August 21, 2006

ヨクジョウ・オヤジ

  
近頃オヤジはボヤッとしている。

いや、性格のことではない。
右目の端がカスミがかかったようにボケて、違和感があるのだ。
2週間ほど前から、とくに眼鏡をかけると感じていた。
東急ハンズで買った安いド老眼鏡のせいかもしれないと、いささか心配になって近所の眼科へ出かけた。

眼科医から「これはヨクジョウヘンだね」と言われ、「え、なんだって、欲情変 ? 」と聞き返してしまった。
あまりに清く正しい生活をおくっていたせいで、ちょっとしたことに欲情して変になってしまったというのか ?
それほどシジュウクサイ男の心は脆いのか ?
すると眼科医は、メモ用紙に漢字で書いてくれた。

「翼状片」


翼状片とは「三角形の形をした白目の組織が黒目に侵入したもの」で、はっきりとした原因はわかっていないが、日光、特に紫外線によく当たる人や、ほこり、風の強い環境にいる人に起こりやすいといわれている。
翼状片が小さく、症状がなければ治療の必要はないが、翼状片が赤くなり、炎症を起こしている場合には点眼薬で炎症を抑える。
また、翼状片が瞳孔にかかれば、著しい視力低下をおこし、それほど大きくならなくても、乱視が強くなり視力が下がることがある。したがって、ある程度大きくなれば、翼状片を切り取る手術が必要になる。
手術は目薬の麻酔で行い、30分程度で終わるが、翼状片は手術後に再発することがあり、年齢が若いほど、翼状片が小さいほど再発しやすく、再手術が必要な場合もある。  

これはまた、どえりゃぁかったるいことでにぁの・・・。
しかもオヤジは20数年前に、当時ようやく行われたばかりのサイボーグの改造手術のようなR・K(近視矯正)手術をうけていて、角膜に放射状の切れ目が入っており、その切れ目に組織が侵入しているということで、普通より手術は面倒くさいらしい。
取りあえず今のところは、1日4回の目薬で炎症を抑え、症状の進行を遅らせるということになった。
それよりも、さらに一段と老眼が進んでいて、5年ほど前に作った眼鏡の倍の度数の老眼鏡が必要になっていたことがショックだった。
これもR・K手術の後遺症の一つだろう。

身体中あっちもこっちが少々難ありでございます。
でもしかし、欲情して変になったわけじゃないからまあいいか。
変態さんになってしまったら、お好み焼なんぞ焼いてられませんから・・・。
さあ気分を変えて、新しいジャン・レノみたいな眼鏡を作りましょうかね。


14:42:24 | mogmas | | TrackBacks