March 31, 2006

島の行商人、帰京

今月2度目の沖縄から「ヒトリモン」先生が帰ってきた。
またまた島の行商人のように、大荷物をもってやって来た。
まいどまいどお裾分けにあずかる。

画像の表示しこしこ新鮮な海ぶどう。

はじめて食べたばあさんも感激して、「ヒトリモン」先生の家の方角に向かって手を合わせる。
いいんだいいんだ、毎週のようにオヤジとかあちゃんが、彼を親切に連行して連れて帰ったお礼なんだから。

画像の表示琉球バナナ。
通常のバナナと比べるとこの大きさ。
味は酸味があって、繊細な甘さ。
ウキーッ、おいちい。

「ヒトリモン」さすがにお疲れのようで、イナバウアーの素振りも見せずに早々とお帰りになった。
また来てねー、アルツの泡盛もよろしくね。


16:09:45 | mogmas | | TrackBacks

March 29, 2006

第3のスチャラカ、落ちる!

ヘナチョコは、しょせんヘナチョコだ。
悪魔に戦いを挑むなんて100年早い。
だが寂しかったなら、素直にそういえば皆でかまってあげるのに。
負けるとわかっている無謀な飲みを挑んだことを、まあ一応評価して、東京蟒蛇倶楽部に入れてあげよう。
ただし、当然スチャラカグループである。

少々の雨ではびくともしなかった桜の花の下で、自転車もろともコケたことは、ここだけの秘密にしておこう。
自宅の前で大声で強がり言ったことは、今頃元ヤンの奥方にこっぴどく叱られていることだろう。
すべてオヤジのせいではない。
「最後の砦」で戦いを挑んだヘナチョコ先生が悪いのだ。

Cちゃんへ。
本日モミモミのヘナチョコ先生は、とても酒臭いと思います。
でも、邪な心を秘めて、熱心に揉むことでしょう。
貴女も昨夜はダメダメになりましたが、蟒蛇悪魔の意地をみせて、言葉のパンチをかましてやって下さい。
打たれてなんぼのスチャラカグループの試練を与えてやって下さい。

以上、業務連絡でした。
終わり。

11:19:36 | mogmas | | TrackBacks

March 28, 2006

超強烈!!バーバーパパ

昭和の酔っぱらい、「唾三十郎」こと悪魔ナンバー5の刈り魔王「バーバー」くんは、飲み過ぎて顔がパンパンのアンパンマンになろうとも、健康には一応気を使っているようだ。
そんな彼のリクエストに応じ、「キムチ納豆バーバースペシャル」が誕生した。
見た目も旨そうなので写真を撮った。
画像の表示キムチと納豆に、叩いた山芋と卵の黄身が加わり、栄養たっぷり元気が出そうだ。
Cちゃんがかつて「とろきつね」を命名したように、「バーバー」くんもこのメニューの名前を付けたいと言う。
で、彼のセンスでは、「ギンギン納豆」「ビンビン納豆」がいいらしい。(そんなにギンギン、ビンビンになっているのなら、一度見せてもらおうじゃないかぃ)

却下。

しばらくは「キムチ納豆バーバースペシャル」でいいです。
お試しを。

当店は3月の初っぱなから臨時休業を頂き、現在営業日数は17日だ。
そのうちの12日も通い詰めてくれた男が「バーバー」くんである。
かつてこのようなことは、伝説の男「ウッチー」をおいて他にない。
ありがたいことではあるが、少々心配でもある。
なぜなら彼はよく飲むからだ。
誘われれば来てしまうし、来たらしっかり飲むのである。
そしてテンションが上がり、20代にも係わらず、昭和の酔っぱらい「唾三十郎」に変身する。
だが今夜、彼を育て、彼が超えられない大物がモグランポデビューした。

