnanoを買ってやろうと思っているが、もうちょっと我慢。

そんなこんなしていたら、おもしろいサイトを発見。
「地図情報検索 Mapion」の中に、ウォーキングやジョギング、自転車乗りにも役立つサイトがあった。

こちら　→　　「キョリ測」

【距離測定機能「キョリ測（ベータ版）」とは、地図上に任意のポイントを付けて、目的地までの距離を測る機能です。
いつもの散歩道はどれくらいの距離なのか、駅から待ち合わせ場所まではどれくらい歩くのか、が簡単に分かります！
さらに消費カロリーの計算もできるので、ジョギングやウォーキングなどダイエットツールとしてもお使いいただけます。】

という説明で、ユニークなのは消費カロリーを、おにぎり何個分とか、ラーメン何杯分とか、中生ビール何杯分とかで表示してくれるのだ。
試しに、自宅からモグランポまでの測定をしてみた。

距離はおよそ1.2キロで、徒歩だと62Calで生ビール0.3杯分。
ジョギングだと87Calで生ビール0.4杯分。
自転車だと32Calで生ビール0.2杯分と出た。
ひゃぁ〜、これじゃぁ往復したって生ビールきっちり1杯も飲めやしない。
今までいかに摂取量の方が多くて、消費量が少なかったかということがよっくわかりました。

さあ、明日からはもっと歩いて遠回りして、たっぷりカロリー消費して飲み食いしたいものですな。
気になる方は、要チェックですぞ。

意地汚いお手て

　　
8月18日の月曜日、とうとう当面の目標体重58キロに達した。

体脂肪率は16.8％、内臓脂肪レベル7、BMI21.5、体年齢39才。

これでやっと人並みだが、降圧剤をやめてしまったので、朝晩は血圧がちょっと高めだ。
それでも10キロ歩いたり、走ったりしたあとの血圧は極めて正常かやや低めなので、これからどっちの方向へ行くかで、それも変動するに違いない。

少なくとも今年一杯は、いや、3年ぐらいは断食、もしくは超少食の生活を続けようと考えているが、ガリガリに痩せた仙人みたいになるつもりもないし、筋肉が落ちないようにガンガントレーニングして、ムキムキの筋肉バカになる予定もない。
焦らず、騒がず、マイペースで楽しみながら、無駄のない効率のいい身体になりたいと思うし、酒席で断るような不粋なマネもしたくない。

ーーーーーなんてイキがったことを言ってみたが、心と身体はまだ意見を同じくしていないのかもしれない。
とくに手先は、心の支配に屈していないのかもしれない・・・。

久しぶりに「亀有MOVIX」で、映画がはじまる前のことだった。
観たのはバットマン「THE DARK KNIGHT」。
オヤジ的には本年度Ｎｏ．1の好みの映画でありました。

20日はMOVIXの日だとかで、夫婦反省期割引を使わなくても千円でご観賞できてラッキーだったのに気を良くして、前から4列めの中央の席にかあちゃんと座り、オヤジはホットコーヒー、かあちゃんは昼を食べたばかりだというのにキャラメルフレーバーのポップコーンとドリンクなんぞを買い込んだ。

「あんた、昼食ったばかりなのに・・・、それがよくないんだよねぇ」

などと殊勝なことをのたまい、チビリチビリとコーヒーを飲みながら、前作を観ていないかあちゃんに「クリストファー・ノーラン」＋「クリスチャン・ベール」版バットマンの解説をしていたら、無意識に左手のヤツがスーッと伸びてポップコーンをつまんだ。
仕方がないので口の中に二粒放り込んで、さらに話を続けていると、再び左手がスーッと伸びてきて、あろうことか自分の熱いコーヒーの中に指を突っ込んでしまった。


　「あちっ !!」

叫んで飛び上がってしまった。

なんてこっ恥ずかしい・・・、ポップコーンと間違えてコーヒーに指を突っ込むなんて・・・・。
意地汚いったらありゃしない。
上映前でまだよかった、オバカな左手め。
かあちゃん、ゲラゲラ大爆笑。
ちくしょう、ポップコーンなんて買いやがって。
ズボンにコーヒーの染みをつくってしまったではないか。

