September 30, 2005

生まれながらの常連さん

NくんとYちゃんは、最初に来店してくれた時はまだ結婚していませんでした。
とてもういういしいカップルでした。
カウンターの向こうの彼らを何度か見ているうちに、この二人は一緒になるな、と思いました。
その通り、結婚式を挙げた彼らの写真を見せてもらったのは、それほど後のことではありませんでした。
月1ペースで来てくれる二人の、Yちゃんのお腹がしだいに大きくなっていき、そしてほどなくして、気持ちよく酔ったNくんが現れ、携帯の写真を見せてくれました。
それがauちゃんとオヤジの初めての出会い。
しばらくYちゃんが来られないのは、しごく普通のことでしたが、なんと、半年もたたず、愛娘auちゃんを抱いたYちゃんとNくんの家族が来店してくれたのです。
思わずかあちゃんは涙ぐんじゃいました。
オヤジももう店を閉めて、飲むかと思ったものです。

そしてそれから、早2年とちょっと。
本当に子煩悩で、お酒も好きなパパとママ。来るたびに新しい言葉を覚えているauちゃん。
彼女こそ、生まれながらのモグランポ常連さんなのです。
これからも、末永くよろしく。
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落書きも親と子の成長を物語っています。

22:43:00 | mogmas | | TrackBacks

ヘビ女VS大イタチ 赤門寺決戦

来る10月1日〜2日「第6回千住エキゾチックフェア」が、北千住駅西口商店街で開催される。
会場の1つ、赤門寺(勝専寺)の「時の鐘」が再現されるそうだ。
1日2回、午前11時と午後5時、梵鐘が鳴り渡るらしい。
 
子供の頃、赤門寺のお閻魔様がちょっと怖かった。
赤ら顔の巨体で睨まれると、嘘もついていないのに舌を引っこ抜かれそうで、そそくさとお賽銭を放り投げて、その場から立ち去った。
当時は境内も広く感じ、縁日が立ち、見世物小屋なども出来ていて、たいした賑わいだった。

見世物小屋の名物はヘビ女だ。
「人外魔境の山中で、大蛇に育てられた哀れなヘビ女」
今じゃ人権擁護団体とか女性のためのなんとか団体が目を光らせているので、とても当時のコピーでは興行できない。
入り口の上に、おどろおどろしいタッチの絵で、ヘビ女の生い立ちが描かれている。小屋の隙間から、白い身体をうねらせるヘビ女の後ろ姿がちらっと見えて、ガキどもはドキドキしたものだ。
なけなしの木戸銭を、胡散臭い呼び込みの親爺に払い、一列に並んで小屋の中へ。
手すりのある順路に従って、ぞろぞろと小屋の中を見て回る。
鬱蒼としたジャングルのような、はたまた断崖絶壁の岩山のような、南洋の島とチベットの山中を同時に体験できるような装飾と書き割りの数々。垂れ下がる茂みの間から、哀れ鉄格子の中に入れられたヘビ女が見える。
下半身をすっぽり台の中に隠したヘビ女は、やけに白い身体の前に長い髪を垂らして胸を覆い、うねうねと身体をくねらせていた。
いかに当時のすれていない小僧でも、なんかヘンだということは一目で分かった。
しかし、昭和のガキは突っ込みもするどい。
「やい、ヘビ女。箱から出て来てしっぽを見せろ!」
だれかが叫ぶと、
「そうだそうだ、出てこい出てこい」とみんなが囃し立てる。
大人の見物人はにやにやしている。
そこへ,件の呼び込み親爺が飛んで来て,
「ああ、ぼうやたち、そんなことを言うもんじゃないよ。ヘビ女を怒らせたら丸呑みにされてしまうよ」
と必死で取りなす。
悪態をついて出口へ向かうガキども。その目の前に立て掛けられている巨大な一枚板。その中央に滴れている真っ赤な液体。
キャプションに
「鞍馬の大イタチ」とある。
ぐうの音も出ないガキどもは、“こんなもの見ないでアンズ飴でも買っときゃよかった”としょんぼりして小屋を出るのであった。

