October 29, 2005
魚河岸で電子手帳を買う
千住の市場で売っているものは、魚介類や野菜、乾物だけではありません。肉やドリンク、ペットフードのほかにもいろいろなものが売られています。
ときどき、場外の露天で怪しげな物が売られていたりします。
お父さんたちのベルトや革の財布は定番ですが、時計や浅草の“パチモン・ショップ”で見かける雑貨やブランド品、はてはAVなどもラインナップされています。
ご幼少の頃から、そんないかがわしい店を覗くのが大好きなオヤジは、時々品揃えをチェックしています。
そして本日の掘り出し物はこれです。
CASIOのEX-word、2,980円也。
22辞書完全収録で白黒液晶の小型電子辞書。
もちろん取扱説明書も箱も保証書もなければ、裏面にはうっすら汚れもありで、バッタものか質流れ品か、ひょっとして盗品?
店のオヤジと根切り交渉もそこそこに、上記の金額でお買い上げ。
最近とみに老眼の進んだオヤジは、重い上に活字の小さな広辞苑や漢和辞典、英和辞典を引くのが辛くて、本気で電子辞書の購入を考えていた矢先だったので、出所不明の形落ち機械でも、実用に支障がなくてこの金額ならぜんぜんOKなのだ。
さっそく活用して、便利この上ない。
快適な辞書引きライフの始まりです。
さて、さっくりとお買い物をしている横では、魚屋のお父さんたちが肩を寄せて、AVの品定めに余念がない。
「もうちっとまかんないのケ」
「感じちゃうのはどれだっぺ」
などと陽気に交渉中。
まだ朝だというのに、ご苦労様です。
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