June 16, 2008

英雄泡を好む ?


問題 1 次の歴史上の人物に共通するものは何でしょう。

【 マケドニアの英雄アレキサンダー大王 元朝初代皇帝フビライ・ハン フランス国王ルイ14世 イギリス王ヘンリー7世、マルチン・ルター ウインストン・チャーチル ベンジャミン・フランクリン 】

問題 2 さらに次の歴史上の人物に共通するものは、1の人物と同じでです。それは何でしょう。

【 アイザック・ニュートン ミケランジェロ・ブオナローティ レオナルド・ダ・ヴィンチ ダンテ・アリギエーリ チャールズ・ダーウィン ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ スタンダール ジョン・ミルトン 】

チッ、チッ、チッ、チッ、ブーッ。

「ビール好き」と答えたひとは、当たらずとはいえ遠からずであります。

◎ヒント かつての日本(明治以前)にはなかったもの。

「梅毒」と考えたひと、残念でした。

◎ヒント 「帝王病」とか「ぜいたく病」などとも呼ばれています。

さあ、もうおわかりですね。

なに、まだわからない。

では、もうひとつヒント。

◎ モグランポのオヤジは、限りなくその病の予備軍であると宣告された。

はい、正解は「痛風」であります。

先週の血液検査の結果で、もっとも高い数値を叩き出したのがUA・尿酸値で、じつに9,2mg/dlというγ-GTPの数値を上回る高得点を記録した。
医者に言われなくても、いつ激痛に襲われてもおかしくない数値だということは理解している。
すなわち崖っぷちの「痛風」予備軍なのだ。

上記の英雄・偉人・芸術家たちに共通する「痛風」の原因は、豪華絢爛で過剰な「食生活」と、あるいは偉業を成し遂げるために身を削り、神経をすり減らす毎日の「ストレス」だということらしい。

いやいや、歴史上の偉人たちとは及びもつかないが、「ストレス」だけは彼の人々にも負けないほど抱えているのが現代人のオヤジであるのでしょう。
血圧が高めなことや、肝機能に問題を抱えていることは、ご先祖様からの有り難くない遺伝のようだが、心臓が丈夫といういい面も受け継いで、反省期でため込んだあれやこれやが吹き出したことが、今回の絶不調なのだろう。

どっちみちすぐに何とかなるものではないから、まずは己を知り敵を知ることが肝要と、本屋で関連書籍をいろいろ買いあさった。
こうして理論武装をすることで、医者に脅されようとも、騙されず、丸め込まれることもないであろう。

とにかくオヤジは、なにが一番怖いって、ビールを飲めなくなることが心底恐ろしい。
「未だかつて味わったことのない激痛」「ペンチで締め上げられるような痛み」などと、「痛風」の痛みのすごさを聞かされても、以前結石の痛みを体験しているので、痛みは耐えられる。
それよりも、バッカスの神の恵「ビール」と決別するような目に遭うのがなによりも苦痛だ。
だから理論武装して、9時〜5時の人中心に書かれた本や意見などには踊らされず、蟒蛇の人向けの対策を立てて、この事態を乗り切ろうと思う。

しかし、ビールを飲みたいと思わなかったここ数週間、無意識に体が防衛戦を張ったのか、悲しいかなお茶ばかり飲んで、ひとがプリン体の吸収を控えているというのに、かあちゃんは夜中にプリンを旨そうに食っているのだった。
まあ体調が悪ければ、スポーツ選手だっていい記録は残せないんだから、最悪の体調の時にした血液検査なんて信頼に足るようなものかどうかわからない。
明日、再び朝から検査三昧なのだが、医者にはこう言ってやろう。

「センセイが患者の身体を気遣うように、ワタシは生ビールを毎日気遣っているのです」

昨夜、「Cちゃん」が自称女子大生(失礼ながら、どこから見ても女子大生には見えないが、チーママには見える)として店を手伝ってくれた後、現物支給のビールを飲むのを見て、久しぶりにビールが飲みたいと思った。
さすがに「ビールの後は、ビール」と言い切る女帝は、旨そうにビールを飲むのだ。
調子に乗って、立て続けに2杯飲んだ。
やはり旨かった。

家に帰って食事をしている時、強烈な睡魔が襲って来た。
これなら、憧れの「こちょこちゃん」の眠りができるかもしれない。
そう思ってかあちゃんに、「このまま床寝しても起こさないでくれ」と頼んで、1歳児の眠りを思い描いて昇天した。
どんな睡眠薬よりも、旨いビールの数杯がオヤジには効くのだろう。






15:53:19 | mogmas | | TrackBacks