March 17, 2007

そこの板っきれ、どかしてくれ


早朝の「あさま号」。
ほぼ満員で上野駅を出発。

荷物を置こうと棚をみれば、スキー板がバーンと載っていて何も置けない有り様。
今どきなんという非常識だ。
この邪魔くさい板っきれを置いた不届き者はどこのどいつだ!
前席と後席の乗客を見ても、どいつもこいつも知らん顔。
ムカッとして怒声をあげそうになるところを、かあちゃんに袖を引かれ思い止まった。

しかしこの怒りはおさまらん。
荷物を抱えたまま我慢していると、やがて車掌が来たので、これ幸いとばかりに邪魔な板っきれをどかしてくれと大声で告げた。

若い車掌がおずおずと後ろの客に注意を即すと、いかにも面倒くせぇといった顔の兄ちゃんが立ち上がった。
兄ちゃんは、ケバい彼女と2人の世界で肩を寄せ合っていたのだ。
オヤジの冷ややかな視線もどこ吹く風、板っきれを外に置いて戻って来ると、再び何事もなかったかのように、つけまつげが3メートルほどもある彼女の肩に頭をのせ目をつぶってしまった。

この兄ちゃん、また同じことをやるに違いない。
反省と後悔のないところには成長はないのだ。

これでやっと爆睡できると思ったら、斜め前のねえちゃんが、ハート型の鏡を取り出して化粧をはじめた。
しかも、ヒラメみたいな顔にスプレーを吹き付け、その霧と安っぽい臭いが漂ってくるではないか!
クククッ、大魔神が出現しそうだ!

キサマら、公共の場をなんと心得る!
そこへなおれー!



Posted by mogmas at 09:24:27 | from category: Main | TrackBacks
Comments

東八郎:

過去におあて、日本人程、礼と節を重んじ、恥じを知る民族はまれであった。しかるに戦後の貧しさも知らず、ひたすら金と豊かさのみを追い求めた今は右を向いても、左を見ても馬鹿とアホウしか居ない国になり下がってしまった。三島やシバが憂いた事が現実となった。残念!
(March 17, 2007 19:57:37)

元少年航空兵:

全くよ!
戦前の日本は悪い事もしたが、いい事も沢山したある。
ても、今はタメあるよ。
サムライ、とこにいる!
(March 17, 2007 20:09:25)

mogmas:

拙者、昭和のベロベロサムライでござる。
スーラータンメンたいすきね。
下を見ても上を向いてもアホぱかりね。
中でもいちばんのアホが拙者でござる。
(March 18, 2007 15:13:51)
:

:

Trackbacks