February 12, 2008

モグマーク付きました

   
3人がかりで3日かけて運び出した荷物が、今日やっと店に収まった。
しかし、使いやすくするためには棚が必要だったり、引っかけるフックを取付けたりと、相変わらずノコギリとドライバーとカッターナイフの日々が続いている。

2槽シンクとトイレの手洗いの水漏れ、なんだかわからない同軸ケーブルが天井からぶら下がっていたり、クロスは数カ所やり直しがあるし、テーブルはまだ入らないという状態で、サーバーと鉄板のテストをした。

サーバーは良好だが、鉄板はクセをつかむのにまだちょっとかかりそうだ。
だが使い勝手は、以前と比べると断然いい。
どこに何を置くか、どうしたらスムーズに動けるか、常連さんに協力してもらって、忌憚ない意見を言ってもらうこともあと何回か必要だ。

倉庫を片づけていたら、しまい込んだフィギュアの鉱脈にぶち当たり、次々と箱を開けて中身を確認。
もう10年以上前に作ったビリケン商会の「ウルトラマンBタイプ」と「Cタイプ」、「キンゴジ」と目が合ってしまい、どうしても店に連れて行けと訴えているように思えたので、最後の荷物と一緒に店に持ってきて、さっそく飾った。
以前と同じように、結局こういうものを飾り付けてしまうのだ。

何もない壁に写真や絵などが飾られていくと、だんだん店らしくなっていく。
表の巨大コテに貼る、モグマークの大判シールが出来上がってきたので、脚立をたててあててみた。
前回貼ろうとして、ちょっと小さかったので、倍の大きさのを改めて発注したのだ。
見応えがあっていい。

画像の表示大きくして正解だ。

だが大きくなれば、それだけ貼るのにも注意が必要だ。
入念に霧を吹いたので思ったほど気泡は入らなかったが、あいにくモグランポの右目の下に、コテを止めているビスがあって、どうしてもそこだけ膨らんでしまって空気が抜けない。
仕方がないからシールを切って、ビスを外して貼り直したが、モグランポが涙を流したようになってしまった。
空気を押し出し、遠目に見ればわからない程度にはなったものの、暗くなってライトが当たるとちょっと具合が悪い。
「気にし過ぎだ」とかあちゃんが言うので、取りあえずちょっと様子を見ることにした。
その気になれば、まだ予備のシールもあるから貼り直せばいいことだ。

朝から夜まで、ずっと立ち仕事が再開したおかげで、夜はウッカリするとウトウトしてしまう。
眠れなかった日々がウソのように、目をつぶってわずか5秒でアノ世往きだ。
最後の追い込みだというのに、瞼のヤツがいうことを聞いてくれない。

事情を知らない人から、
「休んでいる間、ノンビリできていいね」
とか、
「余裕だね」
とか言われるけれど、正直もう心も体もヘロヘロだ。
毎日心中穏やかでないし、血管のひとつやふたつキレていてもおかしくない。
今週、残っていることや、ダメなところをすべて解決してくれなきゃ、ほんとに愛刀「菊一文字」を上段袈裟袈裟がけに叩き込んでしまうかもしれぬ。

そんな気持ちの中から、ふっと「辛い」という字を思い浮かべたら、なんだ、一本横に足したら「幸せ」という字になるじゃないかと気づいた。
それをちょっと加工して、店のレジの前に飾った。
知っている人が見れば、必ずプッと笑ってしまうと思う。
う〜ん、よくよく痕跡を残す「調子コキ」なのだ。
   



00:19:51 | mogmas | | TrackBacks