仲間と盛り上がり、一度店を出た「バーバー」くんが、出戻りで帰ってきたのは10時半を過ぎた頃。
店にはストレスと悩みを抱えて、オヤジにガツンと言われたい煩悩男のY店長一人だけだった。
実は仙台出身の「バーバー」くんのお父さんが、東京に仕事で出てきたついでに、わざわざ千住まで息子の行きつけの店を視察にくるというのだ。
出迎えに出た彼とともに入ってこられた男性は、齢60歳になるというのに若々しく精悍で、一瞬にして店内をみちのくワールドに塗り変えてしまうほどの圧倒的なパワーの持ち主。
彼からはお父さんの風貌が一応伝わっていたが、実際お会いすると、なぁるほどと納得する。
スタア・ニシキノと谷隼人を足して2で割ったような、やり手の代議士然とした顔に、吉幾三のテンションが加わった、国分町の帝王と自ら宣うように、ユーモアと強引なオーラを発散して、一同をヘロヘロにぶちのめす。
お父さんは、自分は「バーバー」くんの兄だと自己紹介し、弟が面倒かけてますという姿勢を基本的には崩さず、チッチキチーの関西人すら遠慮しそうなどエロなことも平然と口にし、約1時間半ほどの間、一時もテンションは下がらず、みちのくマシンガントークは衰えなかった。
さすがの昭和の酔っぱらい「唾三十郎」もぐうの音も出ず、オヤジやかあちゃんも一刀両断、悩める男のY店長の悩みなど吹っ飛ばす、エネルギッシュなおじさんは吠えまくった。

結局お父さ、いや、お兄さんは、息子の、いゃ、弟のために、「仁風」のボトルを2本入れ、1本に自分のサインを手慣れたように入れ、女房はクリスチャンで自分はディオールだとか、完璧なオヤジギャグをかっ飛ばし、息子、いや、弟の、アルカイダのような無差別女漁りを危惧し、女関係は逐一報告してほしいと固く言い残し、すっかり意気消沈した悪魔無5号を従えてお帰りになった。

後に残ったY店長と3人、「ふぇ〜、すっげぇオヤジだ・・・」とため息と賞賛で、しばし会話もなかった。
しかし、あの親父にしてこの子あり。
さすが若くして悪魔ナンバーを名乗るだけのことはある。
親の教育がよくできている、すばらしい。
あんなにして息子、いや、弟と酒が飲めるなんて、羨ましい。
いつも悩めるYくんも、いい出会いだったなぁと感激し、くよくよしていたのはバカみたいだったと、みちのく親父に感謝した。

だが、きっと明日の朝の「バーバー」くんは、顔がパンパンのアンパンマンになっていることと思う。
酒臭い息で、仕事がんばれよ!!
親父、いや、お兄さんによろしくな。


09:08:00 | mogmas | | TrackBacks

March 27, 2006

未確認生物を確認

「ロボ・ネッシー浮上せよ」というテレビのドキュメンタリーを見た。
「ネッシー」とは、もちろんスコットランドのネス湖に生息していると言われる、謎の水棲生物のこと。
古くは1400年も前からその存在を取沙汰され、偽物、やらせ、誤認などもあわせ、多くの伝説がある、世界でもっとも有名なUMAだろう。
オヤジはこういう胡散臭いロストワールドが大好きだ。
なぜスコットランド人のジョニーさんに、今までネス湖のことを聞かなかったのだろうと悔やまれる。
次回いらした時には、質問攻めにしてしまうかもしれない。

ネス湖は、どんよりと不気味な湖という印象が強いが、長さは37キロメートル、幅は平均1.2キロメートル、水深は平均180メートル、最大で270メートルもある。
ベムラーやジラースが隠れても余りあるほどの、巨大な水たまりだ。
一部で海に繋がっているとか、洞窟が遥か地底湖まで続いているとか、色々云われているが、濁った湖底は未だに未知の世界のままだ。

ドキュメンタリーは、新たなネッシー伝説を作るべく、映画の特撮技術者や元海兵隊員、プロのダイバーなどが密かに集結し、4.8メートルほどのメカ仕込のネッシーを湖に登場させ、演出しようというものだ。
プレシオサウルスをモデルに作られたネッシーは、「ルーシー」と名付けられ、様々なトラブルを乗り越えてネス湖デビューすることになる。
潜航、浮上、口の開閉、首振りなどの動作は、3人のダイバーが水中で行い、観光シーズンの9月の湖に人の目につくように現れ、謎を提供する。
ネス湖を知り尽くしているという観光船の船長まで巻き込み、船の乗客達にも目撃させ、騙すことに成功する。

