November 04, 2005
オヤジ世代のハリーといえば・・・
眼鏡のポッターくんよりタフで、悪党どもに容赦しないハリーといえば、サンフランシスコのはみ出し刑事ハリー・キャラハンであります。「ダーティハリー」といえばクリント・イーストウッド。
吉田拓郎の「加川良の手紙」でも歌われた、イーストウッドのアカデミー賞受賞作「ミリオンダラー・ベイビー」をDVDで見る前に、予習・復習。
許されざるオヤジが見るのに打ってつけの1本。
映画館で「ミリオンダラー・ベイビー」を見たあと、なぜか「許されざる者」を見たくなって、借りるのもなんだし、思い切って買ってしまった。
こちらも1992年度のアカデミー賞4部門を受賞した傑作。
西部劇好きのオヤジの心をつかんだ、イーストウッド渾身の監督作。
必見です。
クリント・イーストウッドほど昔から変わらずヒーローを演じている役者が今どれだけいるのだろうか。
1959年スタートのTVシリーズ「ローハイド」のロディが最初の出会い。
その後「荒野の用心棒」「夕日のガンマン」と今までの正統派のウエスタンとは違う、ニヒルでどこか薄汚れた主人公に“かっちょいい”とハマリ、1971年公開の「ダーティハリー」で完全にブレイク。
その後も監督、主演と現在まで非常にクオリティが高く、含蓄のある映画を作り続け、イーストウッド作品はなんだかんだで総計58本もある。
75歳を過ぎても現役バリバリのいぶし銀の魅力を見せてくれる。
イーストウッド映画の魅力の1つに、主人公の口から発せられる熱く、汚く、キツ〜イ台詞がある。
「貴様はクソだ。クソは捨てられたり踏まれたりする。そうならないように気をつけろ」(ダーティハリー4)
「俺はお前ら全員分の酒を飲み、血を流してきた・・・」(ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場)
「俺は世間ではつまはじき者だ。神など知ったこっちゃないし、あの世もクソくらえだ」(トゥルー・クライム)
「神と富、一緒には仕えられない」(ペイルライダー)
「女も子供も動くものならお構いなしに殺した。今夜はお前を殺す」(許されざる者)
そして、「ミリオンダラー・ベイビー」にも通じる台詞。
「酸素吸入しながら生きて何になる?そんな姿で俺が死ぬのを見たいか?」(センチメンタル・アドベンチャー)
痺れちゃうって、こういう男のことじゃない!
言ってみたいけど、言われた日にゃ、死んでしまうしかない。
ねぇあんた、死にたくなかったら、とっととイーストウッドを見たほうがいいぜ。
11:31:00 |
mogmas |
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