February 22, 2006
カレーなる商売
朝、仕込のために店の戸を開けると、プーンと漂ってきた匂いはカレー臭だ。しかもかなり濃く残っている。
“ここはカレー屋さんか”とつぶやいてしまうほどスパイシーな匂いだ。
スチャラカカレーで勢いがついてしまったため、昨夜俄に、在庫の材料で作ってしまったのだ。
初めて使うカレー粉は、加減がわからず、結構辛い。
合羽橋の食材屋さんで、「どっちの料理ショー」で使用されたカレー粉とPOPに書かれていたので、試しに買ってみたのだ。
表も裏も戸を全開し、空気の入れ替えをしてカレー臭を消したつもりだったが、再び夕方店に戻ると、まだ匂いが消えていない。
これじゃあカレー屋さんに商売替えしたと思われてしまう。
換気扇をつけ、エアコンを動かし、うちはお好み焼屋でっせと鉄板に火をつけた。
なんとか知らん顔して営業を続け、9時頃になって「ミカ」ちゃん夫婦が来たので聞いてみたら、カレー臭はしないという。
ようやく匂いはまぎれたみたいだ。
一日の仕事が終わると、バンダナをかぶっていても髪にはお好み焼の匂いがついている。
もしカレー屋さんだったら、もっと強く匂いは染み付いているだろうから、ちょっとシャワーを浴びたくらいじゃ落ちないかもしれないな。
まさに薫り高き職業だ。
カレーなる仕事である。
23:30:36 |
mogmas |
|
TrackBacks