June 25, 2006

あばら骨が折れた!?


当店の看板を照らす3本の照明器具の、真ん中の1本の電球が切れていることに昨日気づいた。
早速小僧の趣味と実益をかねて、秋葉原へお使いに出した。
1球1300円也のビームランプを2個と、電車賃とお昼代に5000円持たせた。
電球はちゃんと買って来たが、おつりは当然のように無かった。
ちゃっかり自分の好きなアニメソングの中古CDと、安っぽいUSBハブなんぞ買って、お昼は立ち食いですませたようだ。
「おまえ、それは横領じゃないの」
と問いつめると、「横領ではありませーん」とTUTAYAさんへ逃げていった。
なんだ、まだ余力を残してやがったか。
それはそれで、小僧にとっては計画的なのだろう。

1球2500円に跳ね上がった電球を持って、2階の屋根に上がり、エアコンの室外機を足がかりにして上から覗き込むと、なんとか手を一杯に伸ばせば電球を付け替えられそうだった。
幅20センチほどの笠木に腹這いになるようにして、上半身を乗り出して切れた電球を外した。
新しい電球をねじ込むとライトが点灯したが、次の瞬間、ブチッと言って電球が外れ、下に落ちそうになった。
あわてて掴んだそのとき、グリッといって、今度は左のあばら骨に激痛が走った。
なんとか電球を落とさず、身を引くことができたが、心臓の上あたりが痛い。
電球はネジ込みの元の部分の金具が折れて外れてしまっており、もはや器具自体を換えなければ電球は取り付かないようだった。
なんと、絵に描いたような「くたびれ損の、骨折り儲け」だ。

肋骨の捻挫は過去何回か経験があるので、この痛みは馴染みがある。
医者に行ったって、ただ湿布を張って、サポーターか包帯で固定するぐらいしかやりようが無いのだ。
つまり、放っておいて自然に治る以外はしょうがないってことだ。
しかし、こうも簡単に負傷するとは、オヤジのあばらと意志はまったく弱っちぃ。
以前、バイトしていた「ヨウコ」(小僧の同級生)に、背中と腰がダルイから乗ってくれといったら、加減もせずにドンとお尻を落とされて、肋骨にヒビが入ったことがある。
今じゃ「ヨウコ」は、オヤジのあばらを折った女としてブイブイいわせているらしい。

うーん、息苦しいし、屈むのも辛いし、アクビも咳も鼻をかむのも辛い。
笑いも禁物だ。
しかしそんなことにはお構いなしに、オーダーは入り、ひたすら焼き続ける。
「そばめし」作りはけっこう辛いが、肘の骨折でもやってこれたのだから、この程度で音を上げるわけにはいかない。
しかし、なんでもない動作に“ウッ”と痛みを堪えてしまう。
お酒は内部の消毒だから、ちっとはいいか。
経験上、1ヶ月くらいは不自由な痛みがとれないだろう。
まいったね。
高い電球になってしまった・・・。


Posted by mogmas at 12:45:21 | from category: 前頭葉発熱親父 | TrackBacks
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