かようにまだ身体の末端は、心の節制に叛旗を翻さんと企んでいたのです。
深く自戒し、ここに自分のオバカを晒すものであります。

映画「THE DARK KNIGHT」は、噂に違わず良かったのが、この際せめてもの救いでありました。

カネゴンの復帰

　　
　倉庫のカネゴン

「うぇ〜ん、暑いよぉ。オヤジぃ、早くここから出してくれょぉ」
「ごめん、ごめん、待たせて悪かったね。今キレイキレイするけんね」

　洗濯カネゴン

「うひょ〜、ちょーきもちいい ! 目玉もゴシゴシお願い」
「はいはい、きれいに洗っちゃるけん、ジッとしとってや」

　台車カネゴン

「うわ〜い、いよいよ外へ出るんだね。ワクワク」
「落ちないようにシートベルトもしとるけん、安心じゃ。それじゃ、かあちやんたのむばい」
「よーし、出発」

かくてカネゴンは台車に揺られ、かつての職場モグランポへ向かったのであります。

♪　ドナドナドナ〜　ド〜ナ〜　♪

その日、かあちゃんがカネゴンの台車を押している光景を目撃した人は、みな一様に笑顔になったと伝え聞きます。
かあちゃんはカネゴンおばさんとして、人々の記憶に長く残るのでありましょう。

　カネゴン定位置

「よっしゃぁ〜、いい感じだ。おいらこれからバリバリ働いちゃうからね」
「おお、がんばりんしゃいや。また良い子の人気者になってくれんね」

　そして夜は更けてゆく

復帰したカネゴンともども、モグランポをよろしくお願い申し上げます。

自転車に乗りたい

仕事帰りに駅前で自転車を組み立てている人に出会い、話しているうちに、どうにもこうにも再び自転車で旅に出たくなってしまった。
コンパクトで軽そうな輪行袋から、折りたたみのロードタイプのミニベロを出していたその人は、房総半島を走って戻って来たところで、自転車を組み上げて家まで帰るのだと言う。
個性的なスタイルのミニベロもさることながら、彼が身につけているバックやシューズも目覚ましい進歩を遂げていて、軽くて取り扱いもよく、洗練されている。
昔は登山用品を代用したり、まったく畑違いの用具を改造して使っていたりしたもんだ。
見るもの聞くもの全部が「へぇ〜」だ。

25年前に北海道まで走ったのを最後に、プッツリと旅に出なくなり、自転車いじりもやめてしまったオヤジは、土手を歩いている時に頻繁に出会う自転車を見ているうちに、忘れていた自転車の旅のムシが鎌首をもたげていたのだろう。
また乗りたい、また峠道を越えたい、という思いがどうにも抑えられなくなってきた。

しかし最新の自転車事情に疎いので、さてどうしようと思い、我が苦楽をともにした愛車をリストアして乗ってくれている「横浜のふとっちょくん」こと「サバ兄」のサイトを久しぶりに覗いてみた。
そして自転車以外のことに引っかかってしまった。

まったく「サバ兄」ったら、つれないんだから。
こんなオモロいサイトがあるのなら、早くおしえてくれよぉ。


「カンタンCM作成サイト　コマーシャライザー」　

で、早速会員登録して作ってみた。
それがコチラ↓











カンタン、オモロい。
今度モグランポのCMとか、いろいろ作ってみよう。
興味のある人はやってみたら。
ハマるよ、きっと。

ちなみに、「サバ兄」の作ったCMはこちら↓










この「カタクラ号」というのが、リストアされたかつての我が愛車であります。
ありがたいね、現役で使ってくれて。

あ、「サバ兄」さん、最近の自転車事情レクチャーよろしくね。

再びリーチ !　がっ・・・

　　
先々週、水分補給だけで一週間過ごした。

身体が変調をきたすこともなく、3日続けて炎天下の中を3時間歩いてもみたが、へばることなくいたって元気だった。

一応の目標体重58キロまで残り1キロに迫り、あと一晩ガマンすれば間違いなく達成できると確信していた。

が、その寸前でアクシデントが起きた。
かあちゃんの兄貴が、まだ52歳だというのに逝ってしまったのだ。
ショックだ。

オヤジが土手を汗だくで歩いている時、かあちゃんは１人その連絡を受け、腰を抜かしながらも空港へ向かった。
歩いている時携帯電話など持たないオヤジは、ハアハアいいながら帰って来て、残された書き置きを見て、それこそ心臓が爆発しそうになった。

だがとりあえずシャワーを浴び、血圧測定。
するとなんと、これほどバクバクの状況にもかかわらず、上110―下59だった！
低すぎる。
前頭葉発熱高血圧オヤジが、１ヶ月ちょっとで二重顎消失低血圧オヤジに変貌したのだ。

