August 04, 2006

千住沈没 !

  
「週刊ポスト」8月11日号の特集記事『8月「巨大台風」「荒川決壊」で東京が水没する』という特集記事によると、今年の長梅雨・集中豪雨などの異常気象は、欧州ーシベリアーオホーツク海の上空に,それぞれ高気圧、低気圧、高気圧が居座る現象「シベリア・エクスプレス」が原因だと考えられ,これが8月に再び起きれば、また日本各地に集中豪雨をもたらす可能性が大だという。
今や日本の気候は亜熱帯化しているので、100年に1度の確率の1時間に100ミリ以上の雨も頻繁に降るようになるらしく、長雨で保水力が限界になった山林と満水のダムという状態に、台風や豪雨が襲ってきたらどうなるのか・・・。
関東で河川が氾濫したら、一番決壊するおそれのあるのは荒川で、「荒川下流河川事務所」の99年のシュミレーションによると、北千住付近の堤防が決壊した場合,千住はあっという間に4メートルの水底に没し、下町3区(足立、台東、荒川)はわずか6時間で水没、地下鉄路線を濁流が走り,銀座・大手町も水浸し、六本木・新宿歌舞伎町では下水があふれ、し尿やゴミ,ネズミの死骸や害虫などが疫病を媒介する危険が増大,都市機能は麻痺し,日本経済は大ダメージを被るという。

どうする ! お好み焼いてる場合じゃないぞぃ。
20日ぶりに沖縄から帰ってきた「「ヒトリモン」先生の自宅は水没しているわ、せっかく引っ越した「バーバーくん」や「クロダ」くんのアパートは無惨に流されてるわ、「最後の砦」はほんとに最後になっているわで、もうワヤですがな。

南千住の汐入公園の外れに残されていた水門跡の説明書きを見ると,江戸時代からたびたび氾濫した川の治水のために運河を造ったとあるが、ひとたび溢れた水は、一直線に浅草へ流れていったそうだ。
現在ではアスファルト舗装と地下鉄が災いして,水は大地に染み込まず,高みから下へ一斉に流れていってしまう。
一昨年の大雨の時、北千住駅の東西の駅前と、旭町商店街、土手の付近は足首が潜る以上の水浸しだったことを考えると,この「ポスト」の記事はあながち週刊誌ネタと片付けられない。

かといって、個人で出来ることはたかがしれている。
唯一の希望は、酔っぱらいの晴れ男のみである。
8月の間中酒を控え、北欧神話の「トール」かX-MENのハル“ストーム”ベリーよろしく、天空を睨みつけ、不穏な雲を寄せ付けないように務めなければ。
千住の民を守るため、今夜からお掃除ビール一杯で済ませよう。
まあ,先日医者から中性脂肪が高いから、酒を控えなさいと言われたことでもあるしね・・・。

11:23:00 | mogmas | | TrackBacks