November 20, 2005
東京蟒蛇倶楽部・決起集会
なぜか、集まるときには集まるものだ。うれしい悲鳴を夜ごとあげるオヤジなのである。
第1の使徒はNくん一家である。
屋久島帰りのNくんのお土産は、黒麹造りの芋焼酎。
屋久島のウォークラリーに参加したNくんは、将来屋久島に移住したいと願うほど島がお気に入りだ。
娘のauちゃんはすっかりモグランポに慣れて、遊びながらもお手伝いしてくれる。来るべきアルバイト候補なのだ。
第2の使徒は沖縄帰りのユカちゃん。
VIPのラベルのある泡盛の古酒をお土産にして来てくれた。
はじめての沖縄はとてもよかったみたいだ。
そして第3の使徒は、真打ちヒトリモンだ。
この度正式にメニューに追加する泡盛「仁風」をケースで調達して来てくれたのだ。
明日の朝、飲み会のためだけに沖縄へ行くというヒトリモン。「東京蟒蛇倶楽部」の名を琉球の地にも轟かすことだろう。
さて、島がらみのメンバーと酒がいっせいに揃ってしまったら、もう飲らないわけにはいきません。
居合わせたAさんもご相伴にあずかり、「東京蟒蛇倶楽部」の緊急決起集会が開催されたのである。
メンバーの若手、Nくん夫妻とユカちゃんは、例によって「蟒蛇」の意味がわからないので、急きょ事務局長に就任したAさんとオヤジの解説で倶楽部の趣旨を知り、多少ビビりながらも参加表明するのであった。
次々に飲む酒はどれも旨い。
興が乗って来たところで、「東京蟒蛇倶楽部」に吸収された「手づかみカレーの会」の話題になった。
丁度、指導者ダイバダッタ・ヒトリモンがいるので、「スジコン・ネギ焼」用に煮込んでいた牛スジの1部を使い、デミグラスソースで味付けをした煮込みにカレー粉を足して、即席のカレーライスを作った。
ヒトリモンにお手本を見せてもらおうじゃないか、ということだ。
指3本でカレーとご飯を混ぜる。
ひょい、とすくい、
ぽんと口に放り込む。
熱いとか、ご飯がインディカ米じゃないと、粘ってだめだ、とか、師匠が不平を言う。
だが、そんなことはおかまいなしだ。次々に一同が試す。
ひょい、とすくい、ぽん。
ひょい、とすくい、ぽん。
キャーッ、可愛いユカちゃん、小指立てちゃって。
こうして研究熱心な我々は、明日の朝5時起きしなければならないヒトリモンのことなど忘れ、呑みかつ喰らうのであった。
か弱き乙女のユカちゃんも帰り、気がつけばヒトリモンは座ったまま舟を漕ぎ出した。
気の毒なAさんは、オヤジとともにヒトリモンを家まで連行する運命なのだ。
無事?家まで大酔っぱらいを運び、お詫びの印にAさんに“最後の砦”デビューをしてもらった。
午前2時で閉店の“最後の砦”に3時過ぎまで居座り、さすがに連日連夜のオヤジはお眠ちゃんだ。
さて、Nくん一家は無事帰れたろうか?
ヒトリモンはちゃんと起きて飛行機に乗れるのだろうか?
ユカちゃんは二日酔いでなきゃいいが・・・。
Aさんは明日の仕事は大丈夫なんだろうか?
人の心配をしながら、深夜のキッチンでなぜかチリビーンズを煮込んでいるオヤジは、それを食べたのかどうかもわからないまま、記憶を無くして布団に倒れ込んでいた。
ああ、「東京蟒蛇倶楽部」に幸あれ。
16:03:23 |
mogmas |
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