December 28, 2005

無性に食べたいもの

1月ほど前のこと。
「最後の砦」のカウンターで隣り合わせた青年が、千住大橋の駅のそばでラーメン屋をやっているということを聞いた。
そういえば市場の帰り道に、工事をしていた店があったと記憶にある。
以前もラーメン屋さんだったが、家賃滞納をして夜逃げしたらしい。
その場所で、どんなラーメンができるのか、ラーメン好きのオヤジは興味津々である。
「面は太麺で、あっさりした醤油系」田舎のおばあちゃんが作ってくれた手打ちうどんをイメージしたものだそうだ。
それはそれは、どちらかというと太麺好きで、あっさりよりはこってりな味噌系が好みのオヤジですが、ぜひ1度食べさせてもらいましょうと、その場は別れて早1月。
なかなかタイミングが合わなくて、行く機会がなかったが、先日ようやく食べてきた。

画像の表示京成線千住大橋駅を出て、日光街道を左にほんの少し行ったところにある「醤太」。

店主はこちらの顔を覚えていないようなので、あえて名乗らなかった。
ラーメンは「醤太ラーメン」650円のみで、トッピングが出来るようになっている。せっかくだから「唐ねぎ」というのをトッピングしてもらい、待った。
出てきたラーメンは、炒めたキャベツなどがのっていて、見た目には濃いめのスープで、辛そうなねぎが添えられていた。
食べた。
汗をかいた。
麺はうどんだ。しかも手切りのぶつぶつとしたうどんだ。
スルスル、シコシコの咽越しがない。
以上。

昔、ヒルズが出来る前の六本木の東日ビルの地下にあった、「突撃ラーメン」を思い出した。
味は似ている。
「突撃ラーメン」は無愛想な親父がやっていて、怪しげな唐揚げを上に乗せくれる太麺のラーメンだ。
旨くはないが、また食べてしまうようなラーメンだった。
あの唐揚げは怪しげだが、まあまあいけた。
スープを吸ってフニフニした感じが、まあまあ食べられた。

「醤太ラーメン」にはその怪しげさがないのだ。
ダメな人ははっきりダメ、そうでなくても、1度食べればもういいという感じなのだ。
今の時流に媚びてないのはいいと思うが、何かもう一つ、うーん、残念だ。
ドリンクメニューに「バイス」なんて置かなくてもいいから、もう一つ何か、うーん、がんばって下さい。

人ん家のことをいろいろ言うと、自分に跳ね返ってくるぞ。
いかん、いかん。
つくづくラーメン屋さんとカレー屋さんにならなくでよかった。
他所のお好み焼屋を食べ歩かなくなった最近でも、無性に食べたくなることがある。
本当に旨そうに焼けた豚玉が出来上がると、お客さんに渡さずに自分で食べてしまいたいと思ってしまう。
娘を知らない男にやる父親みたいな心境か。
可愛い豚子を人に食わせるくらいなら、自分で食ってしまおうってか。

Posted by mogmas at 10:27:00 | from category: 前頭葉発熱親父 | TrackBacks
Comments

悪魔のあっくん:

悪魔1号です。
今年、最後のコメントです。
まあ、言いたい事を自由に書かせてもらいました。
モグマスに 深謝! m(__)m

来年が皆様にとって良い年でありますように!

魔界から祈っております。

では、30日にお会いしましょう。(^^)v
(December 28, 2005 11:21:19)
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