June 13, 2006

李小龍は恋人と接吻する前にイタチの肉を食ったか?

「梅さん」は最近とっても静かで、とてもいい子の「イイコ・ジャパン」だ。
チッチキチーに豹変するのは、こちらに原因があるのではないかと思うほど紳士的で、なんでもよく知っている話題豊富な男だ。
そんな「梅さん」、大阪での子供時代は悪ガキで、ブルース・リーにはまって、脇の下に痣ができるほどヌンチャクの練習をしたらしい。

そして、謎をかけられた。
どういうキッカケかは忘れてしまったが、ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」の話になって、ブルース・リーが山でイタチの肉を食っていたと、「梅さん」は言うのである。
四つ足の毛のついた肉を丸焼きにして、ブルース・リーは貪るのだという。
このオヤジも、他ならぬ「ドラゴン怒りの鉄拳」についちゃちょっとうるさいが、イタチの肉を食っていたというのは記憶にはない。
あやふやなことをカマすと、あとで何を言われるかわからないので、ここはひとつ生き字引の力を借りることにした。
体脂肪も、腹筋も割れてブルース・リーと同じになったと豪語する、ブルース・リーマニアのkojikoji師匠に電話した。
彼曰く、「それはトカゲの肉で、そのあと恋人とラブシーンになるのだ」と。
でも突っ込んで聞くと、やや自信がグラつき、あとで調べるとのこと。
3者ともブルース・リーが何かの肉を喰っていたことは知っているが、それが何の肉かまではわからない。
仕方がない、これは帰りにTUTAYAさんに寄らねばなるまい。

そして、検証した。
師匠、霍元甲(フォ・ユァンジャ)の墓の傍らで焚き火をし、確かに丸焼きの肉を喰っていた。
画像の表示貪る!!
画像の表示なんじゃ、この怪し気な丸焼き肉は?
四つ足の形状から、爬虫類ではないと思われる。
また、調理するさいに尻尾は切り取ってしまったのか、トカゲのような尻尾は見当たらない。
また、頭が割と小さく、肉食獣のような歯が並んでいることから、イタチとまではわからないが、小型の獣であることは疑いの余地はない。
だいたい上海にあのサイズのトカゲが棲息しているのかは疑問だ。
しかし、いかに俊敏なブルース・リーといえども、すばしっこいイタチを素手で捕まえられるのか?
オヤジの見た目では、赤犬ではないかと思う。
中国では一般的だし、撲殺して喰っても自然かもしれない。
うーん、今イチ納得できない。
どなたか、コアなブルース・リーファンがいらっしゃれば、ぜひ教えていただきたい。

そして、官憲から追われて逃げているブルース演じるチャンは、怪し気な肉で腹ごしらえをしたあと、恋人(ノラ・ミァオ、可愛い!)と墓場で接吻をしてしまうのである。
画像の表示どことなく引いてないかい。
ヘンな肉を喰らったあとのキスですがな。
アチョォ〜、ブチュゥゥゥ〜、これがホントのキス・オブ・ザ・ドラゴン、なんちゃって。

えー、この映画では日本人はとにかく悪い。
芸者はストリップして、日本髪で着物なのにしっかりブラとパンツを身に着けているし、全然日本語は話さない。
仁丹はちゃっかりポスターで宣伝しているし、とっても武芸の弱い日本人ばかりなのだ。
ブルース・リーは、そんな弱っちぃ日本人をジェノサイドのごとく殺しまくるのだ。
冷静に見たら、師匠・霍元甲(フォ・ユァンジャ)の教えなどまったく守っていないし、暴走もいいところだ。
でもね、ヌンチャクも怪鳥のような声も、アクションもかっちょいいんだ。
見終わったら誰もが、声が裏返っちゃいますよ。

「梅さん」、どうしてくれるんだよ、ブルース・リー映画を全部見直したくなっちゃったじゃないかよ。
色々予定もあるんだからさ、イレギュラーは大変なんだぜ。
アチョチョチョ〜ッ!

Posted by mogmas at 09:35:00 | from category: 映画の引出し | TrackBacks
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(June 13, 2006 19:01:18)
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