November 25, 2005

萌えよ、蟒蛇!!

オヤジから小僧へ引き継ぎ、10年余り使い続けてきた「林檎屋」の15インチCRTディスプレイが、ついにオシャカになってしまった。
中古の液晶ディスプレイを考えたが、古い林檎には何かと制約も多いし、それほど長い命ではないと思うので、無駄な出費は控えたい。
そこで考えたのは、この度我が家にやってきた「窓屋」のディスプレイを、老兵「林檎7600」と共用して使うという案。
「林檎7600」はほぼ退役しているので、頻繁に起動することはない。
1台のディスプレイを切替器を介し、「林檎7600」と「窓屋」とで共用すれば、最もコストがかからずにすっきりまとめられる筈だ。
余った「林檎7600」用のディスプレイは、小僧の「老林檎」につないで、目出たし目出たしだ。

そうと決まれば、安価な2回路のVGA切替器を手に入れるのみ。
あまり気はすすまないが、秋葉原へ行くことにした。

思った通り、中央通りは歩行者天国でごったがえしていた。
あちらこちらで人だかりが出来ている。
郷に入れば郷に従うオヤジは、最近常にデジカメをもって歩いているので、取りあえず参加してみた。

画像の表示画像の表示
「湘南瓦屋根物語」ってなんだ?  気の早いサンタ姉さんはなんの呼び込みだ?

出ました、メイド軍団。
画像の表示
逃げる街角アイドル。
画像の表示
追うAオヤジ。
画像の表示萌え、萌え、萌ええぇぇ・・・

これで我慢できなくなった青少年は、ハアハア息を切らし「メイドカフェ」に飛び込むのだろう。

画像の表示メイドのおやつ、挑戦メニュー、ゲームその他、多数あります!!
「憩いの広場・お宝市場」寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。

いけねっ、こんなことをしている場合じゃない。
急いで「ソフマップ」へ。
5000円弱の投資でVGA切替器入手。

家に帰り、ゴチャゴチャのケーブル類、アダプター類を引っかきまわして必要なものを発掘。
セットアップして、「窓屋」起動。OK。
老兵「林檎7600」起動。OK。
深夜、無事作戦は完了したのであります。

15:32:45 | mogmas | | TrackBacks

4半世紀の完結

とても楽しみにしていたことは、同時に、終わりの寂しさをもたらす。

28年前、なにがきっかけで劇場に足を運んだかは、もう忘れてしまった。
有楽町「日劇」。
地下には宝ジェンヌのやっている「明石焼」のお店もあった。
伝統のストリップティーズの劇場もあったと思う。
猥雑さと最先端とが同居する空間。
それが日劇。
その劇場で最初に目にしたのは、巨大宇宙戦艦が頭の上を悠然と通り過ぎるオープニング。
今までになかった映像体験。
決してお話が優れているわけではない。
むしろ陳腐な部類だと思う。
だが、その単純な活劇に、斬新な手法の特撮が加味されて、夢を見せてくれた映画、それが「スターウオーズ」。
胡散臭い超能力に「フォース」という名を与え、父と子の宿命の対決は、「星飛雄馬」よりも鮮烈に青春の一時期を彩った。

そして世紀末の1999年。
「サーガ」はついに最終章の幕を開け、もはや悲劇を待ちわびることが楽しみと化していた。
暗黒の予定調和に、不満な声もあるが、定めはすでに承知のことだ。
ミーハーに落ち入るのはそれほど作品に感化されている証。
なにも動じないのは、それまでの生業の成すところ。
幸い過去を引きずリながらもがく己は、真っ先に嬉々として深夜の街を劇場に向かって疾走した。
ムーブメントとして参加する若人と違い、静かに事の成り行きを見守る世代は、玩具の刃を振り回したりしない。
だが、おなじみの音楽が鳴り響き、宇宙空間に文字が流れ出すと、感慨に震えることを押さえられない。

そして、ついに完結の時を迎えた。
かつて考えもしなかったDVDというメディアに、すべての答えが凝縮されている。
手に入れるのは当然の帰結である。
さて、いつ禊ぎの上映を行うものか。
この日のために、といってもいい、100インチのスクリーンがある。
1本2時間として、×6本。12時間の連続上映だ。
誰にも邪魔はさせない。
浸りきることが、28年間の総括なのだ。
「ジョージ・ルーカス」という人の生き様を、この目に焼き付けようじゃないか。
すべては「フォース」と共にある。
エンンドロールの向こうに何が見えるのだろうか。

09:31:00 | mogmas | | TrackBacks