後日談。
小屋を撤去する様子を見ていた悪ガキのレポート。
あの、おりの中にいたヘビ女が洋服を着て、くわえ煙草で2本の足で歩いていたということだ。
やっぱりな、と頷き合う昭和のガキども。
今はなき、思い出の一コマでありました。

追伸、縁日の立つ夜は、当店はヒマであります。
みなさん、縁日の生焼けのお好み焼きにそそられるようで・・・。

14:07:00 | mogmas | | TrackBacks

なっとく、なっとうますたー

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マウスと一緒のこいつはなーんだ?

刺す又ではありません。
いぼいぼ音叉でもありません。
新型USBメモリーではぜんぜんありません。
もちろん怪しい道具ではありません。

最近愛用の納豆まぜまぜ棒であります。
さて、奥さんお立ち会い。
どんな不器用な人でも、これさえあればいとも簡単に納豆がいい感じで糸を引いちゃいます。
しかも横着な人なら、箸を汚すことなくこれで全部食事を終わらせることも可能です。

さあ、いまなら特別サービスとして、丸一日履き通した営業マンの靴下をお付けして、350万両でお分けします。
お電話はフリーダイアル0120のナットウクサクナイ71093971まで!(真っ赤なウソです。くれぐれも電話はしないで下さい)

しかし、当店ではこの納豆棒を使っておりません。とくに理由はありません。しいて言えば、オヤジが耐久テストをしている最中とでも申し上げましょうか。
店では文明の利器、箸を使い誠意を持ってまぜまぜしております。ご安心ください。
ですから、Cちゃんの旦那さんが言うには、「モグの納豆が旨いのは、オヤジのまぜかたに秘密があるに違いない」とのこと。
まあ、納豆マスターとでも呼んで頂きましょうか。
その一方でCちゃん旦那は、ドラフト・マスターのオヤジのことを、「ドライ・マスター」と呼ぶのです。
わしゃクリーニング屋さんかいっ。
今度ネクタイとワイシャツを、鉄板の上でパリッとさせてやろうと思います。
乞うご期待。



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September 29, 2005

ギャハァ、たまらん、オヤジ殺し〜

アッヒャッヒャッ、我慢できなかったァ。
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封を開けたとたんに薫る、香ばしいさとうきびの風。
ざわわ、ざわわ、ざわわ・・・。

口に含んだ瞬間に広がる、柔らかくも刺激的なしびれ。40度以上のアルコールが醸す芳醇な後味。

お酒は20歳を過ぎてから、お酒が解るのは40歳を過ぎてから。
ああ、オヤジになってよかったァ。

23:00:00 | mogmas | | TrackBacks

上野の山の収穫-2

正確には上野の山じゃなくて、アメ横の一画なのだが、麓とおもえばいいでしょう。
「わしたショップ」上野店に探していたお酒があった。
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COR COR(コルコル)とはCORAL CORONA : 珊瑚の冠の意味。
沖縄・那覇からプロペラ機で約1時間。
一面緑のさとうきび畑の島、南大東島で作られた、純国産、無添加・無着色のホワイト・ラム、それが「COR COR」だ。
ラベル貼りから瓶詰めまですべて手作業のため、月産5,000本しか製造されない貴重なお酒。
社長やスタッフは若い女性、その感性でつくられた島のラムは、ストレートやロックで味わいたいと思う。

焼酎や泡盛も大好きだが、ラム酒も飲むのだ。
今は切らしてしまったが、焼豚などを作るときの隠し味や、ちびちび嘗めたりするのに「レモンハート デメララ151プルーフ」という、75.5度のラムを常備していた。
洋酒にはまるときりがないんだよねぇ。
ああ、もう乾いちゃって、乾いちゃって・・・。

22:49:00 | mogmas | | TrackBacks