こりゃ、立ちくらみのひとつやふたつするわいな。
身の危険を感じて、減らしたばかりの薬をさらに自己判断で飲むのを止めた。


近頃の予定は、悲しいかな医者の都合で決まる。
ショッキングな知らせを目の当りにしても、取りあえず予定していた歯医者で、抜歯・移植した親不知の抜糸を優先させるべく向かった。
そしてさらに悪い事実が重なる。

移植した親不知を固めていたポンドが剥がれて、グラついていたのだ。
それでいつまでも痛かったというわけだ。
仕方がないので抜糸は半分だけにして、再びポンドが流し込まれ、また当分固いものと歯ブラシ禁止。
ええい、クソ！
こうなったらさらに断食続行だ！


・・・が、決意はもろくも崩れた。

その週の営業は無理かもしれなかったので、速攻来られる常連さんに連絡、店の材料や生ビールをありがたく片付けてもらった。
しかし身体を動かしたっぷり汗をかいた身に冷たい泡の誘惑は抗い難く、思わず4杯飲んでしまった。
断食中の空っぽの体内に生ビールが沁みとおる、これを甘露といわずなんという？

その晩、小僧とばあさんの食べ残しをつまんだことが引き金となり、あろうことかカップ焼そばを喰らい、さらに酒を飲んだ。

寝不足と悪食と親不知の不快感とともに飛行機に乗り、天草到着と同時に慌ただしさに紛れたが、その晩から5日後の帰宅までの間、家族も親戚も飲まないのをいいことに、供養だと言い訳して毎日昼、夜とビールを飲んで、何かしら食べていた。

亡くなった兄貴は高血圧で、糖尿病を患い、医者から止められても咳をしながらタバコを吸い、コーラを飲み、その他あちこち患っていた。
長く入院して家族や親戚を煩わせなかったことが、せめてもの不幸中の幸いだと今は思う。
酒を飲むか飲まぬかの違いこそあれ、減量前のオヤジは似たような状態だったから、よけいに身につまされるわけで・・・。
だからここで諦めたらいけないと決意も新たに、もう一杯・・・。


帰宅して最初に体重を計ったら、4キロ増えていた。
すべての数値が増加していたが、あまり気にしないようにした。
身体はこの一ヶ月余りの摂生を忘れていないはずだ、少し辛抱すればリセットできると、焦らないようにした。
再び、飲まず、食わずで歩きを再開した。
それが身体に良くないと、一般的には言うだろう。
しかし、9時〜5時の人向けの説法や、書籍などとは違って、身体は正直にいい方向を嗅ぎ分けているようだ。
オヤジに限ってはこの方法が向いているようだし、問題ないと断言できる。
無理はしない、焦らない、信じて実行、それのみ。

8月12日午後1時10分。
体重　59.7キロ、　BMI　22.1　体年齢40才　。
天草へ行く前の状態に、ほぼ復帰した。
一般的な標準体重　58キロへ、もう一度リーチがかかった。

まるで着ぐるみを脱いだように、身体は軽くなったが、その目標体重はあくまでも目安だ。
自分ではあと5キロほど軽くしてちょうどよい感じがする。
でも、まあ、20代の頃以来の目方だし、この30年間味わったことのない軽快さは素直にうれしい。
取りあえずの目標が達成した暁には、自分にご褒美を、などと密かに考えていたら、とんでもない誘惑をかあちゃんが口にした。

「焼肉が、た・べ・た・い ! 」

な、、、、、、、、、にっ !!!!!!!!!!!!!

シビレて、マッコリして、また振り出しに戻れって言うのかいっ !!

さらに運の悪いことに、そういうイベントが大好きなお２人が急遽参戦すると名乗り出た。
恐怖の人間ドック蟒蛇悪魔「Cちゃん」と、日本天然党・スチャラカ営業部長の旦那様である。

こうなったら、その時刻までに意地でも目方を減らして、焼肉の分を空けてやる。


前略、天国の兄貴殿

あなたが草葉の陰で見守っていてくれたおかげで、オヤジは自分史に残る記録を打ち立てる寸前まで来ました。
しかし、あなたの出来た妹は、この間際に至って恐ろしい肉の誘惑を囁くのであります。

前略、兄貴殿　どうぞこの意志の弱いオヤジが、最後まで自分を見失わないようにお導きください。
かくかく然々。