この番組の中で、スタッフは誰も本物のネッシーが存在しているとは思っておらず、不気味な水中での作業もビジネスライクにこなしていく。
何よりも、大勢のその道のプロを雇って、騒乱罪ともいえるプロジェクトを発案したのは誰なのかということには一切触れていない。
かなりの費用だってかかった筈なのに、まるでそのスポンサーは謎のままだ。
ネス湖観光協会がやったのだとしたら、もはや完全にネッシーは存在しないと認めたようなものだ。
なんとなく吹っ切れないまま番組を見終わった。

鹿児島の旅で、もし天気やアクセスがよければ行きたかったのは、指宿のちょっと先の池田湖だった。
ここには現にタイヤチューブのような大ウナギが生息し、一頃は怪獣「イッシー」の目撃情報が飛び交ったものだ。
地元の人に聞くと、最近はすっかり「イッシー」も影が薄くなり、なんかいるらしいというモヤモヤ感はあるものの、古代の恐竜の仲間や、得体の知れない怪獣だなどとは誰も思っていないようだった。

そんな中、店に未確認の野獣が現れた。
その正体は、刈り魔王「バーバー」くんに料理された「ヒトリモン」だった。
「野獣のような髪型」の結論がコイツだ。
画像の表示
かくてまたこの世から、謎のUMAの存在が否定されたのである。

14:11:40 | mogmas | | TrackBacks

March 26, 2006

桜情報-1

モグランポのある路地の2軒奥に、もうかなり咲いている桜がある。
近頃はカメラを持って路地裏散策をしている人が結構いるので、この路地裏の桜を見逃さずにシャッターを切っている「カメラマン」の姿を何人も見かける。

数年前はこの桜は花の付きがあまりよくなかった。
というのは、野良猫が多い時には20匹以上も徘徊していて、桜の根元にせっせとオシッコを引っかけ、あたりはなんとなく臭かったのだ。
午後になると決まってこの野良猫どもにエサをやりにくるババアがいて、猫どもはどこからともなく集まってきて群れをなした。
モグランボの入り口が開いていると、目を光らせた猫がスキを伺うようにじっと見つめていたものだ。
きっと鰹節の匂いを嗅ぎ付けたのだろう。
掃除をしている時に何度か店に入られたが、そんなときは箒でひっぱたいて追い出した。
動物虐待というなかれ、埃だらけの薄汚い野良猫はエイズだといも言われていて、目がつぶれていたり、足を引きずっていたりと、悲惨なことこのうえなかった。
増えすぎた野良猫に困った近所の人たちは、保健所や役所に相談したり、生活保護を受けているという猫ババアに直接文句をいいに行ったりしたのだ。
飲食店だからと担ぎだされたオヤジは、ババアと直談判したが、聞く耳も持たず、因業な顔つきで睨みつけられ、怒鳴られた。

そうして、なす術もなく数年が過ぎた。
しかし、ババアも寄る年波に逆らえなくなったのか、めっきり姿を見かけなくなり、猫の大群もしだいにその数が減っていった。
自然淘汰か、誰かが何かをしたのかは不明だが、すっかりおとなしくなった野良猫は、ときおりオヤジの顔を恨めし気に見つめるだけで、店に入ってくることはなくなった。
やがて桜の木は勢いを取り戻したのだ。

画像の表示桜に歴史有り。
この桜を「ネコション桜」という。

柳原の「田中屋商店」さんの前の桜は、やはりこの界隈で一番見応えがある。
大踏切から土手までの間で、最も花をつけていた。
咲くのが早ければ散るのも早いということだが、4月の2週目までは持つだろう。

画像の表示お酒が大好きな「一杯桜」である。

10:02:00 | mogmas | | TrackBacks